[管理番号:10493]
性別:女性
年齢:51歳
病名:乳がん
症状:ジーラスタ接種後の軽い咳
投稿日:2022年8月4日
田澤先生はじめまして。
3/(下旬)に乳がんが分かり5/(中旬)に左胸全摘(再建予定なし)
6/(上旬)の病理は下記となります。
腫瘍の広がり4.8cm(浸潤した部分2.8cm)
リンパ転移数 28/1個
組織学異型度 3
ステージ2b
浸潤がん
ホルモン受容体 陰性
HER2 3+
上記の病理のため、ハイリスク患者に病院から認定。
7/(上旬)よりddAC療法×4回が開始され、8月末より抗HER2薬×18回になる予定です。
ddAC療法の翌日にジーラスタを接種するのですが3日目頃になると筋肉痛のような背部痛と就寝時に横になると軽い咳(少し痰がからむような)が何度かでます。
翌日には治まっていて少し喉に違和感がある程度が2回ともありました。
発熱や息苦しさもありません。
主治医に相談した所、あまり咳の副作用の報告はないとのこと。
薬で肺炎を起こしているか、確率的に低いが肺に遠隔転移してる可能性もあるので
様子を見てCTを撮って見ましょうと言われました。
病院から、ハイリスク患者と認定されていて、なおかつHER2乳がんのため、術後3ヶ月弱で肺への転移は考えられるのでしょうか?
薬による肺炎だった場合、抗HER2薬を含め薬の変更の可能性もあるのでしょうか?
ご回答よろしくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
ddAC療法の翌日にジーラスタを接種するのですが3日目頃になると筋肉痛のような背部痛と就寝時に横になると軽い咳(少し痰がからむような)が何度かでます。
⇒「筋肉痛のような背部痛」はpegfilgrastimによる副作用です。
「軽い咳」は無論転移では無い(肺転移に症状はそもそも無いし、抗がん剤中の症状は転移ではなく「全て薬剤によるもの」と考えるべき)、薬剤による副作用(特定は困難)でしょう。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/8/22
***
質問者様から 【質問2】
抗がん剤延期の再発率
性別:女性
年齢:52
病名:左乳がん
症状:
投稿日:2022年10月13日
田澤先生
前回は、丁寧に質問にお答え頂きましてありがとうございます。
腫瘍の広がり4.8cm(浸潤した部分2.8cm)
リンパ転移数 28/1個
組織学異型度 3
ステージ2b 浸潤がん
ホルモン受容体 陰性
HER2 3+
上記の術後病理結果のためddAC後にドセハーパー2クール目が終わりました。
ddACの頃から貧血が進み、ヘモグロビンが現在7.7しかないため1週ドセハーパーが延期となりました。
主治医より1週間でも抗がん剤が延期になると再発率が上がってしまうので、了承して下さいと言われました。
この場合どれ位再発率が上がってしまうのでしょうか?
それと抗がん剤は、私のようにグレード3で顔つきが悪いタイプほど抗がん剤が効きやすいと言われたり、ネットでも目にする事がありますが、関係あるのでしょうか?
よろしくお願い致します。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは田澤です。
主治医より1週間でも抗がん剤が延期になると再発率が上がってしまうので、了承して下さいと言われました。
この場合どれ位再発率が上がってしまうのでしょうか?
⇒RDI≧85% を目標としましょう。
★RDIについては検索してみてください。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/10/21
***
質問者様から 【質問3】
ハーパー中止について
性別:女性
年齢:52
病名:乳がん
症状:
投稿日:2023年2月3日
田澤先生こんにちは。
いつも丁寧な回答を頂きありがとうございます。
腫瘍の広がり4.8cm(浸潤した部分2.8cm)
リンパ転移数 28/1個
組織学異型度 3
ステージ2b 浸潤がん
ホルモン受容体 陰性
HER2 3+
7月からddAC4クール
9月からドセハーパー4クール
11月末よりハーパー14クールの予定でしたが、心エコーで軽い心不全を
起こしている事が分かり1月中旬頃までハーパー投与が延期されていました。
薬を飲み心不全が改善された為ハーパーを再開しましたが2月初旬の心エコーで、また心不全を起こしていると言われ、また投与延期になり残り13回の完遂は難しいとの診断で、
このまま無治療、経過観察となりそうです。
私のような病理診断でハーパーの他に使用できるお薬は、もうないのでしょうか?
このまま無治療になって大丈夫なのでしょうか?
ご教示の程よろしくお願い致します。
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
私のような病理診断でハーパーの他に使用できるお薬は、もうないのでしょうか?
⇒ありません。
このまま無治療になって大丈夫なのでしょうか?
⇒大丈夫というか…
そもそも再発予防として術後療法でリスクを冒さないのは当然です。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/2/13
***