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エストロゲン発現率について

[管理番号:10524]
性別:女性
年齢:36
病名:乳がん
症状:しこり
投稿日:2022年8月20日

はじめまして。
がんと告知されてからここで勉強させていただいています。

針生検の結果、
エストロゲン 20%
プロゲステロン 0%
ki67 40%
her2 2+のためfish法で追加検査中

エコーやMRで、腫瘍サイズ12-13ミリ程度(浸潤癌)
エコーやCTでは、7mm程度の扁平なリンパ節が映し出されるも、転移を疑われたり腋窩リンパ節腫大と思われたりようなものはなさそう 

心配で色々勉強していると、田澤先生は「予後はステージで決まり、サブタイプで治療方法が決まる」と一環されて言われています。

他の方の質問で、私と同じ大きさくらいの方に、先生は「2cm以下で腫瘍が小さいのが一番大切だ、十分早期だから予後は良好」と仰っているのをよく見かけます。

しかし、ネットや論文にはサブタイプで再発率や予後を書いているものも多くあるのが現状です。

以下みつけた報告です。

既報
・ER陽性HER2陰性例においてPgR陰性例はPgR陽性例よりも有意に予後不良であった(88.4%vs97.4%)

・2cm以下の小さな癌であっても、11mm以上(pT1c)のルミナールB、トリプルネガティブの予後が悪く、HER2乳がんに至っては6mm以上(pT1b/c)で再発率が上昇する

・ER50%未満の低発現例は、50%以上の高発現例に比べ再発率が高い(乳がん学会2013、吉岡節子)

私はエストロゲンの発現率が低いので、ホルモン療法をしたところで発現率が高い人に比べたら効きめが薄いのではないか、頑張って長期的にホルモン療法しても再発率が低いのではないか、と心配です。

ルミナールbやエストロゲン発現率が低いタイプにはいい報告も自分が調べた範囲では見つかりません。

そこで質問なんですが、
①エストロゲン発現率が低い場合でも、再発率が高いということはありませんか?

②ルミナールbやher2タイプなどは予後が悪いと言っているものもありますが、やはり予後はステージ優先で考えればいいのですか?
素人考えだと、サブタイプで治療法が決まるのであれば、サブタイプやガンの顔つきによってはその効き目が少なく再発率が高いもしくは予後が悪い等の可能性もある気がしますが…。

③her2陽性の場合、ハーセプチンを服用することで予後が倍改善する、と言われていましたが、そもそもハーセプチン服用前の予後(生存率?)はどれくらいだったのですか?
今はそれの倍、助かる人が増えたということでしょうが、もし昔30%とかだったら倍になってもそう高いようには感じません…。

④少なからずこれだけサブタイプ別の予後や再発率等の報告があるということは
(ステージ別の方が報告は多そうなのですが)、なにか理由があるのではないかと思ってしまいます。
乳がんの最新のトピックスとして、サブタイプ別で予後予測をすることが流行りというか傾向としてあるのかな?とか。

サブタイプによって治療法が確立したのはそう昔ではないようですし、5年10年と経過を見るとなると結果が出るのにも時間がかかりますし、データ量としては昔から大切にされているステージ別の予後に比べてまだまだ少なく、サブタイプ別の予後のエビデンスがまだ確率されてない、とか?
これはただの好奇心ですし、俺はステージ優先って言ってるからサブタイプ別に予後を言ってるやつなんて知らないよ、ということであればそれはごもっともだと思うのでお答えできる範囲でいいのですが、なぜステージという予後が確率されているのに、サブタイプ別の予後も研究されているのでしょうか?

たくさん書いてしまって申し訳ありません。

せっかくしこりが小さいうちに発見されたのに、ホルモン受容体の低さやサブタイプによってマイナスな知識しかみつからず、治療を前向きに受ける糧になればと思い質問させていただきました。

是非お返事いただけると幸いです。

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。
私はネットで見つけた情報についてコメントはしません。
余計な情報に惑わされず、きちんとした治療(手術)をして、その病理結果に応じた治療をすることです。
ご参考に

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/8/31
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