[管理番号:12561]
性別:女性
年齢:40
病名:浸潤性乳管癌
症状:
投稿日:2025年03月17日
はじめまして。昨年12月に駐在中のベトナムの病院にて右胸の乳がんと診断され何もわからずただただ落ち込んでいる時にこちらのサイトを見つけて日々勉強させていただいています。
今年1月に日本へ帰国し、○○大学病院にて先週全摘手術を受けました。
【術前病理診断】
『IHC』
ER: Allred score Ts8=PS5+IS3
PgR: Allred score TS8=PS5+IS3
HER2: score2 (その後フィッシュ式にて陰性確認)
Ki-67 index: <5%
ステージ1
ルミナールaライク
ベトナムでは浸潤癌が1つ1.2センチ、その近くに非浸潤がん(こちらは生検していなため、良性かもしれない)が1センチ以下が1つと言われていましたが、大学病院では2センチ以下くらいの物が1つかな、と言われました。
センチネル生検で1つに1ミリの浸潤が確認できたと術後主治医から説明があり抗がん剤もほんの少し念頭に入れて相談しましょうと言われました。
とても不安です。
質問1)術後の病理検査で大きく結果が変わり、ホルモン療法に抗がん剤上乗せになる可能性は高いのでしょうか?
こちらのQ&Aでは微小転移だから抗がん剤上乗せなどは無いと先生は回答されているのを何度か目にしました。必要ならオンコdxもお願いしようと思っています。
またベトナムの病院ではMRIとマンモ、エコーで左側にも少し怪しい物があるが小さ過ぎて生検できないため日本の病院でよく見てもらってください、と言われそのことも伝えているのですが、日本ではエコーでもMRI、CTでもうつらないようで一旦左は忘れましょうと言われていることも不安です。
月末に術後病理検査の結果とその後の治療方針のお話しを受ける予定ですが、早々に近くのクリニックへと紹介されて終わる可能性があります。
そしてそのクリニックでは右胸は上記のような状態にも関わらず、クリニックの先生はエコーやマンモの結果を見て、『ベトナムで生検でがんと診断されているからそういう見方をすればそうなのかなぁ』と申し訳ないのですが頼らなく感じてしまいました。
2年前にもやもやっとした物があったのに、生検せず良性と言われそれが悪性になることはないと診断を受けたのに2年後に浸潤するまで成長した癌が見つかったことでの不安も大きいです。
あの時こちらの病院を知って先生に見ていただけていたら、、、と思ってしまいます。
先生に術後のフォローと左胸の診断をお願いしたいと思うのですが、見ていただくことは可能でしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
質問1)術後の病理検査で大きく結果が変わり、ホルモン療法に抗がん剤上乗せになる可能性は高いのでしょうか?
⇒微小転移で(文面からは)腋窩郭清の追加も内容なのでリンパ節転移が4個以上ということはないようです。
であれば、「抗癌剤ありき」という必要は全くなくluminal typeなのだから当然「OncotypeDX」しましょう。
♯リンパ節転移は抗癌剤すべきかとは無関係です。(ただし4個以上の時には抗がん剤が不要というエビデンスに乏しいので、その場合には抗がん剤の適応となります。
こちらのQ&Aでは微小転移だから抗がん剤上乗せなどは無いと先生は回答されているのを何度か目にしました。必要ならオンコdxもお願いしようと思っています。
⇒その通り
先生に術後のフォローと左胸の診断をお願いしたいと思うのですが、見ていただくことは可能でしょうか?
