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今後の治療について

[管理番号:11715]
性別:女性
年齢:51
病名:浸潤性乳管ガン
症状:乳がん
投稿日:2024年04月05日

田澤先生、いつもわかりやすい回答をありがとうございます。
乳がんと診断されてから、毎日絶望感でいっぱいでしたが、こちらの乳がんプラザで
少しずつ勉強させていただいて病気と向き合う事ができています。
お忙しい中申し訳ありませんが、この先の治療方針についてご教授下さい。

2023年12月に右乳房に浸潤性乳管癌が見つかりました。腫瘍の大きさ約2㎝、ホルモン受容体陽性でHER2陰性(fish検査で-)でした。
2024年1月中にCT、MRI、骨シンチの結果、遠隔転移なし。実母も8年前に乳がんでしたので(ホルモン受容体-、HER2+、2.3㎝、腋窩リンパ節郭清済(リンパ転移1個)
遺伝子検査もお願いして陰性でした。
2024年2月(上旬)日に右乳房全摘。
病理結果は、浸潤性乳管ガン(一部浸潤性小葉ガンもあり)浸潤経2.1㎝、占拠経2.1㎝、断片陰性、リンパ節転移なし(センチネルリンパ生検しました。)リンパ管侵襲無し、血管侵襲有り(どれくらい有ったのか詳しい資料をもらえなかったのでわかりません。)グレード2、ステージ2A、ER 7、PgR 7、HER2陰性。ki67は31.33%でしたので、オンコタイプをお願いしました。
3月中旬にオンコの結果が出まして、RS29でした。田澤先生も26以上から化学療法とおっしゃっていましたので、私も4月22日からTC療法(ドセタキセルとエンドキサン)で治療予定です。今、ここまできました。

その後の治療方針で質問です。
①主治医から、TC療法が終わった後、ホルモン治療と一緒にTs-1を併用すると言われました。(先生のコラム369回を見ると私も適用なのかな?と思うのですが)Ts-1はできれば飲みたくありません。田澤先生は必要だと思われますか?

②ステージ2Aなのですが、この1ミリの差でステージ2になってしまい、残念で仕方ありません。ステージ1と考えても大丈夫でしょうか。

③オンコタイプの結果、RS29、TAM単独9年遠隔再発率18%、化学療法上乗せ効果>15%でした。この見方ですが化学療法をすれば15%上乗せと思っていいのでしょうか。
化学療法をしなければいけなくなり、本当にショックで(嘔吐恐怖症もあり、本当にやりたくありません。)どうにかモチベーションを上げなくては、と思っているのですが中々上がりません。再発率がほんの少ししか上がらないなら化学療法をやる必要性があるのか、と考えてしまいます。15%上乗せと思っていいのでしょうか?

お忙しい中、とりとめのない質問で申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願い致します。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

①主治医から、TC療法が終わった後、ホルモン治療と一緒にTs-1を併用すると言われました。(先生のコラム369回を見ると私も適用なのかな?と思うのですが)Ts-1はできれば飲みたくありません。田澤先生は必要だと思われますか?
⇒私はTS-1しませんよ。
 ★ 「お知らせ」をよくご覧ください。

今週のコラム 416回目 結論として、私が(術後補助療法として)TS-1を勧める症例はありません。

②ステージ2Aなのですが、この1ミリの差でステージ2になってしまい、残念で仕方ありません。ステージ1と考えても大丈夫でしょうか。
⇒それでいいと思います。

③オンコタイプの結果、RS29、TAM単独9年遠隔再発率18%、化学療法上乗せ効果>15%でした。この見方ですが化学療法をすれば15%上乗せと思っていいのでしょうか。
⇒その通りですよ。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/4/16
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