[管理番号:11402]
性別:女性
年齢:52
病名:
症状:
投稿日:2023年11月04日
トリティブネガティブ乳がん
腫瘍14??10m m
リンパ転移なし
リンパ侵襲なし
血管に侵襲はあり
グレード3
her2 1+
ki67 80%
術後にAC療法
ドセタキシルを4コースずつ行います。
血管侵襲があることをとても心配しています。
her2も少ないですが、プラスでありますが、薬剤が適応になりませんでしたし、
腫瘍の大きさから、免疫チェックポイントの適応にもならず、再発、転移に対する不安があります。
再発率はどのくらいになりますでしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
再発率はどのくらいになりますでしょうか?
⇒1期でキチンと抗がん剤をやっているので10%前後でしょう。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/11/15
***
質問者様から 【質問2】
トリプルネガティブ
性別:女性
年齢:52
病名:
症状:
投稿日:2023年11月15日
田澤先生
ご回答をありがとうございます。心より感謝申し上げます。
再発(と転移)は10%前後とのこと、前向きな気持ちになりました。
前回お伝えし忘れてしまいましたが、断面は陰性で、充実腺管がんで、全摘です。
①血管への浸潤がひとつありました。
これがなかった場合とあった場合では、再発、転移の確率はどれくらい違うのでしょうか?
② 抗がん剤後は3ヶ月に一度の腫瘍マーカーと年一度のマンモとレントゲンになるようです。
早期発見のために、気になることがあればエコー、CT等をお願いしようと思っています。
田澤先生は治療後の検診はどのようなメニューでされていますか?(エコーは3ヶ月おきにとられていると動画を拝見しました。)何か術後検診についてアドバイスがございましたらどうかお願い致します。
③ 再発、転移防止の為に、食事面、生活面で気をつけた方がいいことがあればご教示いただけると幸いです。
④ 他の方へのご回答により、トリティブネガティヴは①抗がん剤をしなくても予後の良い方②抗がん剤が効くので予後のよい方③抗がん剤が効かず予後の悪い方に分かれることを教えていただきました。
①のタイプは免疫により、微小の癌を抑えているのでしょうか?もしくは、画像にうつらないような微小な癌が元々存在しなかったということなのでしょうか?
どうぞよろしくお願い致します。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
①血管への浸潤がひとつありました。
これがなかった場合とあった場合では、再発、転移の確率はどれくらい違うのでしょうか?
⇒無関係!
くだらない事(失礼!)は忘れてしまいましょう。
② 抗がん剤後は3ヶ月に一度の腫瘍マーカーと年一度のマンモとレントゲンになるようです。
早期発見のために、気になることがあればエコー、CT等をお願いしようと思っています。
田澤先生は治療後の検診はどのようなメニューでされていますか?(エコーは3ヶ月おきにとられていると動画を拝見しました。)何か術後検診についてアドバイスがございましたらどうかお願い致します。
⇒CT、PETなどは行いません。
採血腫瘍マーカー 3か月or 6か月毎 (症例による)
乳腺エコー 〃 (症例による)
マンモグラフィー 1年に1回 (患者さんが希望しない場合にはやらない)
★CTや骨シンチは行いません。(患者さんから希望があれば行いますが)
③ 再発、転移防止の為に、食事面、生活面で気をつけた方がいいことがあればご教示いただけると幸いです。
⇒体重増加に気をつけましょう。
④ 他の方へのご回答により、トリティブネガティヴは①抗がん剤をしなくても予後の良い方②抗がん剤が効くので予後のよい方③抗がん剤が効かず予後の悪い方に分かれることを教えていただきました。
①のタイプは免疫により、微小の癌を抑えているのでしょうか?もしくは、画像にうつらないような微小な癌が元々存在しなかったということなのでしょうか?
⇒全く無関係
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/11/24
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質問者様から 【質問3】
トリプルネガティブ
性別:女性
年齢:52
病名:
症状:
投稿日:2024年01月12日
田澤先生
いつもありがとうございます。心より感謝しております。
術後の抗がん剤で間質性肺炎になってしまいました。
プレドニン50mlを10日間点滴し、
その後、40mlを7日間、30mlを7日間、20ml を7日間、10mlを7日間点滴し、治療は終了する予定です。
肺の方は快方に向かい、今は酸素吸入もなく、入院中ではございますが、元気に過ごせております。
①今1番心配なのは、ステロイドの副作用の大腿骨頭壊死です。早期発見の為、MRIを撮っていただくようにお願いしようと思っております。
○他に何か気をつけておくべことがありました、ご教授いただきたく存じます。
○温めたり、ストレッチなどした方がよいのでしょうか?ご教授いただけると幸いです。
②間質性肺炎について、
○今後、風邪やインフルエンザになった場合は再発の恐れなどもございますでしょうか?その場合はレントゲンなどお願いすればよろしいでしょうか?