⇒無論、問題ありません。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/4/2
***
質問者様から 【質問2】
組織診報告書(現状)と今後について
性別:女性
年齢:40
病名:右乳房上内側部乳がん
症状:
投稿日:2025年04月01日
前回の質問にもお返事ありがとうございました。
先生のお返事が毎日泣いて過ごしていた私へ安心を与えてくれます。
術後の病理検査結果も出たため、私の状況がどうなのか教えていただきたく再度質問を送らせていただきました。
以下術前、術後の病理検査結果になります。
【術前病理診断】
『IHC』
ER: Allred score Ts8=PS5+IS3
PgR: Allred score TS8=PS5+IS3
HER2: score2 (その後フィッシュ式にて陰性確認)
Ki-67 index: <5%
【術後病理検査結果】
病理診断:Incasive ductal carcinoma, right breast. Bt scirrhous type invasive size; 13*10*(8)mm, IDC+DCIS size; 30*15*(8)mm f,Ly1,V0,pT1c
LN,pN1mi(sn);センチネル微小転移(1mm),Level 1(0/5)
「追加所見」
免疫染色施行
ER; PS5+IS3=TS8,90%
PgR;PS4+IS3=TS7,60%
Her2;Score 1+
mib-1陽性率:10%
「コメント」
右乳房全摘材料。センチネルに微小転移あり。
①④の結説部では、異型細胞が策状・小胞巣状に増殖する浸潤性乳管癌、硬性型をみ
ます。
浸潤部周囲には乳管内進展を伴います。がんは周囲脂肪組織に浸潤しており、
軽度にリンパ管侵襲をみます。静脈侵襲は認めません。癌浸潤部間質にはリンパ球浸
潤が見られ、
一部はTIL高度ですが、全体としてリンパ説Ⅰに転移はありません。
tubule formation3, nuclear atypia2, mitotic count1 histological gradeⅡ nuclear grade 1
ルミナールAの術前ステージはⅠからⅡAと上がりとても不安です・・・。
乳癌は根治するとは言わないとネットにも書いてあるのですが、
私は治らないのでしょうか?
また妊娠中の健診でHTLV1の陽性も受け白血病になる因子も抱えております。(母妹は陰性)
こんな私が子供2人も産み、(母乳は一切あげられず)乳がんにもなり、子供たちに申し訳ない気持ちと不安でいっぱいです。
それなのに元気に長く生きたいと願うのはわがままなのでしょうか?
ネットで調べては落ち込み、毎日不安で不安で仕方ありません・・・。
主治医には微小とは言え転移は転移として考えるため、ホルモン剤に抗がん剤の上乗せがどれくらい
効果があるか見ましょうということでオンコタイプを勧められたため現在結果待ち中です。
主治医の先生はオンコタイプで私の状況でも化学療法上乗せが高く出る場合もあるとおっしゃっていましたが、上記の病理結果で化学療法上乗せ効果高く出る場合
(mib-1陽性率:10%)を先生も経験されていますか?抗がん剤が上乗せになった場合
HTLV-1の因子が悪さをする可能性(白血病になること)も懸念していますがどうなのでしょうか・・・?
1年後には関東へ引っ越しをする予定で先生の所でお世話になりたいと考えています。
その前に左胸の確認(ベトナムで見つけられ小さすぎて生検不可と言われ、現主治医には一旦忘れましょうと言われています)
をお願いしたいのですが、生検で予約をさせてもらえば良いでしょうか?
右胸癌の現状況と今後の治療、HTLV1について、左胸の怪しい所・・・不安な事が多すぎてパンクしそうです。。。。
よろしくお願いいたします。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
大変失礼ですが…無駄な心配が多いようです。
ルミナールAの術前ステージはⅠからⅡAと上がりとても不安
⇒「微小転移は予後に関係しない」は、有名な事実です。
乳癌は根治するとは言わないとネットにも書いてある
⇒「言葉遊び」のようなものです。
単純に…
(比較で出すのも何ですが…)膵癌(のように激しいものであれば)5年無再発であれば「根治」と断言できる=(其の意味では、そのねっとでいう)「根治すると言える(確率は大変残念ながら非常に低いですが…)」のに対し、
乳癌は(そもそも大人しいので)5年無再発でも「晩期再発(確率はぐっと低くはなりますが)が存在する」=5年過ぎても、(何なら)10年、15年すぎても(現実には、もの凄い低頻度となりますが)超晩期再発が存在するので「なかなか根治と断
言できない」というだけの話です。
↑
上記「膵癌と乳癌」の記載を見て「膵癌は根治があるのに、乳癌は根治と(なかなか)断言できないから、膵癌が羨ましい」となりますか?? 言葉遊びに注意しましょう。
私は治らないのでしょうか?
⇒ほぼ「ステージ1」の人が「治らない=再発する」としたら乳癌の再発率が100%になりますよ? 冷静に考えましょう。
主治医には微小とは言え転移は転移として考えるため、ホルモン剤に抗がん剤の上乗せがどれくらい
効果があるか見ましょうということでオンコタイプを勧められ
⇒「OncotypeDXを勧める」ことは正しいですが、それは「リンパ節転移とは無関係」です。
たとえリンパ節転移がなくても(それとは無関係に)OncotypeDXはすべきものです。
主治医の先生はオンコタイプで私の状況でも化学療法上乗せが高く出る場合もあるとおっしゃっていましたが、上記の病理結果で化学療法上乗せ効果高く出る場合
(mib-1陽性率:10%)を先生も経験されていますか?抗がん剤が上乗せになった場合HTLV-1の因子が悪さをする可能性(白血病になること)も懸念していますがどうなのでしょうか・・・?
