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アメリカ在住 浸潤性乳管がん

[管理番号:10578]
性別:女性
年齢:44歳
病名:浸潤性乳管がん
症状:胸のしこり 0.9 x 0.8 x 0.8 cm
投稿日:2022年9月9日

田澤先生、お世話になります。

私はアメリカに在住で、インターネットでいろいろ調べているうちに田澤先生に行きつきました。

9月6日にcore needle biopsyを受け、浸潤性乳管がんの診断を受けました。

エコー上はサイズは0.9 x 0.8 x 0.8 cm、周りに石灰化が見られる部位があるそうです。

まだ詳しい病理の結果は分かっていないので、どのタイプのがんなのかは分かっていません。
(だいたいあと一週間ぐらいかかるそうです)Extremely dense breastと言われていたのですが、今まで一度もエコーをしたことがなく、エコーをしておけば昨年何か見えていたかもと思う気持ちもありますが、前向きに治療を進めたいと考えています。

現在OncologyとSurgeonを探しているのですが、もし手術の前に化学療法をすることを勧められた場合、
温存を考えていないのであれば、手術を先にしてもらうのがよいでしょうか。
友人で乳がんになった人がおり、彼女は全摘したのですが、先に3か月化学療法をしてから手術になった、と言っていました。
田澤先生の過去のQ&Aを読ませていただく限り、先に手術をした方がよいのでは、と思っていて、oncologyのドクターに会う時にはそのように話したいと思っているのですが、それが正解でしょうか。

また、海外から日本へ一時帰国し、手術を受けるのはあまり現実的ではないでしょうか。
私としては、腕のいい信頼できる医師に手術はお願いしたいと思っているので、手術が医師によって差があるのか、その後の放射線や化学療法などについても、病院によって差があるのかぜひご意見を伺いたいです。

後悔しないように、本格的な治療を始める前に、田澤先生のご意見をぜひ伺いたく思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

現在OncologyとSurgeonを探しているのですが、もし手術の前に化学療法をすることを勧められた場合、
温存を考えていないのであれば、手術を先にしてもらうのがよいでしょうか。

⇒その通り、正しい理解です。

過去のQ&Aを読ませていただく限り、先に手術をした方がよいのでは、と思っていて、oncologyのドクターに会う時にはそのように話したいと思っているのですが、それが正解でしょうか。
⇒是非、そうしましょう。

また、海外から日本へ一時帰国し、手術を受けるのはあまり現実的ではないでしょうか。
⇒つい最近もそのような方がいらっしゃいました。
コロナの厳しい時期ではないので、問題ありません。

私としては、腕のいい信頼できる医師に手術はお願いしたいと思っているので、手術が医師によって差があるのか、その後の放射線や化学療法などについても、病院によって差があるのかぜひご意見を伺いたいです。
⇒手術は差があります。
 放射線は放射線装置による差があります。(通常のリニアックとtomotherapyなど)
 術後補助療法としての化学療法はガイドラインが整備されているので、どこも一緒です。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/9/16
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