[管理番号:11334]
性別:女性
年齢:49
病名:浸潤性乳管癌
症状:
投稿日:2023年09月19日
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質問者様の別の質問
コラムで取り上げたので別の管理番号にしました。
管理番号:11387「TS-1について」
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7月に右乳房全摘術を受けました。
・ステージ2A
・腫瘍径 1.5×0.8×1.5
・ホルモン陽性
・ルミナルb
・HER2陰性
・核グレード1
・Ki67 25%
センチネルリンパ節への転移が1つあり、腋窩リンパ節を郭清しました。腋窩リンパ節への転移はありませんでした。
術後の治療は、ホルモン剤、放射線、抗がん剤(TS-1)の3つをやりますと言われ、現在ホルモン剤は飲んでいます。
私の場合、放射線、抗がん剤は必要でしょうか。リスクと副作用、上乗せを考えて悩んでいます。
術前の説明では、全摘でもセンチネルリンパ節に転移があれば、術後にホルモンと放射線をやると言われていました。しかし、術後に抗がん剤がプラスされて動揺しています。
術後の病理で、核グレードは1でしたが、核異型スコアが2で合計3点だったため、抗がん剤が追加になったのでしょうか。
あと、術前の病理では核グレード2が術後の病理では1になり、腫瘍は2~3センチと言われていたのが、術後の病理では1.5センチになっていました。
そんなことあり得ますか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
術後の治療は、ホルモン剤、放射線、抗がん剤(TS-1)の3つをやりますと言われ、現在ホルモン剤は飲んでいます。
私の場合、放射線、抗がん剤は必要でしょうか。
⇒放射線は(私なら)しません。
全摘後の照射の適応は①リンパ節転移4個以上 ②ly3以上(lyの記載がありませんがご確認ください)
⇒抗癌剤が必要か?は是非(保険収載となった)OncotyepDXをすべきでしょう。
★NG1及びKi67=25%からはlow riskとなる可能性は高いと(経験上)思います。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/9/27
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質問者様から 【質問2】
リュープリンについて
性別:女性
年齢:49才
病名:
症状:
投稿日:2023年11月27日
田澤先生こんにちは。
先日はTS-1についてのご回答ありがとうございました。良く理解できました。
その後オンコタイプをやり、結果RS値が14だったため抗がん剤はやらないことになりました。それなら治療はタモキシフェンのみだと思っていたら、今度はリュープリン注射を勧められました。主治医からは、リュープリンをすることで抗がん剤を使った時と同等の上乗せがあると説明されました。
田澤先生の質問コーナーの回答は「40才以上では化学療法をするようなハイリスクのみが対象と考えるべき」なので、オンコタイプが14、年齢49才の私は上乗せはありませんか?
腎機能が少し悪いので腎臓に負担がかかることはできるだけ避けたいというのもあります。
・リュープリンは必要か?
・リュープリン(タモキシフェンも)は腎機能に影響するか?
よろしくお願いします。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
「今週のコラム 269回目 Rx PONDER (中間解析) その解釈」を熟読してください。
「リンパ節転移あり」「閉経前」なので、無論「タモキシフェン+LH-RHagonist」となります。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/12/13
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