[管理番号:12206]
性別:女性
年齢:57歳
病名:乳管癌
症状:腰椎があり、ゆっくりしか歩けない
投稿日:2024年11月08日
いつも乳がんプラザで勉強させていただいています。先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
今回は、関西に住む義理の妹の治療法についてお伺いします。
8月のお盆過ぎから腰痛があり初めは、鍼灸に行ったのですが改善しなかったので近くの乳腺医院に行きマンモとエコーをして針生検した所、腫瘍がありリンパにも転移していることがわかりました。
それで○○病院を紹介してもらい9月(下旬)日に乳がんステージ4
大きさ40ミリ、リンパ節転移、骨(腰椎、仙骨、右股関節)肺に小さい物
ホルモン陽性でルミナルB
Ki67 40%でした。
私としては、江戸川病院と思っていたのですが腰痛があり車椅子の状態であったのでここで治療を始めました。
最初にランマークの注射をして10月(中旬)日からリニアックX線照射を10回の予定ではじめました。
骨の痛みが1箇所だったので放射線を5回でやめて10月(中旬)日からアナストロール錠1ミリとベージニオ150m gを2週間行い血液検査をしました。するとCEAが5.3から2.9
CA15-3が133.0から162.5になり
白血球が70から25にダウンしたので11月(上旬)日からベーニジオを150m gから100mgに減少してまた、2週間後に診察となっています。
お伺いしたいのは、他の治療方法はないのか。
田澤先生でしたらどのような治療をなさるのか教えていただけると有難いです。
よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
お伺いしたいのは、他の治療方法はないのか
田澤先生でしたらどのような治療をなさるのか教えていただけると有難いです。
⇒まずは「放射線」を行ったのは良かったと思います。
骨病変に対し「疼痛のため」だけでなく治療目的で「骨病変のある部位は(疼痛が無くても)全て照射」した上で、手術⇒全身療法とします。
♯肺は「小さいもの」と記載からすると「転移疑い」として(まずは)重要視する必要はありません。
術後の全身療法ですが、本気で根治の可能性へのモチベーションがあれば
抗癌剤(3か月ないし半年)⇒CDK4/6阻害剤+ホルモン療法とします。
同様のケースで5年以上cCR維持している患者さんが多く経験している私にとっては「自信をもって」勧められる治療です。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2024/11/25
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