[管理番号:11077]
性別:女性
年齢:41歳
病名:乳がん
症状:
投稿日:2023年5月8日
田澤先生、意を決してこのメールを書いています。
どうかお読みいただけますように。
4月10日突然のかゆみに襲われ、自分で左胸の乳頭すぐ横に、しこりを見つけました。
翌日すぐに、市内の○○病院へ行きましたが、予約制と言われ4月(中旬)日に改めて病院へ。
その日は、マンモグラフィーと超音波検査をしました。
診察の結果、「しこりの大きさは約1センチはっきり悪性とも良性とも言えないね。
針生検しましょう」いわれ…
4月(下旬)日に針生検を行いました。
このときも、「悪性、良性五分五分だね」といわれ、今は結果まちの状態です。
このまま結果が出るまでの2週間、耐えられないと思い、義理姉の紹介で○○の○○クリニックへ。
ここでも、マンモグラフィーと超音波検査の結果、非浸潤癌と言われました。
「MRIだけ撮りましょう」とのことで、その日にMRIを撮り、一昨日、電話でその結果を聞くと、
「最初の診察通り、非浸潤癌です。
しこりと石灰化があります」とのことでした。
円錐形に悪いところだけを取る手術をやれるから、それをやろうと言われましたが、イマイチ信用ができません。
だからと言って、地元の○○病院でも不安で、田澤先生に診察、手術をお願いしたいです。
しかし、今は○○県○○市に住んでいて、遠方です。
診察、手術までの期間が長くなってしまうのも心配です。
まだまだ手のかかる娘が2人います。
本当に毎日毎日怖いです。
私は治りますか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
私は治りますか?
⇒早期であり、根治する可能性は高いと判断します。
根拠
1.大きさが1cm
⇒(癌だとしても)早期である。
2.(地元の病院で)悪性、良性五分五分と言われている。
⇒進行したものであれば(我々専門医が見れば)「乳癌に間違いない」と言い切れるから
★つまり、(画像だけでは診断がつかない時点で)癌だとしても早期と考えて間違いないのです。
3.2つ目のクリニックで非浸潤癌だといっている。
⇒(MRIだけで非浸潤癌という判断には「大いに」疑問ですが…)少なくとも画像上非浸潤癌を思わせる所見ということ
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/5/16
***
質問者様から 【質問2】
乳がん治療について
性別:女性
年齢:41歳
病名:乳がん
症状:
投稿日:2023年6月2日
お忙しい中、読んでくださりありがとうございます。
5月(中旬)日に針生検の結果が出ました。
しこりは全部で3つ。
それと石灰化があるそうです。
DCIS ADH と記載があり
ER 8
pgr 7
HER2 1+
ki-67 5%
と書いてありました。
針生検を受けた病院から紹介状を書いてもらい〇総合病院へ転院しました。
ここで田澤先生へ手術してもらえるチャンスがあったのに…自宅から江戸川病院までの距離を理由に、自分でそのチャンスを蹴ってしまったことを、今激しく後悔しています。
転院先の病院での主治医は30代そこそこ。
不安で仕方ありません。
手術日は7月(上旬)日に決まり、そこから逆算して骨シンチ、CT検査を6月中にします。
たら、れば…は今更無駄かもしれませんが、
全幅の信頼をおける田澤先生にお願いすればよかったと…
4月10日に自分でしこりを見つけ、それから手術までは3ヶ月くらい空いてしまいま
す。
こんなに空いてしまい、非浸潤癌が浸潤してしまうのではないか。
どんどん進行して取り返しがつかなくなってしまうのではないか。
針生検の結果は本当にあっているのか
若い医師で大丈夫なのか
自分の優柔不断さで招いたのですが、不安で仕方ないです。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
DCIS ADH と記載があり
ER 8
pgr 7
HER2 1+
ki-67 5%
と書いてありました。
⇒そもそも…
(ER, PgRはともかく)「HER2とKi67は非浸潤癌では適応外」ですよ!!!!(担当医にその概念「適応外であるという」があればいいのですが…)
★考えれば解ると思うのですが、そもそもHER2は「抗HER2療法の適応があるかどうか?」Ki67は「抗がん剤が効くタイプかどうか?」のために存在しています。
非浸潤癌では「そもそも」そのどちらも(抗HER2療法も抗がん剤も)適応がないのです。
適応がないのに何故調べる??? 正直私はこういうこと(適応外)が我慢ならないのです。