⇒HTLV-1陽性は無関係です。
普通にOncotypeDXの結果に従いましょう。(その結果を推理しても何の意味も無いですよ)
1年後には関東へ引っ越しをする予定で先生の所でお世話になりたいと考えています。
その前に左胸の確認(ベトナムで見つけられ小さすぎて生検不可と言われ、現主治医には一旦忘れましょうと言われています)
をお願いしたいのですが、生検で予約をさせてもらえば良いでしょうか?
⇒無論その場合には「100%確定診断希望メール」してください。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/4/21
***
質問者様から 【質問3】
今後の治療について私宛の先生のご意見を聞かせてください
性別:女性
年齢:40
病名:右乳房上内側部乳がん
症状:
投稿日:2025年04月18日
田澤先生、こんにちは。
先日は不安のどん底の中、ご回答ありがとうございました。
関東に引っ越し後ゆくゆくは直接お世話になりたい身なのですが、遠方に住んでいてもこのように質問に答えてくださる機会にとて感謝しております。
昨日オンコタイプの結果が出ました。
RS 19
5年遠隔再発率 ET単独8%
化学療法(CT)上乗せ効果 2.7%
ホルモン陽性(ER9.3陽性、PR7.6陽性)
ハーツ陰性(8.6)
2枚目のグラフを見ても化学療法の恩恵がそこまで高いという印象は受けませんでした。
ただ、顔つきが悪くない癌と言われていたのでもう少し良い数字が出ると期待していたのですが、RSの数値が高い事に動揺しています。
【術後病理検査結果】
病理診断:Incasive ductal carcinoma, right breast. Bt scirrhous type invasive size; 13*10*(8)mm, IDC+DCIS size; 30*15*(8)mm f,Ly1,V0,pT1c
LN,pN1mi(sn);センチネル微小転移(1mm),Level 1(0/5)
「追加所見」
免疫染色施行
ER; PS5+IS3=TS8,90%
PgR;PS4+IS3=TS7,60%
Her2;Score 1+
mib-1陽性率:10%
「コメント」
右乳房全摘材料。センチネルに微小転移あり。
①④の結説部では、異型細胞が策状・小胞巣状に増殖する浸潤性乳管癌、硬性型をみます。
浸潤部周囲には乳管内進展を伴います。がんは周囲脂肪組織に浸潤しており、
軽度にリンパ管侵襲をみます。静脈侵襲は認めません。癌浸潤部間質にはリンパ球浸潤が見られ、
一部はTIL高度ですが、全体としてリンパ説Ⅰに転移はありません。
tubule formation3, nuclear atypia2, mitotic count1 histological gradeⅡ nuclear grade 1
私のような術後病理検査結果+オンコタイプの結果だった場合、田澤先生ならコラムで記載されている通り
TAM+LH-RHagonistの治療法をご提案されるでしょうか?
オンコタイプの結果にTAM単体の場合の確率しかでていないのですが、リュープリンの注射を打つことでどれくらい再発率は下がりますか?
