[管理番号:12053]
性別:女性
年齢:48
病名:
症状:
投稿日:2024年09月13日
右浸潤性乳管癌の診断にて、8/(中旬)に○○病院で全摘手術を受けました。
術中、センチネルリンパ節生検で3ミリ1個の転移ありレベルIIまで郭清。8/(中旬)に退院し、9/(中旬)に病理結果が出ました。
病理検査結果記載いたします。
・組織型:浸潤性乳癌(硬性型)
・組織学的浸潤径:20mm
・波及度:乳腺組織内
・リンパ管侵襲:陰性
・静脈侵襲:陰性
・核グレード:1
・組織学的グレード:I
・リンパ節転移(転移個数/摘出個数) 1/14
・エストロゲン受容体:強陽性(80%)
・プロゲステロン受容体:陽性(40%)
・HER2:陰性(スコア 0)
・増殖マーカー・Ki-67 3.6%
術後の病理では、核グレード及び組織学グレードは上がると言われていましたが、どちらも1、術前ki67は18.4%でしたが術後の病理ではだいぶ低値で驚いているところです。
センチネルリンパ節に3ミリ1個の転移があったこと、完全閉経ではないことから化学療法の提案がありましたが、最終的にはタモキシフェン10年とリュープリン注射で…
ということになりました(私の意向でもあります)
しかし、S-1の提案があったためオンコタイプDXの話をしました。病理結果から見て、スコアは低く出るだろうから調べなくていいのでは?と説明されました。だったら、何故提案したのかと…。スコアが低く出ると話すのなら必要ないですよね?
病理結果が出るまで、リンパ節転移が3個までなら絶対にオンコタイプDXすると決めていました。ですが、病理結果が私が思っていたよりも良く、Ki値も低いことからオンコタイプDXは調べなくてもいいかなと思っています。
手術した病院が居住地とは違うため、今後は地元(東北)のクリニックで治療となります。通院日までにS-1内服の件を考えてみてと言われましたが私的には内服したくないので地元のクリニックでも断るつもりです。
田澤先生の意見をこちらのサイトで拝見し、私自身も医療従事者だからです。
後、1点質問です。
浸潤径2センチは予後に関係あるのでしょうか?全摘しているので関係ないでしょうか?浸潤径2センチ以上は予後が悪いとネットで見ました(心配過ぎて仕事休んでる間にネットでいろいろ調べ過ぎと反省はしております…。医療従事者でありながらお恥ずかしいです。)
よろしくお願いいたします。
再質問をするページの「管理番号」:12181
再質問をするページの「タイトル」:今後の治療について
田澤先生からの回答
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再質問をするページの「管理番号」:12181 となっていますが、該当番号がありません。
このページであれば 12053 が管理番号です。
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こんにちは。田澤です。
浸潤径2センチは予後に関係あるのでしょうか?全摘しているので関係ないでしょうか?浸潤径2センチ以上は予後が悪いとネットで見ました(心配過ぎて仕事休んでる間にネットでいろいろ調べ過ぎと反省はしております
⇒「浸潤径2センチ以上は予後が悪いとネット」とは全く無意味な情報ですね。
浸潤径とリンパ節転移の個数はステージの要素なのだから、2cm以下とそれ以上では(ステージが異なるのだから)再発率が異なるのは当たり前のことだし、敢えてそれを「2cm以上は予後が悪い」と取り挙げる意味不明ですね。
全く馬鹿馬鹿しいから無視しましょう。(因みに質問者は2cmだから2cm以下ですよ)
それよりも気になるのは術後のKi67=3.6%の方です。
手術標本では(標本固定が悪くなり、特に全摘なのだから)標本作成の問題で異常に低く出ている可能性は否定できません。
其の意味では(低リスクの可能性は高いとは思いますが)OncotyepDXをして確認してもいいとは思います。
ご参考に。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/10/3
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質問者様から 【質問2】
創部出血・滲出液
性別:女性
年齢:48
病名:右浸潤性乳管癌
症状:
投稿日:2024年10月30日
いつも拝見し参考にさせていただいております。
全摘し術後2ヶ月以上経過したのですが、創の一部の瘡蓋が剥がれ出血があり、膿のようなものがあります。周囲の発赤や痛みはありません。
9月に受診した際に、瘡蓋部分にプロスタンディン軟膏を塗布するように言われていました。
膿のようなものは治ったようですが、悪臭のある滲出液があり、剥がれた部分は白っぽくなっています。
かかりつけ医に連絡しましたが、来週まで診察できないとのこと。
このままで良いのか心配になり、こちらに投稿しました。
よろしくお願いいたします。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
悪臭のある滲出液があり、剥がれた部分は白っぽくなっています。
かかりつけ医に連絡しましたが、来週まで診察できないとのこと。
このままで良いのか心配になり、こちらに投稿しました。
⇒それでOKです。
皆さん浸出液を嫌がる(心配する)ようですが…(当たり前とも言えますが…)
外科医からみると、治療の基本はドレナージです。
浸出液が出ている=理想的な治療の過程です。
★気をつけることがあるとすれば、(創傷治癒が順調に進んで浸出液自体が少なくな
り)浸出液が出なくなるのであればいいのですが、「出口が塞がってしまったために、出るべき浸出液が内部に貯留して感染が増悪し赤く熱を持つ」ことが無いように見守ることです。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2024/11/21
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