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浸潤性乳がん・抗がん剤

[管理番号:10896]
性別:女性
年齢:37
病名:浸潤性乳管癌
症状:胸のしこり
投稿日:2023年2月2日

こんにちは。
乳がんと診断されてからこちらの乳がんプラザQ&Aで学びつつ、先生の回答やコラムで元気をいただいています。

2022年暮れに胸のしこりに気づき、乳腺専門のクリニックにて超音波、マンモグラフィ、造影MRI、組織診を行い浸潤性乳がんと診断されました。

場所: 右胸
しこりの大きさ: 13mm
診断: 浸潤性乳がん ステージ1
ER: – (0%)
PR: – (<1%)
HER2: Score 0
Ki-67: 80-90%
TNBC

大学病院へ紹介状をもらい伺ったのですが、術前抗がん剤を強く薦められています。
術前でも術後でも、生存率は変わらない、と言われました。
だったら、しこりが小さなうちに取ってほしいと言ったのですが「標準治療だから」ということでした。
以下の検査があるため、その結果も踏まえて2週間後にまたお話ししましょうとのことでした。

乳腺超音波組織診 – 初診で超音波によるリンパ線の確認をしたところ、通常よりも大きく見えるとのこと心臓超音波 – 術前抗がん剤のため

家族に乳がん経験者がおり、2018年にTNBC診断で術後抗がん剤治療を受けています。
抗がん剤による副作用や、未だに足にしびれがのこっていることから抗がん剤は極力避けるべき、という意見です。
私もできることなら、抗がん剤はやりたくありません。

TNBCでは特に抗がん剤が有効と聞いていますが、たとえ小さな腫瘍であっても、移転がなくても、術後必ずすべきものなのでしょうか。
このQ&Aで先生がよく言われている「TNBCだからと怖がる必要はない」というコメントに少し救われましたが、なにしろ不安でたまりません。

抗がん剤の心配を今するよりも、早く取ってしまいたい気持ちも、もちろんあります。
先生に手術をお願いする場合は、現在どのくらいの期間待つ必要がありそうでしょうか。

ご意見聞かせてください。
よろしくお願いします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

TNBCでは特に抗がん剤が有効と聞いています
⇒誤り。

たとえ小さな腫瘍であっても、移転がなくても、術後必ずすべきものなのでしょうか。
⇒浸潤径が5mm以下ならば不要ですが、それ以上であれば(専門医としては)勧めないわけにはいけません。(但し、最終的にはご本人の意思を尊重すべきものです)

抗がん剤の心配を今するよりも、早く取ってしまいたい気持ちも、もちろんあります。
⇒手術先行で何ら問題ありません。

先生に手術をお願いする場合は、現在どのくらいの期間待つ必要がありそうでしょうか。
⇒1か月程度

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2023/2/11
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