Site Overlay

水の袋について

[管理番号:12217]
性別:女性
年齢:38歳
病名:
症状:
投稿日:2024年11月09日

本日乳がん検診に行ってきました。
すると「古い水の袋」と思われるものが見つかったと言われました。その袋の形状は
・乳腺につながっている
・血管にはつながっていない
・ほぼ黒いが中にグレーの線が1本みえる
・袋のラインははっきりしている
・やわらかい
・マンモグラフィには映っていない
とのことです。でも大きさを確認するために6ヶ月後にまた超音波検査をしましょうと言われました。
別のところにも数年前から水の袋があるのですが、そちらは経過観察になっていないのに、新しく見つかった方は再診になり、これは水の袋ではない疑いがあるということなのでしょうか?

田澤先生からの回答

こんにちは。 田澤です。

「水の袋」とは「嚢胞」のことです。
嚢胞は乳管が詰まって(内部の)液体が貯留しているだけです。(だから、乳管に繋がっているのです)

嚢胞は全く気にする必要はありません。

でも大きさを確認するために6ヶ月後にまた超音波検査をしましょうと言われました。
これは水の袋ではない疑いがあるということなのでしょうか?

⇒「古い」という表現を使用しているのは、(内部の液体が固まった)「濃縮嚢胞」を想定しているようです。

通常の(液体である)「嚢胞」とは異なり内部が個体だと(腫瘍も内部は細胞=個体であるため)腫瘍との区別がつき難い=「内部が固まっただけの嚢胞の可能性が高いが、腫瘍ではないと言い切る自信がない」=経過観察したほうが無難という方針の様です。

内容からは(そもそも)経過観察不要である「濃縮嚢胞」だと推測しますが、(どうしても)「経過観察とされることが心配」ならば生検してもらいましょう。(100%スッキリしますよ!)

「江戸川病院・メディカルプラザ市川駅での診断」はこちら。

「確定診断(生検)」メールはこちら。

YouTubeチャンネル「乳がんプラザ」

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2024/11/26
***