○間質性肺炎の再発について、気をつけておくべきことなどございましたらご教授いただけますでしょうか?
③今後、万が一(‥といいますか、抗がん剤を予定通り行えなかったので、残念ながら1/10以上の確率だと思いますが‥)再発した場合
間質性肺炎を罹患してしまったことを考慮すると、
○抗がん剤を使った治療はできますでしょうか?
○ハーツーが+1なのですが、ハーツーに効くお薬を使うことはできますでしょうか?
○トリティブネガティヴなのですが、免疫チェックポイントを使うことはできますでしょうか?
○放射線治療はできますでしょうか?
○トモセラピーは使えますでしょうか?
(大きさなど他の条件にもよるかもしれませんが、間質性肺炎の罹患の観点からで‥)
色々と不安があり、質問が多くなり申し訳ございません。どうぞよろしくお願い申し上げます。
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
間質性肺炎の専門家は呼吸器内科なので、全ての質問に回答することは不適切となります。
ただ術後補助療法中の重篤な有害事象なので、「当然のことながら」術後補助療法としての抗癌剤や放射線は(リスクを重視して)行われません。
ただし(万が一)今後再発してしまった場合には「話は別」となります。
★「再発予防としての位置づけである」術後補助療法と、「実際に再発病変が存在する」再発治療では全く意味合いが異なるからです。
つまり(再発治療をする場合には)慎重投与を模索することとなるでしょう。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/1/23
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質問者様から 【質問4】
トリティブネガティブ
性別:女性
年齢:52
病名:
症状:
投稿日:2024年02月02日
田澤先生
いつもありがとうございます。
心より感謝しております。
前回のご回答で、「(万が一)今後再発してしまった場合」の「万が一」とお書きくださった温かいお心遣いが嬉しく、大きなお力をいただきました。ありがとうございます。
これまでAC4回の点滴が終了し、
ドセタキセル1回目のあとに間質性肺炎となりました。
肺炎は順調に回復し、レントゲンでもCTでも、発症前の状態まで影が消えたそうです。
血液検査も今は特に問題がないようです。
退院し、通院でステロイドを少しずつ減らしているところです。
少し先のお話になりますが、
血液内科の先生と相談になるそうですが、
ドセタキセルではなく、1週間ごとのパクリタキセルならできるとお話をいただいております。
①今後ドセタキセル残り3回分に相当するパクリタキセルを点滴した場合、
AC4回+ドセタキセル1回で終わった場合と比較して、再発率はどれくらい下がりますでしょうか?
このような事例は多くないと思いますので、データとしてはないかもしれませんが、先生のご見解をお聞かせいただければ幸いです。
10%くらい下がることはないでしょうか?数%でしょうか?
②IgGが630と基準値より低く、抗がん剤の影響で下がったのかもしれないと主治医の先生がおっしゃっていました。
パクリタキセルを点滴することでさらに下がることはございますでしょうか?
このことにより、パクリタキセルをすることにより再発率が上がることはありますでしょうか?
③田澤先生は、このような場合、パクリタキセルの点滴を患者さんにおすすめされますでしょうか?
肺炎の再発が心配なら、ステロイドを服用しながら抗がん剤を点滴することもできるとのことでしたが、ステロイドが長期に渡ることによる副作用の心配もあり、どうすべきかわかりません。
どうか、田澤先生のお考えをお聞かせくだされば幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。
選択肢が増えたことは喜ばしいことですが、稀なケースで、事例も少なく、私の知識もないので、どう判断し、決断すべきかわかりません。
田澤先生から 【回答4】
こんにちは。田澤です。
どうか、田澤先生のお考えをお聞かせくだされば幸いです
⇒術後補助療法では「著しい」有害事象では中止すべきです。
特に「間質性肺炎となった」のであれば、(私であれば)抗癌剤は一切中止とします。(無論、再発の場合は話は「全く」別となります。)
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/2/13
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