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抗がん剤の必要性について

[管理番号:10560]
性別:女性
年齢:43歳
病名:乳癌
症状:
投稿日:2022年9月2日

はじめまして。

友人にこちらのサイトを教えてもらい、質問します。

5月に検査、告知。

6月中は生検、検査待ち(HER2で2、FISHにて陰性)。

7月半ばに手術。
術中のセンチネルにてリンパ廓清になる。

病理の結果、腫瘍は25mm、PT2N1MO、ステージ2b、リンパ節転移は15分の1(4mm)、Ki67は24%、HER2は1(陰性)。

8月末、オンコタイプDXの結果が出る。
スコア8、再発リスク11%。

主治医からは、明らかな抗がん剤上乗せ効果はないが、43歳なので、
経口のTS-1を1年間の後、リュープリン5年とタモキシフェン10年という見解を示されました。

オンコの結果がわかる前にはTC療法(4クール)を提示されていました。

抗がん剤が必要かどうか、お教えいただけると幸いです。

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

大変失礼ですが…
全く「とんでもない」診療と言わざるをえません。(大変失礼な表現、申し訳ありません)

1.まずは、OncotypeDXしたのだから「素直に」その結果に従い「抗がん剤はしない」そのためのOncotypeDXですよ。
2.次に「主治医からは、経口のTS-1を1年間」
 ⇒適応外診療!!!!
 TS-1は「転移再発乳癌」にしか適応はなく、術後補助療法で使用することは絶対に!!!してはいけません。(是非、ネットでTS-1の添付文章を読みましょう)

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/9/10
***

質問者様から 【質問2】

抗がん剤の必要性について*2
性別:女性
年齢:43歳
病名:乳癌
症状:
投稿日:2022年9月10日

先日はご回答いただき、ありがとうございました。

TS-1の添付文章を読みました。

確かに、術後補助療法では適応外でした。

主治医の話のメモを見直したところ、
大鵬製薬の申請中の治験のことをおっしゃっていたかと思います。

HPにありました。
→https://www.taiho.co.jp/release/2022/20220214.html
よく読むと、今回のオンコタイプDXの結果(スコア8、再発リスク11%)と合致しないと感じました。

田澤先生が教えていただいたように、
「オンコタイプDXの結果に素直に従う」ことだと思います。

ただ、40代前半ということで、
20年後30年後の再発率という面では、
オンコの結果のみで判断するに不十分かもしれないという見解について、
どのように考えるのがいいのか。

→患者として、化学療法を強く希望するか?

◎Ki67は24%(術前の数値は30%)HER2は術前はFISH検査まで行った(2-)、
ということから考えると増殖能について考慮すべきか。

◎オーバーになっても、
化学療法を上乗せするメリットとしての「卵巣抑制」に着目するか。

田澤先生は、「20年後30年後の再発率という面では、オンコの結果のみで判断するに不十分かもしれないという見解について」いかがお考えににりますか?

田澤先生から 【回答2】

こんにちは田澤です。

田澤先生が教えていただいたように、
「オンコタイプDXの結果に素直に従う」ことだと思います。

⇒その通りです。

★私の回答は、永遠に変更無いので同じ質問は「厳に」慎んでください

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/9/19
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