主治医の先生は私のオンコタイプの結果はリンパ節が1-3個の人が入っている事(私は微小転移なので0の人より再発率は少し高くなるが、リンパ転移がある人よりはもう少し低い)、また閉経後とした場合はRSの数値は悪くない=田澤先生と同じく違いは「卵巣抑制にあるはず派」で、TAM + LH-RHagonistはどんな副作用が出ても頑張ってやろう!!とおっしゃっておりタモの処方をしていただき、注射の予約も1カ月後に取りました。
化学療法をやりましょう!と言える数値ではないし、再発率が0になるわけではないがまったく効かないわけではない(はずだ)から化学療法は0.1%でも確率をさげたいと思うならやればいいよ、と最終的に術後3ヶ月くらいまでに自分で決めてというスタンスです。名大病院の方針で点滴抗がん剤の場合は期間は6ヶ月との事です。(薬は聞いていません)TS-1については京都大学が出しているTS-1の上乗せ効果を出していただき、私の術後の病理結果に基づくと1%も上乗せ効果は無いけど、これも0では無いから飲みたいなら飲んでおいてもいいよ、くらいのライトな感じでおっしゃっていました。多分、最終的には私の「気持ち」次第で決めて、という印象でした。
気持ちの部分は一旦置いておいて、オンコタイプの数字とグラフを客観的に見て化学療法の恩恵を受けられる印象が低いので、TAM + LH-RHagonistで行こうと思っています。ただ、中間リスクと言う所が引っかかっています。田澤先生、先生の経験と私の病理結果、オンコタイプの結果を踏まえて、化学療法を受けず(TS-1も飲まず)ホルモン療法で行こうとしている私の判断で無再発で治る(と言い切れないのはわかっています)確率はここに化学療法を加えた場合と変わらないと診断されますか?答えにくい内容でしたら申し訳ありません。頭で考えている事と気持ちのはざまで揺れています。。。先生のご意見を教えてください。
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
私のような術後病理検査結果+オンコタイプの結果だった場合、田澤先生ならコラムで記載されている通り
TAM+LH-RHagonistの治療法をご提案されるでしょうか?
⇒勿論、100%従います。
オンコタイプの結果にTAM単体の場合の確率しかでていないのですが、リュープリンの注射を打つことでどれくらい再発率は下がりますか?
⇒そのRS値で「閉経後では抗癌剤の上乗せが無いのに対し、閉経前では(あたかも)上乗せがある」理由が「抗癌剤による化学療法閉経となること」と解釈すると(抗癌剤ではなく)LH-RHagonistを(タモキシフェンに併用して)行えばよいということなのです。
主治医の先生は私のオンコタイプの結果はリンパ節が1-3個の人が入っている事(私は微小転移なので0の人より再発率は少し高くなるが、リンパ転移がある人よりはもう少し低い)、また閉経後とした場合はRSの数値は悪くない=田澤先生と同じく違いは「卵巣抑制にあるはず派」で、TAM + LH-RHagonistはどんな副作用が出ても頑張ってやろう!!とおっしゃっておりタモの処方をしていただき、注射の予約も1カ月後に取りました。
化学療法をやりましょう!と言える数値ではないし、再発率が0になるわけではないがまったく効かないわけではない(はずだ)から化学療法は0.1%でも確率をさげたいと思うならやればいいよ、と最終的に術後3ヶ月くらいまでに自分で決めてというスタンスです。名大病院の方針で点滴抗がん剤の場合は期間は6ヶ月との事です。(薬は聞いていません)TS-1については京都大学が出しているTS-1の上乗せ効果を出していただき、私の術後の病理結果に基づくと1%も上乗せ効果は無いけど、これも0では無いから飲みたいなら飲んでおいてもいいよ、くらいのライトな感じでおっしゃっていました。多分、最終的には私の「気持ち」次第で決めて、という印象でした。
気持ちの部分は一旦置いておいて、オンコタイプの数字とグラフを客観的に見て化学療法の恩恵を受けられる印象が低いので、TAM + LH-RHagonistで行こうと思っています。ただ、中間リスクと言う所が引っかかっています。田澤先生、先生の経験と私の病理結果、オンコタイプの結果を踏まえて、化学療法を受けず(TS-1も飲まず)ホルモン療法で行こうとしている私の判断で無再発で治る(と言い切れないのはわかっています)確率はここに化学療法を加えた場合と変わらないと診断されますか?答えにくい内容でしたら申し訳ありません。頭で考えている事と気持ちのはざまで揺れています。。。先生のご意見を教えてください。
⇒最初の質問と同じでは?
抗癌剤は勧めませんよ。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/5/3
***
質問者様から 【質問4】
治療について
性別:女性
年齢:40
病名:乳がん
症状:
投稿日:2025年04月28日
田澤先生、こんにちは。
いつも適格なアドバイスありがとうございます。
日々先生のコラムやQ&A等で勉強をしています。
オンコタイプの結果RS19
5年遠隔再発率 ET単独8%
化学療法(CT)上乗せ効果 2.7%
ホルモン陽性(ER9.3陽性、PR7.6陽性)
ハーツ陰性(8.6)
f,Ly1,V0,pT1c LN,pN1mi(sn);センチネル微小転移(1mm),Level 1(0/5)
Her2;Score 1+
mib-1陽性率:10%
tubule formation3, nuclear atypia2, mitotic count1 histological gradeⅡ nuclear grade 1
追加で質問なのですが、組織学グレードがⅡと言うのはいわゆる、顔つきの悪さも中間くらい、という事でしょうか?
