[管理番号:10942]
性別:女性
年齢:44
病名:乳癌 トリネガ
症状:
投稿日:2023年2月27日
はじめまして。
以前から拝見させていだいておりましたが、今回初めて質問させて頂きます。
2018年左乳癌が見つかり、手術を受け、ルミナールBのT1cN1のステージIIAで術後に、EC4回ドセ4回のケモして、タモキシフェン内服+リュープリン注射のホルモン療法を続けていました。
今回術後4年の画像検診前に、自己チェックで右乳房にしこりみつけ、エコー検査で長径1.3センチくらいの細長い腫瘤とすぐ近くに3ミリの腫瘤もありと、来週MRI予定です。
バイオプシーにて、トリプルネガティブ・MIB-1 20%。
また、40歳以下で乳癌発症し鬼籍した妹がおりますがBRCA陰性です。
主治医より、従来ならオペ+ケモ。
使ってないパクリタクセルで、それ一種類しかできないならゼローダ等の追加も考慮。
しかしトリネガにキートルーダが適応となったから、術前にキートルーダとウィークリーパクリタキセル とカルボプラチンがいいのではないかと。
1、異時性両側乳癌の私にとってのベスト標準治療とは何と考えられますか?
トリネガ・pembrolizumbのコラムを拝見しました。
キートルーダとカルボプラチンの両方を使えるのは、副作用は不安ですが遠隔再発を防ぐことを優先するなら挑戦する価値はあるのかと思っておりますが… 適応対象として再発?原発?というところはグレーなのかもしれませんが。
2.大学等のゲノム治療など自費診療としてありますが、妹以外でも祖父母や父に胃がん・膵癌の既往があり、なんらかの遺伝子異常はあるのかもしれません。
あまり直接治療につながるイメージはないのですが、いかがなものでしょうか。
お忙しいところ申し訳ありませんがアドバイスお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
1、 異時性両側乳癌の私にとってのベスト標準治療とは何と考えられますか?
トリネガ・pembrolizumbのコラムを拝見しました。
キートルーダとカルボプラチンの両方を使えるのは、副作用は不安ですが遠隔再発を防ぐことを優先するなら挑戦する価値はあるのかと思っておりますが…
⇒普通に考えれば…
早期なのだから 手術⇒術後weekly paclitaxelとします。
ただ、患者さん自身がpembrolizumabに伴う有害事象を理解したうえで「強く希望する」ならば術前術後療法としてpembrolizumabを用いたレジメンを行います。
★但し、このレジメンでは必ずanthracycline投与が必要です。(生涯投与量には到達しないので問題ありません)
2.大学等のゲノム治療など自費診療としてありますが、妹以外でも祖父母や父に胃がん・膵癌の既往があり、なんらかの遺伝子異常はあるのかもしれません。
あまり直接治療につながるイメージはないのですが、いかがなものでしょうか。
⇒考えすぎ。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/3/6
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