[管理番号:12403]
性別:女性
年齢:53
病名:浸潤性乳管癌 硬性型
症状:特に症状はありません
投稿日:2025年01月18日
昨秋に左乳房部分切除、センチネルリンパ生検をしました。病理結果、サイズは最大径20mmで浸潤は2mm。リンパ管、静脈管浸潤なし。核グレード1、組織学的悪性度グレードⅡ 、Ki-67判定は、<5%、エストロゲンレセプターのスコア8分の7で陽性、HER2判定スコア0、サブタイプはルミナルAです。 術後診断はpT1NOMOステージ1という乳がんで、部分切除後に放射線治療をしています。この先、主治医は、ホルモン療法は不要とのこと。浸潤が小さかったので、ホルモン療法の副作用を考えるとしなくていいと言われています。浸潤癌なのにホルモン療法をしなくてもよいということもあるのでしょうか。2年前に閉経しています。この場合に用いるホルモン療法の副作用も知りたいです。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
主治医は、ホルモン療法は不要とのこと。浸潤が小さかったので、ホルモン療法の副作用を考えるとしなくていいと言われています
⇒私も主治医に完全に同意します。
浸潤径5mm以下では私も勧めません。
浸潤癌なのにホルモン療法をしなくてもよいということもあるのでしょうか
⇒再発率が「非常に」低いわけだから、「効果と副作用のバランス」を考えるのです。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/2/4
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質問者様から 【質問2】
遺伝カウンセリングの必要性
性別:女性
年齢:54歳
病名:左乳がん術後
症状:
投稿日:2025年08月03日
半年前にホルモン療法の是非についてご回答いただきましたこと感謝申しあげます。
私は、53歳発症のルミナルAの乳がんです。20代の娘がいますが、娘の乳がん検診は一般的な40歳以上から始めれば良いのかを主治医に相談しました。
この時に、遺伝しやすさを確かめるには、遺伝子検査があると聞きました。
ただ、私のタイプの癌は、さほど遺伝の心配はないようなお話もありました。とても高額とのことですが、その検査を受けるか迷っています。遺伝しやすいと判明した場合には、早くから乳がん検診を受けさせるとが望ましいことなのか?
その年齢や頻度もわかりません。
恐れ入りますが、またご教示いただけますと幸いです。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
とても高額とのことですが、その検査を受けるか迷っています。
⇒遺伝性乳癌(つまりBRACAnalysis陽性)の可能性は低いのに自費でこの検査を勧めません。(卵巣癌の家族歴があれば確率も上がるし、そもそも保険適応となりますが)
遺伝しやすいと判明した場合には、早くから乳がん検診を受けさせるとが望ましいことなのか?その年齢や頻度もわかりません。恐れ入りますが、またご教示いただけますと幸いです。
⇒自己検診を18歳から開始、医療機関での視触診検診を半年から1年、MRIを1年に1回というガイドラインがありますが…
私から見れば、上記よりは「半年に1回のエコー」が圧倒的に安心ですね。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/8/19
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