［管理番号:11479］
性別:女性
年齢:50歳
病名:
症状:
投稿日:2023年12月08日
カナダ在住です。
9月に50歳になり、すぐ乳がんスクリーニングに申し込みます10月にマンモグラフィーを受けました。
左胸にmassがあるとのことで再検査(BIRADS 0)の通知がきました。
マンモは37歳の時に同じくカナダで受けており、その時は異常なしでした。その後制度が変わり、スクリーニングマンモは50歳以上のみ対象となってしまい、37歳以降受けていませんでした。。皮肉なことに今年の11月に政府が方針を変え、スクリーニングマンモは40歳に下げられました。10月にマンモを受けたときには、37歳の時の画像は残っていないと言われました。
再検査は11月（下旬）日で、マンモ(トモシンセシス)と超音波を受けた結果、BIRADS 4A (low suspicion of malignancy) と言う判定でショックを受けました。もちろん要生検になったのですが、医療機関がひっ迫しており、生検の予約は来年2月（下旬）日、実際結果がわかるのは3月になってしまいます。
超音波やマンモグラフィーを受けた後も、実際に判断を下した医師(Radiologist)と話をする機会は与えられず、検査技師が結果を「言い伝えで知らせてくる」と言う、
とても歯がゆいシステムになっています。メッセンジャー役の技師を引き止めて、できるだけ質問はしたのですが、納得できる説明はあまりなく、「念のため生検しておいた方がいいって言ってました。」じまいでした。
検査結果はメールで送られてきますが、画像は無しで、送られてきた情報は以下のものです。
マンモ:
Left breast tomosynthesis confirms the presence of a 13mm diameter circumscribed modular density in the 11:00 position of the left breast, posterior third. No architectural distortion. No suspicious calcifications.
ACR:D
エコー:
Ultrasound shows a corresponding 14mm x 13mm x 5mm (どれが縦、横かは不明)
clearly circumscribed heterogeneous avascular modular structure in 11:00 of the left breast 7cm from the nipple.
Left anxilla revealed only lymph nodes that were normal in both size and appearance.
さらにImpressionとして「エコーで見る典型的な繊維腺腫のappearanceではないので、自信を持って良性とは言い切れない。」とありました。
私が一番気になるのが、heterogeneous という単語です。しこりの内部が
heterogeneous (不均一／不均質？)の場合は悪性が疑われるようですが、先生のご経験上、やはり悪性のものが多いでしょうか？生検まで3か月も待たなければならないのかと思うととても不安です。
限られた情報ですが、先生のご見解、さらにこれはもっと緊急を要するとご判断されるのであれば、日本に一時帰国することも考えています。
そうなった場合田澤先生に確定診断、場合によってはしこりの摘出をお願いすることは可能でしょうか？
お忙しい中、また画像無しの無理のある質問で大変申し訳ありません。ご返答お待ちしています。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
普通に所見を診る限り、線維腺腫の可能性が最も高いことは確かですね。
私が一番気になるのが、heterogeneous という単語です。しこりの内部が
heterogeneous (不均一／不均質？)の場合は悪性が疑われるようですが、先生のご経験上、やはり悪性のものが多いでしょうか？
⇒上記通り、線維腺腫の可能性が高い（内部エコーはそれほど気になりません）
限られた情報ですが、先生のご見解、さらにこれはもっと緊急を要するとご判断されるのであれば、日本に一時帰国することも考えています。そうなった場合田澤先生に確定診断、場合によってはしこりの摘出をお願いすることは可能でしょうか？
⇒緊急性がないことだけは確かです。
ただ（緊急性の有無に限らず）100％確定診断を望むのであれば、それでも無論問題ありません。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/12/18
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