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術前化学療法について

[管理番号:12008]
性別:女性
年齢:53
病名:浸潤性乳管がん
症状:4月にかゆみと痛みがあり、その後しこりを感じ検査、最近手が痺れるようになりました。
投稿日:2024年09月04日

こんにちは
8月(上旬)日に乳がんの告知を受け、検査の結果グレード3ホルモンER+PGR+
腫瘍の大きさ右内側上部に22×20×14 ki-67 30%
HER2陽性タイプ  リンパ節転移なし(MRIは喘息があったため薬剤なしで検査)と診断されました。
骨シンチの検査の結果はまだです。術前化学療法を勧められています。
早く手術をしたい気持ちがありますが、化学療法での効果が期待できるのならやるしかないのかとも思います。
先生ならどんな治療法を選択されますか?

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

術前化学療法を勧められています
⇒HER2陽性だからという理由で「術前」化学療法をゴリ押しする理由が私には全くわかりません。

化学療法での効果が期待できるのならやるしかないのかとも思います。
⇒勘違いしている?

HER2陽性だから「抗HER2療法は必須」となりますが、それは「術前でも術後でも」効果は同じですよ?

先生ならどんな治療法を選択されますか?
⇒無論「手術先行」⇒術後抗HER2療法となります。

何故なら「術前」にするメリットがない。(そのままでは大きすぎて全摘しかできないが、何とか術前に小さくして部分切除したいという正当な理由が無い限り)
逆に「術前にすることで(効果がなく)進行させるリスク」を避けることも考慮すべきです。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/9/13
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