手術日は7月(上旬)日に決まり、そこから逆算して骨シンチ、CT検査を6月中にします。
⇒非浸潤癌で骨シンチやCTを撮影することは問題外です。
当然、断るべきです。
★遠隔転移を検索するための、それらの検査が「遠隔転移がある筈が無い非浸潤癌に必要なわけがない!」
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/6/9
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質問者様から 【質問3】
乳がんの治療
性別:女性
年齢:41歳
病名:乳がん
症状:
投稿日:2023年6月2日
間髪入れずに質問をお許し下さい。
今からでも先生に見て頂くことはできるのでしょうか。
7月○日に手術を予定しておりましたが、先生の回答をみて、ますます不安になりました。
しこりを見つけてから、2ヶ月経とうとしています。
そもそもわたしは本当に非浸潤癌なのでしょうか。
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
今からでも先生に見て頂くことはできるのでしょうか。
⇒ご希望なら…
手術相談メールしてください。
7月○日に手術を予定しておりましたが、先生の回答をみて、ますます不安になりました。
⇒不安となる必要はありません。
ただ単に、『非浸潤癌の診断なのに(適応外である)HER2やKi67を検索』したり、『非浸潤癌では遠隔転移はあり得ないのに、(それらの検索目的である)骨シンチやCTを無造作にオーダーする』それらの医師の診療に(声を大にして)大いに不満なのです。
そもそもわたしは本当に非浸潤癌なのでしょうか。
⇒針生検の結果からは、その可能性が高いということです。(最終的には手術標本で全体の評価が必要なことは言うまでもありません。)
・YouTubeチャンネル「乳がんプラザ」はこちら
・「江戸川病院での手術」はこちら。
・「手術相談」メールはこちら。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/6/12
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質問者様から 【質問4】
術後 経過観察と診察について
性別:女性
年齢:41歳
病名:非浸潤性乳がん
症状:しこり
乳頭にのびる白い影
投稿日:2023年07月25日
お忙しい中、恐れ入ります。7月初旬に左胸の全摘出手術を受けました。
先日、病理の結果が届きましたので、以下を踏まえていくつか質問があります。
どうぞよろしくお願いします。
所見
<訂正報告>
〔乳癌取扱い規約 第18版(2018年)〕
術式: 左Bt+SNB
術前治療: なし
検体 : 左乳腺、皮膚、 乳頭、 乳輪、センチネルリンパ節(H23-02224,C23-02441)
添付画像
の通り切出し
癌の占部位:E (乳輪部) E\’ (乳頭部)
癌の組織型 非浸潤性乳管癌 (van Nuys分類 ; group 1 )
癌の大きさ: 約20×10mm
脈管浸潤:リンパ管Ly0 (H&E染色による判定)、静脈VO (EM染色による判定)
組織学的波及度: g (乳腺組織内)
T分類: pTis
切除断端:陰性・・・切離面からの最短距離 2mm、 部位: 胸壁側 (ブロックNo.5)
= ER・・・ Allred score: Total Score (8) Proportion Score (5) + Intensity Score
(3) PgR・・・ Allred score: Total Score (8) = Proportion Score (5) + Intensity Score (3)
○原発巣における癌の免疫組織化学
Her2 score. (染色像がみられない、または、10%の腫瘍細胞にかすかな/かろうじて認識でき る不完全な膜染色が認められる : 陰性) 〔ASCO/CAPガイドライン(2018)〕
Ki-67 index 約5-10% (乳管内成分、 hot spot)
※いずれも非浸潤部での評価であり、HER2やKi-67 index は参考所見。
※術前検査で腫瘤は1.3センチと言われていましたが、乳頭に向かって白く広がりがあったため、乳頭を中心にして皮膚は「目」の形のように切除しました。
●以前、先生のご回答で「pt1aでの再発は見たことがない」というのを拝見したことがあります。
それは、田澤先生のような超正確な手術で高度な技術を持った方が、手術をした場合の話で、他の医師では(取り残しなどで)あり得るのでしょうか?
