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アポクリン癌について

[管理番号:11341]
性別:女性
年齢:45
病名:アポクリン癌
症状:左胸上部に3cmほど?のしこり
投稿日:2023年09月24日

昨年3月に右乳がんで皮下乳腺全摘し、インプラントにて再建、今はタモキシフェン服用中です。
定期検診のエコーで左のしこりが大きくなっているように見えるとのコメントがあり、
念の為ということで針生検、鑑別不能で細胞診を行いアポクリン癌と確定しました。
初回の手術前からしこりがあり、当時の医師に聞いたのですが造影MRIで癌は右だけです、との回答。
その後、医師が退職し非常勤の医師となりしこりが大きくなったのが気になり聞きましたが
触診で繊維腺腫っぽいので放っておいて大丈夫、とのこと。
その後また違う非常勤医師となり今回のエコー結果から生検の流れになりました。
ER:陰性(0%、Allred score 0+0=0)
PgR:陰性(0%、Allred score 0+0=0)
HER2 score 1+
Ki-67 labeling index = 18.8% (94/500)
との結果をもらいました。リンパは腫れていない、とのことです。
繊維腺腫でしょうと言われた時点で2cmちょっとあると言っていたので今はもう少しありそうです。
現在常勤医師がいなく、転院先を探している状態です。
トリプルネガティブということで化学療法はほぼ確定なのでしょうか。
アポクリン癌というもの自体が特殊型とのことで、どのような流れになるのかわからず、
転院先を決めかねています。
細胞診の結果だけですが、先生ならどうお考えになりますか。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

触診で繊維腺腫っぽいので放っておいて大丈夫
⇒何だそりゃ! ですね。

トリプルネガティブということで化学療法はほぼ確定なのでしょうか
⇒アポクリン癌はガイドラインでは「トリプルネガティブでも抗がん剤は不要」という組織型にはあたりません。(つまりガイドラインでは化学療法推奨となります)

★ご参考に
腺様嚢胞癌 トリプルネガティブでもpN0ならば化学療法不要
管状癌   トリプルネガティブの場合には化学療法を考慮(必須とはしていない)

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/10/4
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