[管理番号:10654]
性別:女性
年齢:46
病名:悪性浸潤性乳管癌 トリプルネガティブ 離れたリンパ節転移あり
症状:胸のしこり、乳房痛
投稿日:2022年10月12日
先月、しこりを感じ検査したところ、悪性浸潤性乳管癌と診断されました。
・左乳房ABEに18mmの腫瘤
一部胸壁筋層と接しているように見える。
左腋窩リンパ節腫大あり。
・核グレード3、トリプルネガティブ、Ki-67 25.4%
胸側の離れたリンパ節への転移があるそうで、
他臓器への転移はないが、遠隔転移として薬物療法をするだろうと主治医より聞きました。
できる限り情報を集め勉強しているのですが、
他臓器ではなく離れたリンパ節だけに転移という情報があまりなく質問させていただきました。
遠隔転移は薬物療法先行が標準治療であるとは学びましたが、
できれば大元である左胸と左腋窩リンパ節を手術で取った後に、
抗がん剤治療をする方が、少しでも長く生きられる確率が高いように感じるのですが、
先生の見解はいかがでしょうか。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
遠隔転移は薬物療法先行が標準治療であるとは学びましたが、
できれば大元である左胸と左腋窩リンパ節を手術で取った後に、
抗がん剤治療をする方が、少しでも長く生きられる確率が高いように感じるのですが、
先生の見解はいかがでしょうか。
⇒質問者が正しい
そもそも「離れたリンパ節」というのが「何」を指しているのか?
まずは主治医に正確に確認しましょう。
「胸側」との記載から可能性の高い順に
1.胸骨傍リンパ節
2.縦隔リンパ節
となりますが、いずれであれ「life threateningな遠隔転移ではない」のだから、質問者の理解されているように通常通り乳癌の手術を行い、その後に(薬物療法より先に)上記1であれ、2であれ「まずは放射線」⇒(その後)「薬物療法」すべきです。
turning pointとなるので、よく考えて行動しましょう。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/10/20
***