[管理番号:12566]
性別:女性
年齢:65
病名:右乳癌ステージ4
症状:
投稿日:2025年03月21日
こんにちは、田澤先生 よろしくお願いします。
私は2022年の夏に右乳癌(右乳房内側上部に4cmの腫瘍)T2N1M1、両側多発肺転移、ステージ4と診断されました。
ホルモン陽性、HER2陰性、Ki67は30%、当初から手術の適応はないとのことで腫瘍内科の医師のもと、すぐに分子標的薬を加えたホルモン療法が始まりました。
使用した薬剤は次の通りです。
①ベージニオ(50㎎) レトロゾール 2022年8月~2023年5月
②ベージニオ(50㎎) アナストロゾール 2023年6月~2023年7月
これらの薬は肝機能数値上昇により中止
これらの薬剤使用中(2023年6月撮影)のCT検査は腫瘍径2.1㎝に縮小、両肺転移も縮小傾向あるいは消滅、リンパ転移につい
ても10㎜をこえて腫大しているものはないという結果でした。
③アフィニトール エキセメスタン 2023年10月~2024年10月
2024年10月のCT検査の結果、腫瘍径が約1㎝増大したため使用中止
④イブランス(125㎎) フェソロデックス 2024年11月~現在(2025年3月)継続中 2025年2月のCT検査の結果(両薬使用後3か月)、リンパ節転移部分が少し大きくなり肺の一部に癌かどうか分からない影があ
るとのことで5月のCT検査で悪化していた場合抗がん剤に切り替えるとのことです。
ホルモン療法薬を複数使用して効かなくなった場合、癌は悪性度を増していると聞きました。この段階での私の癌は手術が可能でしょうか。
可能であるなら先生に手術をお願いしたいと思います。
まず、セカンドオピニオンをお願いしたほうがよろしいでしょうか。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
質問者には残念なことに…
ここでも極めて消極的な治療が選択されています。
ホルモン療法薬を複数使用して効かなくなった場合、癌は悪性度を増していると聞きました。この段階での私の癌は手術が可能でしょうか。
可能であるなら先生に手術をお願いしたいと思います。
⇒手術は可能だと思います。
ただ抗癌剤既往が無いので「抗癌剤が有効」と考えるので、順番としては「抗癌剤3か月」⇒(おそらく)肺転移は「かなり縮小してコントロールされる」⇒ここで手術がいいでしょう。
Key Drugはanthracyclineとtaxane
抗癌剤としてはECもしくはbevacizumab/paclitaxel その「どちらか」を術前に行い(術後に)「術前に選択しなかった方」を行うとcCRの可能性は十分に考えられます。
可能であるなら先生に手術をお願いしたいと思います。
まず、セカンドオピニオンをお願いしたほうがよろしいでしょうか。
⇒セカンドでもいいですが…
その場合には「まさに」本日の回答通りとなるので、時間の無駄とも言えます。
単純に…
上記のご希望であれば、「手術相談メール」してください。(この場合、手術前に3か月相当の抗癌剤が先行となりますが、手術相談メールで構いません)
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/4/7
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