●私のようにptisでも、取り残せば再発しますか?また、その後の遠隔転移も心配で心配で仕方ないです。
●私は再発や遠隔転移を心配せずに生活をしていても大丈夫なのでしょうか。
●私の主治医はとても若く…若いから信用出来ないわけではありませんが、信用しきれていないと思います。
「取り残しによる全摘後の胸壁再発及び、見逃しによる腋窩リンパ節再発など」を見ていると、とても怖いです。
●術後の検査や経過観察を田澤先生にお願いすることはできますか?
田澤先生に手術をしてもらっていないのに、今更、取り返しがつかないし、遅いのでしょうか?
もし、見ていただける際は紹介状が必要ですか?
また、見ているときは時期はいつ頃だと良いですか?(手術は7月(上旬)日でした。)
絶対に後悔したくありません。
田澤先生から 【回答4】
こんにちは。田澤です。
非浸潤癌で全摘だから根治です。
無駄に悩むのは辞めましょう。
無論、質問者に罪はありませんが、非浸潤癌なのにHER2やKi67を測定していますが、これは明確な適応外です。
このような適応外検査を平気で行うのは大学病院か(それと類似した)医療機関でしょうが、是非辞めて頂きたい(質問者には申し訳ありませんが… 腹が立ちます)
もし、見ていただける際は紹介状が必要ですか?
⇒不要です。
診察だけですから…(病理結果もわかっているし)
また、見ているときは時期はいつ頃だと良いですか?(手術は7月(上旬)日でした。)
⇒(私自身の患者さんであれば)1年に1回の診察としているので来年の7月でしょうか?
★江戸川病院ではなく、土曜日の市川外来に電話予約しましょう。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/8/2
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質問者様から 【質問5】
術後の経過観察と診察について
性別:女性
年齢:41歳
病名:左胸乳がん
症状:しこりと乳頭にのびる白い影
投稿日:2023年07月26日
書き損じがあり、追記をお許しください。
文才の無さに上手く書けず、伝わりづらかったと思います。申し訳ありません。
非浸潤癌でも手術の精度による取り残しや間違えたセンチネルリンパ検査による再発
がどうしても心配です。
今後、田澤先生の元へ転院しずっと診て頂くことは可能でしょうか。
1年後は不安なので、今年中に1度診察はして頂けますか?
田澤先生に手術をしてもらっていない私は、無理でしょうか?
失礼にあたったら申し訳ありません。
田澤先生から 【回答5】
こんにちは。田澤です。
今後、田澤先生の元へ転院しずっと診て頂くことは可能でしょうか。
1年後は不安なので、今年中に1度診察はして頂けますか?
⇒市川で予約を取りましょう(診察エコーだけなので紹介状は不要)
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/8/4
***
質問者様から 【質問6】
局所再発の不安
性別:女性
年齢:41歳
病名:
症状:
投稿日:2023年07月30日
どうか失礼をお許しください。
先日、メディカルプラザ市川にお電話させて頂き、11月後半に予約を入れさせていただきました。
どうしても、腋窩、鎖骨、胸壁などの局所再発が心配でなりません。
不安のまま手術へ向かってしまったことを後悔。
田澤先生に最初からお願いしていたら、今頃はこんな気持ちにならなかった。先生が他の方に「急がば回れ」「不安なまま手術を受けるのは勧めません」のコメントを見つけ、本当にその通りだとおもいました。
時間は巻き戻せない。しかし、これ以上は後悔はしたくありません。
質問です。
●全摘出手術に取り残された乳腺や、リンパ節などはエコーなどで見ればわかりますか?
●もし、取り残しがわかった場合、再手術をするというのは可能なのですか?
●とにかく局所再発が怖いです。
局所再発を防ぐために、田澤先生にもう一度手術をしていただく…なんてことは可能なのでしょうか。
●予約をしている日に局所再発の可能性がないか…という検査はしていただけるのでしょうか?
稚拙な文章で本当に申し訳ありません。どうかよろしくお願いします。
田澤先生から 【回答6】
こんにちは。田澤です。
少々、考えすぎですね。
11月に診察すれば安心することでしょう。
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<質問が5回に達した方>
・次の質問(6回目)から、1か月空けてください。
・再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/9/2
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