[管理番号:11157]
性別:女性
年齢:47
病名:左乳癌
症状:
投稿日:2023年6月4日
初めて質問させていただきます。
よろしくお願いいたします。
左乳癌
HER2陽性スコア3 核グレード3 ki67 60% リンパ節については、エコーにはないが手術してみないとわからないと言われています。
腫瘍の大きさは、16×17×10で、影もいれると37×25×12です。
術前抗がん剤 ドセタキセル+パージェタ+ハーセプチンを4クール予定。
来週4クール目です。
来月には手術の予定です。
抗がん剤2クール目終了後のエコーでは、少し縮小を認めました。
私の抗がん剤の予定は、上記術前のドセタキセル+パージェタ+ハーセプチン4クール、術後のパージェタ+ハーセプチンのみです。
AC療法等しない理由は、患者の副作用と、心機能を鑑み、行ってもそこまでの差がないとの事でした。
私の心機能は問題ありません。
1.AC療法等の必要性はありますか。
2.AC療法等するのであれば、術後からでも問題ないでしょうか。
術後の病理検査の結果で決めていっても良いでしょうか。
術前ドセタキセル+パージェタ+ハーセプチン、術後にAC療法、AC療法終了後、ハーセプチン+パージェタ
3.AC療法を行う場合と行わない場合、どのくらいで完治する%が違ってくるのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
ステージ1の早期乳癌であれば、(もしも術前抗がん剤などせずに)手術先行であれば、術後はtrastuzumab+TC(docetaxel/cyclophosphamide)x4⇒trastuzumabx14と(私なら)します。
つまりステージ1であればanthracyclineは不要と思います。
ご参考に。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/6/12
***
質問者様から 【質問2】
HER2陽性の抗がん剤について
性別:女性
年齢:47
病名:乳癌
症状:
投稿日:2023年6月12日
ご回答ありがとうございました。
先生がいてくれてとても心強いです。
田澤先生のご回答は、TC療法+トラスツズマブとの事でしたが、私の主治医はドセタキセル+ハーセプチン+パージェタでした。
田澤先生は、早期であれば、アンスラサイクリン系は必要はないとの事でしたが、
それはTC療法+トラスツズマブを行った場合であって、私のドセタキセル+パージェタ+ハーセプチンでも必要ないでしょうか。
と、いうのは、HER2陽性でもHER2が発現している細胞と、発現してない細胞がある(不均一性)と何かで見まして、私の抗がん剤はHER2のみに特化していると言いますか…。
ドセタキセル4クールしか行っていませんし、核グレードが3のため再発リスクが高いため。
田澤先生のところ私のような抗がん剤を使用している患者がセカンドオピニオンで行ったら、先生はどのような抗がん剤を使用しますか。
何度も申し訳ございません。
宜しくお願い致します
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
失礼ですが…
回答に変更はありません。(同じ質問は、今後はしないようにしましょう。)
本来、pertuzumabの術後補助療法の適応はリンパ節転移陽性です。
そして早期乳癌ではanthracyclineは(私は)行わないのです。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/6/19
***
質問者様から 【質問3】
HER2陽性の抗がん剤について
性別:女性
年齢:47
病名:左乳癌
症状:
投稿日:2023年07月26日
先日は同じ質問をしてしまい申し訳ございません。
再発、転移が怖くてどうしようもない状態でした。
今は少し落ち着いてきました。
すみませんでした。
今回、無事に手術が終わり病理検査の結果が出ましたので、ご相談させていただきます。
手術前
サイズ 16×17×10 影もあわせると37×25×12
HER2陽性 スコア3 ki67 60%
核グレード 3 ホルモン受容体陰性
手術前抗がん剤
ドセタキセル+ハーセプチン+パージェタ 4クールのみ
◎手術前抗がん剤4クール目終了後、エコーにて影の部分も一緒に小さくなってる。
このことから影の部分も癌の可能性があると言われた。
◎病理検査結果
左乳房全摘
It/c 分類不能型 size;notdetermined DCIS
vanNuysgrade;high grade3
g-、f-、S-、p-、w-、Ly0、v0、n(0/1)sentinel(0/1)
yptisNo(sn)[cM0] stage0
肉眼的に左C領域に乳腺構造の粗造な領域が見られますが腫瘍の局在は明らかではあ
りません。組織学的には少量の高異型度DCISが観察されますが、浸潤癌成分の遺残は
確認できません。センチネルリンパ節には転移もその痕跡もありません。
組織学的効果判定基準 grade3相当。化学療法後病期 yptisn0
(sn)[cM0] stage0相当
切除断端は陰性です。
その他乳頭近傍に過誤腫が見られますが悪性所見はありません。
