［管理番号:10686］
性別:女性
年齢:５６
病名:左胸浸潤性乳管癌
症状:
投稿日:2022年10月24日

2022年9月に左胸全摘をしました。
術中のセンチネルリンパ節生検では陰性でしたが、術後の病理検査で3個中1個に3mmの癌が見つかりました。
まだ検査結果の詳細は出ていません。
来週の受診時には検査の詳細が出ているとの事で、リンパ節郭清をするか主治医と話すことになっています。
メリット・デメリットを教えてください。

なお、術後半年後頃に2次再建（自家組織）を予定している為、放射線をする場合は
その後になるとの事で、再建までの間はホルモン療法、抗がん剤（オンコタイプDXの結果次第）などの補助療法をしていくとの事です。
リンパ節郭清＋放射線だと、リンパ浮腫の可能性が高くなると聞いたので、郭清せずに済むならと思い相談させて頂きました。
宜しくお願い致します。

左胸浸潤性乳管癌
ホルモン受容体 ER(+),PgR(+)
HER2 陰性
Ki67 low(<10%)
しこり(術前)6mm?(術後)10mm×14mm×35mm

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

センチネルリンパ節の取り扱いについては過去のコラム『今週のコラム　163回目乳癌診療の基本2　腋窩リンパ節の取り扱い　「そりゃ、もう大騒ぎさ　」』で取り挙げているので一度熟読してください。

肉眼的転移があった場合、
１．追加郭清する
２．２個以内なら（追加郭清せずに）放射線で済ます

上記１または２の取り扱いをしている施設が多いと思いますが、
私であれば１としています。

手術のデメリットは「術者による習熟度」によって全く異なる（特に腋窩郭清や再発手術であれば、極めて顕著に）ので、この場でコメントはできません。
ご参考に

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/11/1
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