主治医の先生は核グレードが1だから顔つきは良いと言っていましたが、組織グレードで見るのか核グレードでみるのか、どちらで俗にいう顔つきを見るのかなと疑問に思いまして、ご教示いただければと思います。
また、
・オンコタイプの結果がRS19という中間リスク。
・組織学グレードⅡ
・リンパ節へ微小転移あり
・閉経前
この4点から抗がん剤をやった方が良いのではないかという気持ちがずっと揺れています。
主治医の先生に抗がん剤を頑張ろう!と言われたら頑張るつもりでしたが、オンコタイプの結果からもそういうわけでもないし、きっとそういうのが中間リスクなのかなと、本当に悩んでいます。どちらを選んでも自分の治療に自信を持ちたいです。
今のところTAM(10年)+LH-RHagonist(3ヶ月毎5年)の治療で進めていますが、もしリンパや血管に乗って既に画像では見つけられないような微小転移が既に身体のどこかで起きている場合、TAM+LH-RHagonistはそれらに対しても効果はありますか?
このTAM+LH-RHagonistに化学療法上乗せした場合、さらにどれくらい上乗せ効果がありますか?(オンコタイプにはTAM単体の再発率しかないため・・・)
よろしくお願いいたします。
田澤先生から 【回答4】
こんにちは。田澤です。
追加で質問なのですが、組織学グレードがⅡと言うのはいわゆる、顔つきの悪さも中間くらい、という事でしょうか?
主治医の先生は核グレードが1だから顔つきは良いと言っていましたが、組織グレードで見るのか核グレードでみるのか、どちらで俗にいう顔つきを見るのかなと疑問に思いまして、ご教示いただければと思います。
⇒核グレードです。
また、
・オンコタイプの結果がRS19という中間リスク。
・組織学グレードⅡ
・リンパ節へ微小転移あり
・閉経前
この4点から抗がん剤をやった方が良いのではないかという気持ちがずっと揺れています。
主治医の先生に抗がん剤を頑張ろう!と言われたら頑張るつもりでしたが、オンコタイプの結果からもそういうわけでもないし、きっとそういうのが中間リスクなのかなと、本当に悩んでいます。どちらを選んでも自分の治療に自信を持ちたいです。
⇒tamoxifen+LH-RHagonistで悩む必要がありません。
今のところTAM(10年)+LH-RHagonist(3ヶ月毎5年)の治療で進めていますが、もしリンパや血管に乗って既に画像では見つけられないような微小転移が既に身体のどこかで起きている場合、TAM+LH-RHagonistはそれらに対しても効果はありますか?
⇒当たり前!
冷静に考えましょう。
このTAM+LH-RHagonistに化学療法上乗せした場合、さらにどれくらい上乗せ効果がありますか?(オンコタイプにはTAM単体の再発率しかないため・・・)
⇒勿論、tamoxifen+LH-RHagonistに抗癌剤を加えても上乗せ効果はありません。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/5/14
***
質問者様から 【質問5】
抗がん剤について
性別:女性
年齢:40
病名:
症状:
投稿日:2025年05月07日
質問の投稿期日前で申し訳ありませんが、明日主治医に会う日なので、先に、田澤先生にお聞きしたいと思い質問させていただきます。
田澤先生は私には化学療法は必要無いとはっきりとお答えくださっており、その後近くの乳腺クリニックでも検査結果を見せて今後の治療について相談をしたところ、田澤先生と全く同じ意見でした。点滴の化学療法はもちろんS1も必要無いと。
遠隔転移が怖くて怖くて夜も眠れない日々を過ごしており、やれることは全てやりたいと言う気持ちがあります。長い人生の半年を耐えれば良いのかな、、と。
インターネット上だと、私と同じような結果の方へ化学療法を勧めている先生が多い中不思議と誰も勧めないという結果に戸惑いもあります。
もし私のようなオンコタイプで中間リスク、リンパ微小転移有りの場合で、本人が希望をして化学療法をやる場合はTC3ヶ月(4回)が良いのでしょうか?
主治医からも勧められていない、田澤先生も勧めていない、別の乳腺クリニックの先生も勧めていないのですが、(ネット上だと)中間リスクの方の遠隔再発が多いように見受けられておりとにかく少しでも身体中に微小転移している可能性があるがん細胞を無くしたいのですが、化学療法は今の私には本当に効果無いのでしょうか?