1.影の部分についてですが、病理検査でも不明だったという事ですが、しこりなく影の癌っていうのはあり得るのでしょうか。
2.病理検査の結果に、肉眼的に左C領域に乳腺構造の粗造な領域が見られますが腫瘍の局在は明らかではありませんとありますが、上記1の事を指しているのか別のものを指しているのかわかりませんが、気にしなくても良いでしょうか。
3.上記1.2も同じHER2陽性なのか確認していませんが、HER2陽性から変化することはあるのでしょうか。また、何か病理検査結果より再度調べたら方が良いものはありますでしょうか。
4.今後の抗がん剤は、ハーセプチンのみ行う予定ですが、病理検査結果、影のことを踏まえ先生も同じレジメンでしょうか。
5.今の私の状態で、再発率はどのくらいでしょうか。
よろしくお願いいたします。
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
4.今後の抗がん剤は、ハーセプチンのみ行う予定ですが、病理検査結果、影のことを踏まえ先生も同じレジメンでしょうか。
⇒trasutuzumab+pertuzumab x14とします。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/8/4
***
質問者様から 【質問4】
HER2陽性の抗がん剤について
性別:女性
年齢:47
病名:左乳癌
症状:
投稿日:2023年08月04日
先日はご回答ありがとうございました。
日々勉強させていただいています。
◎手術前検査
左乳癌 HER2陽性スコア3 核グレード3
ホルモン受容体陰性
腫瘍サイズ 16×17×10
影もいれると37×25×12
ki67 60%
◎術前化学療法でこの影も小さくなっていることから影も癌だったとのこと。
↑後に判明
◎術前化学療法
ドセタキセル+パージェタ+ハーセプチン 4クールのみ。
◎左乳癌全摘施行済
リンパ節転移なし。
◎術前化学療法
ドセタキセル+ハーセプチン+パージェタ4クールで、pcrとなりました。
術後化学療法についてですが、先生より
ハーセプチン+パージェタとご回答いただきまして、主治医にパージェタも加えて欲しいと伝えたところ、
パージェタは、リンパ節転移の患者が対象であり、パージェタするなら自費になるかもと言われました←査定になるということでしょうか。
組織グレード3だし、影入れたら腫瘍が大きいことで再発高いのではと伝えましたがダメでした。
クソーと思い、家に帰りパージェタの添付文書調べてみました。
たしかに、再発リスクが高いリンパ節転移患者とありますが、グレード3と腫瘍が大きいことは再発リスクが高いことにはならないのでしょうか。
術前化学療法でpcrになりましたが、影の部分が癌であったことにより、ec療法してなく不安になっています。術前化学療法にアンスラとタキサンが組み込まれている理由は、この2つが最強であり、腫瘍を残しながらであるため最強レジメンになる。もし、手術を先にした場合、病理検査結果によっては、最強レジメンから変更できるということでしょうか。このこと等考えると手術先行のメリットがすごい感じます。
↑私は浸潤径とかがわからなくなってしまっているためモヤモヤ感が強いのだと思います。
さらに私の中でモヤモヤしている部分は、pcrしたけど、全身に回っている可能性の癌の方は大丈夫なのかと言う点です。術後としてハーセプチンするんですが、それで足りないのではという意味です。
先生にご相談です。
1.パージェタを組み込ませる良い手立てはないでしょうか。
2.ドセタキセル4クールでpcrしましたが、全身に回っている可能性の小さな癌が、気になります。パージェタを加えることが無理だった場合は、ec療法する必要はありますか。
3.手術前のCNB/VAB
(今の病院ではなく、前医クリニック)で、充実型またはアポクリン癌
間質のリンパ球TILsが目立ちます。DCIS(+、with necrosis)
TILsは調べたところトリネガに関係あり、HER2陽性にも関係がある可能性とみました。主治医に聞いてみましたが、トリネガだけに関係ありとの回答でした。先生はどう考えていますか。
4.私の状態は、可能性として影の部分もあって大きかったけれど、案外浸潤部分が小さくpcrが出来たということなのでしょうか。
長々となりましたが、よろしくお願いいたします。
田澤先生から 【回答4】
こんにちは。田澤です。
前回の回答3を見返してみましたが…
大変失礼しました。
私自身が術後治療として「trastuzumab+pertuzumabx14」と回答していましたね。
完全な勘違いです。(化学療法前の画像評価でリンパ節転移+だと思っていました
が、実際には「化学療法前の時点でもリンパ節転移を疑う画像所見ではない」ことを
質問①まで遡って確認しました)
★大変失礼しました。 主治医の言うようにtrasutuzumabx14単剤となります。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/8/14
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