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右胸上部にしこり

[管理番号:11799]
性別:女性
年齢:
病名:
症状:
投稿日:2024年05月19日

右胸上部にしこりがあり、触診、マンモとエコーをしてもらいました。
エコーの担当さん曰く、1cmほどのしこりだそうです。
その後日に造影剤MRIも勧められ、画像を見て80%早期乳がんの可能性があるからと
針生検(パチンとなるタイプ)もしてもらいました。
先生には造影剤MRIで80%の可能性で早期乳がんと言われてとてもショックです。
今年40歳でまだ子供達も小さいです。

先生のこれまでの経験からで仰られてるとは思いますが、造影剤MRIでほぼほぼ早期乳がんと判断できるのでしょうか?
良性である確率はかなり低くなるのでしょうか?
よろしくお願いします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

先生のこれまでの経験からで仰られてるとは思いますが、造影剤MRIでほぼほぼ早期乳がんと判断できるのでしょうか?
⇒MRIは診断目的で用いるべきではありません。

そもそも、エコーで怪しければ「MRIなどの前に」針生検で診断すべきです。

その後術式決定のために「拡がり診断目的でMRIはすべき」なのです。

なぜ、こんなお説教くさいことを記載しているのかというと、エコーで怪しいのに
「MRIでそれらしくないからといって」無駄に経過観察され、結局乳癌だったなどということが巷に溢れているからです!
★質問者の場合は(結局)針生検に進んだから「事なきを得た」からいいのですが、
もしも「MRIでは怪しくないから経過を見ましょう」などとなる可能性があったことにヒヤヒヤしたのです。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/5/27
***

  

質問者様から 【質問2】

浸潤性小葉癌
性別:女性
年齢:39
病名:
症状:
投稿日:2024年05月31日

いつもお世話になっております。
針生検の結果が出て、浸潤性小葉癌との診断がでました。
1.6cmくらいの腫瘍とその近くに2つ怪しい影?があり、合わせると4cmほどあるそうです。

Invasive lobular carcinoma, see comments
-ER(+, J-score 3b, 80%), PgR(+, J-score 3a, 40%), HER2-IHC: negative
(score 0(mono), score 0(poly)), Ki-67 labeling index: 4.6%

追加の免疫染色の結果、入管外間質および脂肪識内に CK AE1/AE3(+)の異型細胞が孤存性に多数見られます。これらの細胞はE-cadherin(-), 34βE12/(+)で、
PAS染色で陽性を示します。浸潤性小葉癌と考えます。浸潤癌は検体の広い範囲に見られます。

当初は乳管癌となっており、腫瘍の場所も上部外側で限局とのことで温存手術をしようと思っていましたが、小葉癌との事で色々調べていたら全摘の方がいいのかな?と悩んでいます。
胸はそんなにボリュームもないのですが…
温存でと考えていたのが全摘…とゆう話も聞き、目の前が真っ暗です。

手術する病院はエコーで範囲を決めて腫瘍を取る範囲を決めるとゆうことで、稀に再手術になるケースも年2回ほどあるようです…

年齢的に温存だと再発のリスクは高いでしょうか?再発の可能性30%で放射線治療で10%になる感じですか?
また全摘で乳頭だけ残すのは温存と再発の確率は変わらないでしょうか?

医療関係者の友達に聞いたら30~40代の温存後の再発での再手術を何回か見ているから、医療関係者ならほぼ全摘を選ぶんじゃないかなと言われた事も気になっています。

小葉癌は見つけにくい感じな記述もあったので、もし再発して気付くのが遅かった場合、最悪のパターンの可能性もあるのかと恐怖です。

田澤先生だとどうする事を勧めてくれますか?
自分の気持ちが1番なのは分かっていますが、1週間のうちに決めてしまわないとなのでとても悩んでます。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

手術する病院はエコーで範囲を決めて腫瘍を取る範囲を決める
⇒MRIも撮影して(MRI上、範囲が広いのであれば)全摘を勧めます。

年齢的に温存だと再発のリスクは高いでしょうか?
⇒年齢?_
それは勿論、無関係です。

再発の可能性30%で放射線治療で10%になる感じですか?
⇒(あくまでも)断端陰性の場合温存乳房内再発は照射で5%以下となります。(照射は温存乳房内再発率を1/3にします)

また全摘で乳頭だけ残すのは温存と再発の確率は変わらないでしょうか?
⇒温存よりは再発率は下がるとは思います。

田澤先生だとどうする事を勧めてくれますか?
⇒MRI撮影しましょう。(そして撮影したら)その拡がり診断を信用しましょう。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/6/12
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質問者様から 【質問3】

浸潤性小葉がん
性別:女性
年齢:39
病名:
症状:
投稿日:2024年06月15日

こんにちは。
最近Q&Aでの小葉がんで温存された方の局所再発や転移が多いように感じているのですが、やはり乳管がんより切除範囲の特定が難しいからでしょうか?
組織型は気にする事ありませんか?
田澤先生の感覚で小葉がんで温存の方の局所再発、転移の方が多いなと印象などありますでしょうか?

よろしくお願いします。

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

組織型は気にする事ありませんか?
⇒ありません。

田澤先生の感覚で小葉がんで温存の方の局所再発、転移の方が多いなと印象などありますでしょうか?
⇒ありません。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/6/24
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