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病巣の拡がりが狭い、マージンが十分にある場合の放射線治療の省略について

[管理番号:11463]
性別:女性
年齢:35
病名:左乳癌
症状:術後のためなし
投稿日:2023年12月03日

田澤先生はじめまして。
先生のご回答、大変参考にさせていただいています。
いつも本当にありがとうございます。

初発・左乳癌の術後の病理結果で、

ステージ0の非浸潤がん
ホルモン受容体陽性
HER2陰性
Ki67中間値
核異形度1
病巣の拡がり 6mm
断端陰性(一番短い部分でも断端まで2cm以上あり、ど真ん中でバッチリとりきれている。こんなに綺麗にとりきれることは稀。完全にとりきれたと思っていただいて大丈夫)

とのことで、放射線治療の省略を提案していただきました。
ただしあくまでも標準治療は、部分切除+放射線なので、ご自身で決めてくださいとのこと。

①もし田澤先生なら、わたしのケースは放射線の省略をご提案されますか?

以前の質問へのご回答のなかで、例外的に放射線治療を省略するケースとして

「術前組織診で癌病巣が取りきれていた(ほど癌の拡がりが狭い)」+「マージンが十分に大きい」
(術前組織診で完全に取りきれていなくても)病巣の拡がりが5mm以下であれば十分検討の対象だと思います。

とお答えになっていらっしゃいますが、
②わたしの病巣の拡がり6mmについては先生はどのようにご判断されますか?

③断端2cm以上は、先生のおっしゃる「マージンが十分に大きい」に該当しますでしょうか?

④わたしのケースでは、放射線治療なしでも再発リスクは低いのでしょうか?

年齢は35歳です。
左乳癌のため、放射線の心臓への影響や、年齢が若く先が長いため、二次がんの発生が心配です。
二次がんは発見が難しく、予後もよくないように感じ、再発リスクが低いようなら
放射線治療を省略したいと考えています。

⑤放射線治療が乳房内再発率を下げたとしても、生存率に影響しないのであれば、二次がんで命を落とすことのないよう、提案どおり放射線治療を省略してもいいのでしょうか?

先生のご意見をお伺いできますと幸いです。
お忙しいところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

①もし田澤先生なら、わたしのケースは放射線の省略をご提案されますか?
⇒その通りです。

放射線も省略、根治と考えます。
年に1回の外来受診(マンモとエコーのみ)に(私なら)します。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/12/18
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