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カテゴリー3

[管理番号:12214]
性別:女性
年齢:49
病名:乳癌
症状:
投稿日:2024年11月08日

はじめまして。
18年前にカテゴリー2A、トリプルネガティブの乳癌で左乳房全摘手術をしています。

その後、まだ両胸にシコリがあるので心配で半年おきにエコー検査や必要に応じてCT検査等を受けています。
そして、本日、エコー検査を受けたところ、医師からは「特に問題無いです。また次回の予約を取りますか?」と言われ、いつも通り半年後の予約を取って安心していたのですが、会計待ちの間に、診察中に撮らせて頂いた検査結果画像の写真を見ていたら、左胸のところに「カテゴリー3」と記載されていることに気づきました。

あまり写真を撮らないので前回の結果については分からないのですが、2年前に撮った写真ではカテゴリー2でした。
何年も前から左胸には区域CDにシコリが2つ、左腋窩Iに1つシコリがあります。
サイズは全てここ数年は変化なし。区域CDの2つのシコリはどちらも楕円形で境界明瞭平滑で内部エコー低、1つは血流ありでもう1つは血流なし。
腋窩のシコリは扁平状でリンパ門不明瞭、リンパ門からの流入血流あり???と記載されていました。
2年前の写真と異なる点は、区域CDと腋窩の血流の有無についての記載は2年前にはありませんでした。
検査技師さんが毎回違うからかもしれませんが。

ただ、2年前にはカテゴリー2だったのになぜ今回は3なのでしょうか?
血流の有無に関係がありますか?
会計待ち中でしたが、再度医師と相談し、「心配なら2年ぶりにCTを撮りますか?」という流れになりました。
2年前にCTを撮ったのはエコー検査で左腋窩のシコリのサイズが少し大きくなったからで、CTの結果はサイズの変化なしで問題なしという結果になりました。

以上、このような流れで今回CTを撮るのは適切でしょうか?他に検査の必要はあるでしょうか?
また、乳癌の転移等の可能性についてはどう思われますか?
よろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

そもそも左は全摘後なのに「シコリがある」こと自体に違和感を強く感じます。
そのカテゴリー3の判断の意味は不明ですが…

「曖昧なまま」の経過観察ではなく、「もしも必要ならば、全て組織診をして100%確定診断して安心する方がよくないですか?」
私なら、そのように問いかけます。
ご参考に。

「江戸川病院・メディカルプラザ市川駅での診断」はこちら。

「確定診断(生検)」メールはこちら。

田澤先生のYouTubeチャンネル「乳がんプラザ」はこちら。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2024/11/26
***

  

質問者様から 【質問2】

カテゴリー3
性別:女性
年齢:50歳
病名:乳癌
症状:
投稿日:2024年12月16日

先日はお返事ありがとうございました。

先生から「全摘したのにシコリがあるのはおかしい。シコリの確定診断をした方がいいのでは」とのお言葉をいただき、もともと予定していた造影剤CTの他に細胞診もしました。

本当は針生検の方がよかったのですが、
脇の下のシコリは真下に静脈があるので針生検は危険、
胸の2つのシコリはどちらも皮膚から浅い位置にある為エコーの角度が取れないし触りながらだと小さすぎて(4mm程)分かりづらい???など、
それぞれ針生検ができない理由があって、脇の下のシコリの細胞診だけとなりました。
ちなみに、担当医師は腋窩の細胞診の際に「刺す時によく動くシコリだったから良性の可能性が高い」、
細胞診できなかった胸の2つのシコリについては「脂肪腫など皮下腫瘍だと思う」と言っていました。

CTの結果は、シコリの形も問題なく大きさも縮小とのことでした。(私の記憶がある限り過去3年以上、大きさと形に変化ありません)

腋窩の細胞診の結果は、
●リンパ節 腋窩 穿刺

●好中球few、リンパ球1+、好酸球few

●No evidence of malignant cells

●多数のリンパ球が見られます。転移を示唆するような異型上皮細胞は認められません。

●クラス2
と記載されていました。

そこで質問なのですが、
①シコリの位置が上記のような場合、やはり針生検は難しいのでしょうか?

②針生検ができない場合、他にどんな検査方法がありますか?

③エコーと造影CT上、3年以上(恐らくもっとかなり前から)形も大きさも変わらず8mm程で扁平で血流ありでリンパ門がハッキリしないシコリですが、今回の腋窩の細胞診の結果から、乳癌転移、または悪性リンパ腫などの可能性はありますか?

④細胞診の結果のように、クラス2で多数のリンパ球がある状態で、何年も変化ないシコリが残るような場合、良性の可能性もありますか?

担当医師からは「乳癌転移の所見は無い」と言われましたが、私の知識不足で悪性リンパ腫については何も確認せずに帰宅してしまいました。
帰宅後にネット検索して悪性リンパ腫という病気の存在を知り、不安になった次第です。

血液検査の白血球数、リンパ球数、赤血球数、血小板数はずっと正常です。

長文で申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

まず最初に一言。
皆さんリンパ節というと、すぐに「悪性リンパ腫では?」という発想に飛びつくようですが、それは「全く」ナンセンス。
悪性リンパ腫のことは100%忘れましょう。

その上で、回答します。
①シコリの位置が上記のような場合、やはり針生検は難しいのでしょうか?
②針生検ができない場合、他にどんな検査方法がありますか?

⇒そもそも、それは技術を含めた「経験値」の問題なので、正直私であれば針生検して「勿論」100%確定診断をつけます。(大して手間はかかりません)

③エコーと造影CT上、3年以上(恐らくもっとかなり前から)形も大きさも変わらず8mm程で扁平で血流ありでリンパ門がハッキリしないシコリですが、今回の腋窩の細胞診の結果から、乳癌転移、または悪性リンパ腫などの可能性はありますか?
⇒無論、悪性リンパ腫ではありません。
乳癌の転移なのか?は上記のように「針生検で決着つけない限り、はっきりはしません」(無論、その細胞診の結果は「私には」何の参考にもなりません。外している可能性も十分にあるから)

④細胞診の結果のように、クラス2で多数のリンパ球がある状態で、何年も変化ないシコリが残るような場合、良性の可能性もありますか?
⇒上記通り、全く私にはその細胞診結果は何の参考にもなりません。

帰宅後にネット検索して悪性リンパ腫という病気の存在を知り、不安になった次第です。
⇒全く、ネット情報は…
困ったものです。
悪性リンパ腫のことは今すぐに忘れましょう。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2024/12/30
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