[管理番号:11215]
性別:女性
年齢:56歳
病名:右乳癌
症状:
投稿日:2023年7月4日
初めて質問をさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
更年期障害にて50歳から6年間ホルモン補充療法をうけていました。
昨年12月 人間ドックで右乳房石灰化カテゴリー3を指摘
今年1月 細胞診検査
2月中旬 細胞診でクラス5であり、乳癌と診断、ホルモン補充療法中止。
3月上旬 がんセンターに転院、
3月下旬 針生検にて浸潤性乳管癌と診断、
4月 セカンドオピニオンにて2cmぐらい乳管内進展している可能性あり全摘をすすめられる。
5月中旬 右乳房全摘術+センチネルリンパ節生検
6月 病理結果説明、非浸潤癌しかなかったので、オンコタイプDXは出来ないといわれる。
病理結果>
AB領域に8×8×6㎜の灰白色充実性病変を認める。
肉眼的な病変部に一致して、類円形腫大核と好酸球訪体を有する腫瘍細胞が乳管内に充実性、篩状増殖を示す。
標本上で明らかな間質浸潤像を指摘できない。
前回の2本のCNS検体での浸潤巣は確認できることから、浸潤性乳管癌と診断。
脈管浸潤像なし。
リンパ節転移なし。
NG1, HG1, HER2(1+)、Ki67 10%、ER 90%、PgR 40%
質問①主治医からは今回の病理では非浸潤癌しか認められなかったが、針生検の時には浸潤像があったので、ホルモン治療をした方がよいだろう。
閉経しているため、アナストゾール阻害薬がいいだろうとのことでしたが、ホルモン治療はやはりした方がよろしいのでしょうか?
質問②ホルモン補充療法をやめたことで、浸潤像が消えるということはありますか?
(補充療法をやめただけで癌細胞が壊死している像が認められたという文献を読んだので)
質問③もしホルモン治療をするならば、やはりアナストゾール阻害薬が良いですか?
非浸潤癌の場合はタモキシフェンの方が良いという記事を読んだので。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
浸潤部分が針生検で取りきれていたケースは時々(私も)経験します。
その場合には全摘だし「無治療」を提案することが多いです。(微小浸潤もしくはpT1aなのでホルモン療法も強くは勧めていません)
ご参考に。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
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