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リンパ節再発 治療方法

[管理番号:11051]
性別:女性
年齢:65歳
病名:乳癌
症状:リンパ廓清 放射線治療終了
投稿日:2023年4月24日

こんにちは。

65歳です。
質問お願いいたします。

5年前に右乳がん全摘出、ホルモン療法のみ継続してきました。

昨年11月にリンパ節への局所転移があり今年1月末、右腋窩リンパ節廓清施行。
詳細病理
検査結果は以下の通りです。

かかりつけでは放射線、ホルモン療法を提案され放射線の治療は終了しました。

4月にセカンドオピニオンを聞き、抗がん剤を提案されました。
ホルモン陽性だがPgR:0%で
おとなしそうに見えるがそうではない。
今がラストチャンスだと言われました。

根治に向くことが出来るなら時間、方法、費用など出来る限りを尽くしたいと思います。

先生のご意見をお願いいたします。

本来放射線より抗がん剤が優先のようで抗がん剤は手術後6~8週内に開始となってます。

すでにリンパ廓清から8週間経過します。
これからでも抗がん剤は間に合うのでしょうか。

また、抗がん剤を頭皮冷却装置実施医療機関で行えればと考えております。

その場合抗がん剤の開始がもっと先になる事、頭皮冷却装置で抗がん剤の効果に影響はない
のかなどの心配について教えてください。

Ⅰ 2017年11月手術
右多発乳癌
①D領域(5時30分方向) 浸潤性小葉癌
 最大24㎜ f(-), s(-) , ly0 v0 ductal spread(-) EIC(-) comedo(-).
tubule3, variation1, mitosisl(2/10HPF), 組織学的グレードGrade1、免疫染色 
Her2:0. ER:95%以上,  PgR:0%, Ki67(mibl):17% E-cadherin(+)
いずれも乳頭下や乳頭内への進展や浸潤は見られません。
両病変間の連続性はありません
②C領域(10時方向)
非浸潤性乳管癌 篩状型 最大6㎜ f(-), s(-), ly0 v0 ductal spread(-),
EIC(-)comedo(-), tubule2, variation1, mitosisl(7/10HPF), 組織学的グレード
Grade1、免疫染色
  Her2:1+, ER:95%以上, PgR:88% Ki67(mibl):14% E-cadherin(+),
synaptophysin(-)
リンパ節 転移はありません sentinel: 0/1

Ⅱ 2023年1月手術【右腋窩リンパ節廓清施行】

2022年11月、経過観察のCTで右腋窩リンパ節の増大傾向あり。
11月FNAを施行し、転
移性上皮性悪性腫瘍と診断。
右腋窩リンパ節廓清施行
【初見】 リンパ節に浸潤性小葉癌の転移を認めます。

E-cadherin(ー)Her2:0.ER:95%以上, PgR:0%, Ki67(mibl):22%
Level 1 : 3/10, Level 2 : 0/4 Total:3/14

S病院(かかりつけ)治療方針 2023年2月
 1.放射線治療 領域リンパ節への放射線照射 (治療済 3-4月 25回 2グレイ×25)
 2.薬物療法 ベージニオ(分子標的薬(~2年間))+ホルモン療法
 3.ホルモン療法 アリミデックス フェマーラ アロマシン もしくは フェソロデックス

G病院 セカンドオピニオン 2023年4月中旬
1.EC療法 エピルビシン塩酸塩+シクロホスファシド 3週間に1回×4
2.タキソテール療法(ドセタキセル) 3週間に1回×4
3.ベージニオ(分子標的薬) 2年 +ホルモン療法10年又はそれ以上
4. *フェソロデックスはまだとっておいたほうが良い
5.*BRCAも適応になるのでやった検査をやった方が良い 陽性ならリムパーザ1年

ホルモン療法で再発したということは無効だった
(多少抑えられていたかもしれないが) ふつうは2年で出てくるのが5年で出てきている
今回はルミナールⅡBと診断
治るかどうか今回が最後のチャンス マックス最大の治療をやるべき
半年抗がん剤 抗がん剤をやったほうが良い やり方妥協しないほうが良い
オンコタイプもやったほうがよかったが今からではもうできない
Pgrが0% 危険因子→ERが陽性なのでおとなしそうに見えるが実はおとなしくない

初期治療、今フルコースでやるべき
根治はできるのか → 根治をめざす
小葉癌は時間かけてじっくり出てくる、20年かけて出てきた人もいる
10年後ホルモン剤はずっとやったほうが良い 抑えられる

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

かかりつけでは放射線、ホルモン療法を提案され放射線の治療は終了しました。

4月にセカンドオピニオンを聞き、抗がん剤を提案されました。
⇒ガイドラインに最も近いのは…

CDK4/6阻害剤(palbociclib or abemaciclib)+ホルモン療法(letrozole or
Fulvestrant)となります。
♯ これが提案されなかったことが(私には)少々信じがたい話です。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/5/4
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