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石灰化 マンモトーム生検とMRI

[管理番号:12036]
性別:女性
年齢:46歳
病名:石灰化
症状:
投稿日:2024年08月30日

田澤先生、こんにちは。よろしくお願いいたします。

検診で「石灰化病変」が見つかり経過観察となり、半年経って受診したところ、石灰化が少し増えていて、微小円形の他に線状のものも1つ2つ混在している集簇で、カテゴリー4で要精密検査となりました。他院に紹介状を書いてもらい、ステレオガイド下マンモトーム生検を受けました。

麻酔があまり効かなかったのか、激しく動悸がするほど痛かったです。麻酔を追加することもできると言われたので、痛みを訴えました。その時点で、1.5本しか取れていなかったのですが「石灰化らしきものは1つだけ確認できたので、これ以上取るのはやめて、これで病理検査に出しましょう」「改めて麻酔をするのは大変なので」と言われました。今後のため、マーカーを入れられました。執刀は、主治医と別の医師でした。通常は12本取るところ、1.5本とは少なすぎますし、追加の麻酔が大変なのであれば我慢してでも取ってもらえば良かったと今は思いますが…後の祭りです。
Q1. 人によって場所によって(私の場合は乳頭直下です)麻酔が効きにくいと言われましたが、本当にそうなのでしょうか?

結果、「取れた組織に、がん細胞はなかった」「カテゴリー3(微小円形の集簇)、
ほぼ良性でよいと考えている」という説明を受けました。「仮に悪性だったとしても、ごく初期のもので進行は遅いから心配しなくても良い」と言われましたが、「ほぼ良性」ということは「良性」の確定診断に至らなかったというとこになりますよね(主治医は確定診断できなかったとは言いませんでしたが)。最初の病院では、カテゴリー4と言われていることもあり不安を訴えたところ、「これ以上やりようがないが、通常はしないけれど、MRIを撮りますか」ということで、後日MRI検査になりました。

MRIで何がどう分かるのかが理解できていないので、色々調べる中で、田澤先生のQ&Aで「石灰化にMRIは不要」という説明を読んだり、生検後にMRIをするなら、ある程度時間を空けないと正確性が落ちるという情報もあったりして、思い切ってMRI検査をキャンセルしました。

経過観察は必要なので、次回の検査について看護師さんに電話で確認したところ、
3ヶ月後にMRIとエコー検査を受けてくださいという指示でした。MRIは、主治医の先生も最初は「通常はしない」と仰っていたはず、と再度確認してもらいましたが、やはりMRIを受けてくださいということでした。マンモグラフィーはやらず、MRIとエコー検査をする意図が分からないので、検査前に診察を入れてもらい、主治医に質問しようと思っています。

Q2. 私としては確定診断をして欲しいですし、そのためなら再度マンモトーム生検でも(痛くても)仕方ないと思っていますが、2度目のマンモトーム生検という選択肢はあるのでしょうか。

Q3. ここまでの経緯で田澤先生なら、次に何をしますか。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

Q1. 人によって場所によって(私の場合は乳頭直下です)麻酔が効きにくいと言われましたが、本当にそうなのでしょうか?
⇒無関係です。

「仮に悪性だったとしても、ごく初期のもので進行は遅いから心配しなくても良い」
⇒これでは「何のための検査なのか?」ですね。

生検は何であれ「100%確定診断」でなくてはいけません。

Q2. 私としては確定診断をして欲しいですし、そのためなら再度マンモトーム生検でも(痛くても)仕方ないと思っていますが、2度目のマンモトーム生検という選択肢はあるのでしょうか。
⇒無論、再度きちんとST-MMTすべきです。

そもそも「石灰化らしきものが1つだけ」という表現と「仮に悪性だったとしても、
ごく初期のもので進行は遅いから心配しなくても良い」の2つからは『今回のST-MMTの結果が信頼に値しない(つまり、再検が望ましい)』と私は判断します。

Q3. ここまでの経緯で田澤先生なら、次に何をしますか。
⇒無論(無意味なMRIではなく)ST-MMTで100%確定診断を行います。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/10/1
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