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局所再発後(2回)の治療について

[管理番号:10541]
性別:女性
年齢:55歳
病名:乳がん
症状:
投稿日:2022年8月25日

田澤先生はじめまして。

17年に乳がん発覚 その時に右胸にしこりと右わきの下にも
しこりを感じ(触って動かすと動く)針精検したところ乳がんとわかる
術前抗がん剤をすすめられ(抗がん剤の効果がわかるので)
2センチと3センチの大きさのガンが隣同士にあった
FECとアブラキサン4クールずつする
術後病理診断結果
・右乳房全摘(二期再建)
・pt1a(3×3ミリ)
・乳管内進展+
・腫瘍湿潤径3×3
・センチネルリンパ節 していない
・ER陽性3b
・Pg R陽性1
・HER2 陰性(スコア2+)
・ki67 10%
・リンパ管侵襲 乳がん発覚時に手ふれた動く腫瘍
・断端 陰性
・核グレード1
・PN0(0/10)Level1(0/6)Level2(0/4)
術前は3aで抗がん剤後は2a
タモキシフェンをのみはじめる

一度目の局所再発が
18年10月に右胸の最初に癌があったところ
近くに固いしこりを感じ針精研で悪性とでたので局所麻酔でとる
6ミリ 手術の取り忘れと言われた
アリミデックスに変更し飲み始める

2度目の局所再発が
去年の10月にエコーで右胸に影が映る 固くなく平べったい感じの触感針精研するが悪性はでず
様子をみて4月にエコーで大きくなっているとのことで
再建していたシリコンも違和感からとりたかったので同時にとった
7月の術後の結果
・ER陽性3b
・Pg R陽性2
・HER2 陰性
・ki67 40%
・断端陰性
・核グレード3

この治療について主治医からの今後の治療の提案は
①アリミデックスのみ
②フェソロデックス+ベージニオ
③タキサン系 ts-1
最初はどの治療でもよいといわれていました。

私は脱毛のないts-1と思っていましたが
主治医にはベージニオ(最初にリンパ転移があり3a状態だったのと
今回核異形度が3なので)
をすすめられています。

再発転移ではないけれど局所再発しているのは体内も同じ状態が考えられるので
ベージニオ2年ではといわれました。

再発転移ならベージニオの覚悟ができるのですが
ts-1については主治医は次までに調べるという状態でした。

ベージニオをすることで再発を防げるならと思いますが迷っています。

ベージニオかts-1することでどのくらい再発率があがるのか知りたいです。

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

ベージニオかts-1することでどのくらい再発率があがるのか知りたい
⇒無論再発率は「上がる」のではなく「下がる」ことを期待しての治療ですが…

 「何%なのか?」は全く不明です。

局所再発とはいえ、再発治療として考えれば、抗がん剤未治療なので(ご本人が積極的なら)抗がん剤⇒CDK4/6inhibitor+LETROZOLEとなりますが、
遠隔転移(再発)ではないことを考えると、ガイドライン上はCDK4/6inhi
bitor+LETROZOLEが推奨されます。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/9/3
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