田澤先生から 【回答5】
こんにちは。田澤です。
質問者がネット上の人達の意見に怯える気持ちも理解できますが、私は「私の考え」しか回答しません。
質問者が「この人たちは、こう言っているんです。どうしてですか?」等に対する回答はしません。
よく理解してください。
***
<質問が5回に達した方>
・次の質問(6回目)から、1か月空けてください。
・再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2025/6/14
***
質問者様から 【質問6】
不安で押しつぶされそうです
性別:女性
年齢:40
病名:
症状:
投稿日:2025年05月09日
2日前に主治医に会う前に田澤先生へ質問をした者です。
お忙しい所何度も申し訳ありません。前回の質問は無視していただいて大丈夫です。
昨日、主治医と話しをして治療方針はタモキシフェンとリュープリンで前に進みましょう!との事で抗がん剤は必要ないとの話になりリュープリンを打ってきました。
別日に乳腺クリニックの先生にも自分の病理結果とオンコタイプの結果を持っていき相談した所、田澤先生、主治医と同意見でした。私の周りで相談をした主治医と田澤先生含む3人の専門の先生たちが必要ないとおっしゃっており、私が点滴の抗がん剤を(本当はやりたくないけど)やりたいと思う事に賛成する医師はおりません。
ネットで遠隔再発している方がオンコタイプのRS18-22辺りでホルモン療法のみの方が多いように見受けられ不安で不安で仕方ありません。同じくオンコタイプ中間リスクで抗がん剤を頑張った方たちはみなさんブログからは元気にすごしているようにも見受けられました。
先生の患者さんで中間リスクで閉経前、私と同じような病理結果の方でホルモン療法のみの術後治療で10年、20年無再発で元気な患者様はいらっしゃいますか?
また、田澤先生は私のように「不安だから」という理由で点滴での抗がん剤を実施しますか?
主治医の先生には力強く、みなさんがんの状態や状況が違います、○○(私)さんの場合はホルモン療法をしっかりと続ける、それがいいのです。それに自信を持って前に進みましょう。と目を見て力強く言われました。
主治医に聞いた私もダメなのですが、遠隔転移が起こると10年生存は今の医学だと難しいともいわれました。
家に帰って来てからまだ小さい子供たちを抱きしめると遠隔転移が怖くて怖くて余計な事を調べては、一睡もできませんでした。
私が気にしている所は
・リンパ節侵襲軽度あり=リンパ節微小転移があった
※脈管侵襲有りだと抗がん剤をやるべき、との他のサイトで見ました。
・閉経前。
・オンコタイプが19(病理結果はMib-10%と低いにもかかわらず)
オンコタイプの結果が低値な方の5年再発率は3-5%くらいなのでしょうか?
私が抗がん剤をがんばればオンコタイプの低値の方くらいの再発率になり、少しは上乗せ効果を期待できますか?
タモキシフェン、リュープリンの副作用も全くなくて、こんなに大変な病気になったのに大変な将来が待っているかもしれないのに、今しか治療はできないのに、こんなに身体が楽で良いのか、点滴抗がん剤をやっておかないといけないんじゃないかという気持ちです。ネットを叩くと怖い事ばかり目についてしまいます。
また、最後にもし遠隔転移がこの先起こってしまった場合、10年生存は厳しいのが現状でしょうか・・・?
先生、私に治療方針に対する自信をください・・・・。
何度も何度もごめんなさい。
田澤先生から 【回答6】
こんにちは。田澤です。
大変失礼ですが…
術後の治療方針「tamoxifen+LH-RHagonist」に自分自身が納得しきれないようですが、それに対して同じ質問を何回しても私の回答は未来永劫変わりません。
お気持ちは解りますが、同じ質問に対して回答するのは「今回が最後」とさせてもらいます。
先生の患者さんで中間リスクで閉経前、私と同じような病理結果の方でホルモン療法のみの術後治療で10年、20年無再発で元気な患者様はいらっしゃいますか?
⇒勿論、その通り。
また、田澤先生は私のように「不安だから」という理由で点滴での抗がん剤を実施しますか?
⇒しません。
以下、質問ではありませんね。
***
<質問が5回に達した方>
・次の質問は、1か月空けてください。
・再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2025/6/20
***