[管理番号:12001]
性別:女性
年齢:50
病名:右乳癌
症状:
投稿日:2024年09月03日
こんにちは。田澤先生、宜しくお願いします。
今年の5月に右乳癌と診断されました。
術前の検査で、ER3b.PR3b
HER2陰性、ki67 5%
腫瘍の大きさ6mm
腋窩リンパ節の転移なし。
7月に右乳房部分切除を受けました。術中のセンチネルリンパ生検は陰性。
病理検査の結果は
硬癌
腫瘍の大きさ(侵潤径)0.9㎝??0.7㎝
リンパ節の転移あり(2個中一個)微小転移(2mm以下の転移)
組織グレード1、核グレード1
血管侵襲なし
リンパ管侵襲なし
ER9.1 PR9.4
HER2陰性 KI67 25%
ステージ1b
術後の病理検査で、微小転移があった為、抗がん剤をやったほうがいいか、迷った為、オンコタイプDXを受けました。結果は、RS14、5年遠隔再発率5%、化学療法の上乗せ効果2.7となりました。
抗がん剤をしなくていいと思ったんですが、閉経前とゆうこともあり、主治医もどうするか迷っておられます。
術後の治療として、ノルバデックス10年(服用中)放射線治療は決まってます。
微小でも転移は転移なので、やはり抗がん剤をやった方がいいのでしょうか?
遠隔転移する可能性は高いですか?
また、抗がん剤をやらない代わりに、リュープリンを使用することはできますか?
お忙しいとは思いますが、田澤先生のご意見をお聞かせ下さい。宜しくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
リンパ節転移と抗癌剤の感受性は無関係です。
ただし4個以上となると「エビデンスがない。もしくは乏しい」ため「抗癌剤をやっても意味が無い」とは言い切れないので抗癌剤の適応となります。
しかし1~3個では「OncotyepDXの結果に純粋に」従いましょう。
術後の病理検査で、微小転移があった為、抗がん剤をやったほうがいいか、迷った為、オンコタイプDXを受けました。結果は、RS14、5年遠隔再発率5%、化学療法の上乗せ効果2.7となりました。
抗がん剤をしなくていいと思ったんですが閉経前とゆうこともあり、主治医もどうするか迷っておられます。
⇒シンプルに…
OncotyepDXの結果に従いましょう。
先ずは今週のコラム269を熟読してください。
そうすると、質問者はtamoxifen with LH-RH agonistとなります。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/9/11
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