［管理番号:11288］
性別:女性
年齢:38
病名:右の乳がん
症状:症状は特にないようです
投稿日:2023年08月18日

はじめまして。
自分のことではないのですが、妻の再発予防のための補助療法に関して質問させてください。

妻は、約1年前に乳がんと診断され、今までに温存手術をし、その後抗がん剤（ドセタキセル、EC）と放射線治療を行いました。

術前の針生検
エストロゲン 15％ 、プロゲステロン 0% 、ki67 40％ 、her2 2＋（fish法でスコア1.1）
術後生検
腫瘍サイズ18ミリ、リンパ節転移なし
エストロゲン、プロゲステロン1％未満、ki67 95％、her2 陰性、グレード3、遺伝性検査陰性

検査結果は上記のとおりですが、妻の場合は術前後でサブタイプが異なるため、補助療法に関してどのように考えてよいか迷っています。

主治医と相談し、術前にエストロゲンが少し陽性だったので、とりあえずタモキシフェンは服用することになりました（術後生検では、一番真ん中の検体しか染色してないので、完全に染まりきらずにエストロゲンが陰性と出た可能性もある、と考えて）。今後リュープリンも追加予定です。

術前サブタイプではTS1は適応になるのではないかと思うのですが、術後サブタイプはトリネガになるので、適応としてはどうなんだろう？でもタモキシフェン飲んでるしな…と考えています。
田澤先生だったら妻にts1を勧めますか？
妻が適応かどうかも含め、飲んだほうがいいのでしょうか？

妻は最近仕事に戻ったばかりで、できることなら経口抗がん剤は服用したくないようですが、とにかく再発が心配なようで、飲みたくないけど飲むべきかまよっている
（飲んだほうがいいのかわからない）ようです。

10960の方の質問では、田澤先生は「1期なら自分は勧めない」と回答されていましたが、もし妻にも「1期だから勧めない」ようであれば、その理由というか、先生のお考えも合わせてお教えいただけたらと思います。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

主治医と相談し、術前にエストロゲンが少し陽性だったので、とりあえずタモキシフェンは服用することになりました（術後生検では、一番真ん中の検体しか染色してないので、完全に染まりきらずにエストロゲンが陰性と出た可能性もある、と考えて）
⇒普通に考えれば…
手術標本は、固定処理が不完全となりやすい（検体が大きいのでホルマリン固定されにくいリスクに加え、術後暫く放置されるリスクもある）ので陰性となってしまった可能性を（私なら）考えます。

田澤先生だったら妻にts1を勧めますか？
⇒anthracycline + taxaneを行ったのだから、勧めるつもりは毛頭ありません。

10960の方の質問では、田澤先生は「1期なら自分は勧めない」と回答されていましたが、もし妻にも「1期だから勧めない」ようであれば、その理由というか、先生のお考えも合わせてお教えいただけたらと思います
⇒早期である＋anthracycline+taxaneやっているのだから必要とは全く思いません。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/8/29
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