[管理番号:12561]
性別:女性
年齢:40
病名:浸潤性乳管癌
症状:
投稿日:2025年03月17日
はじめまして。昨年12月に駐在中のベトナムの病院にて右胸の乳がんと診断され何もわからずただただ落ち込んでいる時にこちらのサイトを見つけて日々勉強させていただいています。
今年1月に日本へ帰国し、○○大学病院にて先週全摘手術を受けました。
【術前病理診断】
『IHC』
ER: Allred score Ts8=PS5+IS3
PgR: Allred score TS8=PS5+IS3
HER2: score2 (その後フィッシュ式にて陰性確認)
Ki-67 index: <5%
ステージ1
ルミナールaライク
ベトナムでは浸潤癌が1つ1.2センチ、その近くに非浸潤がん(こちらは生検していなため、良性かもしれない)が1センチ以下が1つと言われていましたが、大学病院では2センチ以下くらいの物が1つかな、と言われました。
センチネル生検で1つに1ミリの浸潤が確認できたと術後主治医から説明があり抗がん剤もほんの少し念頭に入れて相談しましょうと言われました。
とても不安です。
質問1)術後の病理検査で大きく結果が変わり、ホルモン療法に抗がん剤上乗せになる可能性は高いのでしょうか?
こちらのQ&Aでは微小転移だから抗がん剤上乗せなどは無いと先生は回答されているのを何度か目にしました。必要ならオンコdxもお願いしようと思っています。
またベトナムの病院ではMRIとマンモ、エコーで左側にも少し怪しい物があるが小さ過ぎて生検できないため日本の病院でよく見てもらってください、と言われそのことも伝えているのですが、日本ではエコーでもMRI、CTでもうつらないようで一旦左は忘れましょうと言われていることも不安です。
月末に術後病理検査の結果とその後の治療方針のお話しを受ける予定ですが、早々に近くのクリニックへと紹介されて終わる可能性があります。
そしてそのクリニックでは右胸は上記のような状態にも関わらず、クリニックの先生はエコーやマンモの結果を見て、『ベトナムで生検でがんと診断されているからそういう見方をすればそうなのかなぁ』と申し訳ないのですが頼らなく感じてしまいました。
2年前にもやもやっとした物があったのに、生検せず良性と言われそれが悪性になることはないと診断を受けたのに2年後に浸潤するまで成長した癌が見つかったことでの不安も大きいです。
あの時こちらの病院を知って先生に見ていただけていたら、、、と思ってしまいます。
先生に術後のフォローと左胸の診断をお願いしたいと思うのですが、見ていただくことは可能でしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
質問1)術後の病理検査で大きく結果が変わり、ホルモン療法に抗がん剤上乗せになる可能性は高いのでしょうか?
⇒微小転移で(文面からは)腋窩郭清の追加も内容なのでリンパ節転移が4個以上ということはないようです。
であれば、「抗癌剤ありき」という必要は全くなくluminal typeなのだから当然「OncotypeDX」しましょう。
♯リンパ節転移は抗癌剤すべきかとは無関係です。(ただし4個以上の時には抗がん剤が不要というエビデンスに乏しいので、その場合には抗がん剤の適応となります。
こちらのQ&Aでは微小転移だから抗がん剤上乗せなどは無いと先生は回答されているのを何度か目にしました。必要ならオンコdxもお願いしようと思っています。
⇒その通り
先生に術後のフォローと左胸の診断をお願いしたいと思うのですが、見ていただくことは可能でしょうか?
⇒無論、問題ありません。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/4/2
***