[管理番号:12360]
性別:女性
年齢:45
病名:
症状:
投稿日:2025年01月06日
5年前に乳頭温存皮下脂肪全摘手術を行い、以降タモキシフェン投与による経過観察中でしたが、この度温存した乳頭直下に5mm程度のしこりが見つかりました。
(当時は術前ステージ0→術後の病理診断でステージ1へ。3mmの浸潤が数箇所)
ただ今細胞診の結果待ちですが、再発の可能性が高く、その場合は局所麻酔による追加切除になるだろう、と言われています。
再発の場合、予後はどうでしょうか。今後の再再発や遠隔転移の可能性は高いのでしょうか。
乳頭を残したことを非常に後悔しており、予後が心配でなりません。
どうぞよろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
再発の場合、予後はどうでしょうか。今後の再再発や遠隔転移の可能性は高いのでしょうか。
⇒この場合は、あくまでも「局所再発、しかも乳頭を残したから起きただけ」と思います。
つまり「そもそも」浸潤径3mmだったのだから、「遠隔転移再発のリスクはほぼ0」と考えて、純粋に「乳頭を残したゆえの局所再発にすぎない」と私は捉えます。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/1/21
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質問者様から 【質問2】
再発後の予後について
性別:女性
年齢:45
病名:乳がん再発
症状:
投稿日:2025年01月21日
先日、乳頭温存全摘後の再発について質問させていただきました。
細胞診の結果、「クラス4。DCISを考える」とのことで、やはり再発していました。
この後は、MRIで広がりを見て、全身の検査も行うとのこと。初発の場合、DCISであれば転移はないとされていると思います。今回全身の検査もするということは、再発は初発と比べてリンパ節や遠隔への転移の可能性もあり、根治は難しいのでしょうか。
再発時の予後については、ネット上では悪い情報が多く、単に乳頭を残したから起きてしまっただけ、患部を除去すれば再び根治を目指せると思いたいものの、難しいのかと不安になります。
ご意見伺えますと幸いです。
よろしくお願いします。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
全身の検査も行うとのこと。今回全身の検査もするということは、再発は初発と比べてリンパ節や遠隔への転移の可能性もあり、根治は難しいのでしょうか。
⇒違います。(色々無駄な検査をルーティーンとして行っているだけにすぎません)
私の回答は前回と(無論)変更ありません。
(前回のコピペ)
つまり「そもそも」浸潤径3mmだったのだから、「遠隔転移再発のリスクはほぼ0」と考えて、純粋に「乳頭を残したゆえの局所再発にすぎない」と私は思います。
↑
この回答は未来永劫変わることはないので、今後は「同じ質問はしないように」切にお願いします。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/2/6
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質問者様から 【質問3】
局所再発後の治療について
性別:女性
年齢:45
病名:
症状:
投稿日:2025年03月31日
いつも質問に答えたいただき、ありがとうございます。
以前、乳頭直下の再発について質問させていただきました。結果、内側胸壁にも再発箇所が見つかり、先日胸壁切除を行いました。
病理の結果は初発同様にホルモン陽性、ki67の値は7%と15%です。
①全摘後からの再発(しかも多発)は、あまりないと聞いています。今回の場合、単に取り残しなのでしょうか?それ以外の要因もあるのでしょうか?
②今後の治療は、放射線治療+ホルモン療法を予定しています(タモキシフェンで再発してしまったので、リュープリン+(タモキシフェン以外の)投薬に変更)。再発防止としてこの内容で十分でしょうか?
③全摘後の胸壁再発の場合、予後が良くないとの情報を多くネットでは目にします。
まだ根治は望めますか?
よろしくお願いします。
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
私はQA回答の際によく「下らないネットの状態は見ないようにしましょう」と記載しますが、このメールの中にもそれが存在しています。
①全摘後からの再発(しかも多発)は、あまりないと聞いています。今回の場合、単に取り残しなのでしょうか?それ以外の要因もあるのでしょうか?
⇒無論「取り残し」ですが、(それ以外の要因としては)「手術の時点で癌細胞の拡がりが(想定よりは)広範囲だった」と思います。
②今後の治療は、放射線治療+ホルモン療法を予定しています(タモキシフェンで再発してしまったので、リュープリン+(タモキシフェン以外の)投薬に変更)。再発防止としてこの内容で十分でしょうか?
⇒「局所」とはいえ「再発」治療と捉えれば「CDK4/6inhibitorの併用」を希望してみては?
③全摘後の胸壁再発の場合、予後が良くないとの情報を多くネットでは目にします
⇒まさに、これこそ「下らないネットの情報」のことです。
今すぐ忘れましょう。
まだ根治は望めますか?
⇒無論、そのための術後療法です。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/4/21
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