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肉芽腫性乳腺炎と診断されて経過観察は可能ですか?

[管理番号:11004]
性別:女性
年齢:42
病名:
症状:発赤、腫瘤、痛み
投稿日:2023年3月28日

いま産後3ヶ月で混合で赤ちゃんを育てています。
授乳中短期間で何度も乳腺炎になり、助産師の母乳マッサージを受けております。

乳腺外科にかかるのは2回目で、
1回目は抗生剤が効きましたが、今回の2回目は腫瘤の範囲が広く切開しました。

切開したときに『肉芽腫性乳腺炎』の可能性があるので確定診断のために組織診をさせてくださいとのことで、3回組織を取る音がしました。
今はその診断待ちの状態です。

先生にお伺いしたいのは、
確定で診断が出た場合、すぐにステロイドで治療を始めるべきでしょうか。
これまで何度も乳腺炎にかかりながら、なんとか母乳育児をしてきたので、すぐにやめてしまうことに少しですが抵抗があります。

ステロイドを使うことで、他の組織に悪影響を及ぼすことはないのでしょうか。

そして、肉芽腫性乳腺炎自体が自然治癒するいうことは考えられないのでしょうか。

経過観察は可能でしょうか。

また今回、切開がすでに行われてしまったのですが、これから正しく治療すれば寛解するのでしょうか。

将来的に、取りきれなかった場合、膿が悪性化したりする可能性がありますでしょうか。

(これまでの質問を読んで、肉芽腫性乳腺炎は切ってはいけない、と理解しましたが、いざクリニックの先生にすぐに切ったほうがよいと言われると、分かりました、、としか言えませんでした泣)

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

将来的に、取りきれなかった場合、膿が悪性化したりする可能性がありますでしょうか。
⇒皆さん、よく「癌化」とか「悪性化」という用語を使いたがりますが…

それは完全な「誤り」です。
良性は未来永劫良性だし、癌は最初から癌なのです。
★癌化と言う言葉は、(最初の時点での)誤診を誤魔化すための(医師にとって)都合のいい言葉にすぎません。
★★無論、これが本当に肉芽腫性乳腺炎であれば、それは10000%放置しても
(未来永劫)癌にはなりません(当たり前!)

肉芽腫性乳腺炎が世間一般に、誤った治療(抗生剤とか切開など)をされていることは百も承知です。
ただ肉芽腫性乳腺炎はあくまでも良性疾患(無論癌ではありませんから)なので、誤った治療をされてもいつかは治癒するのです。(それは良性だから)
ただ、誤った治療では治癒までに「長い期間」と「辛い思い(痛みや腫瘤などの)」に覚悟が必要だということです。

つまり質問者に限らず「ステロイドを使いたくない」のであれば、上記覚悟が必要であるということです。(ただ良性だから命に別状はないということです)

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/4/5
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