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ホルモン受容体陽性HER2陰性乳癌に対する術後療法として、内分泌療法にS-1併用することは可能でしょうか?

[管理番号:10477]
性別:女性
年齢:67歳
病名:乳癌術後
症状:
投稿日:2022年7月29日

お世話になっております。
いつも拝見させていただき勉強させていただいております。

 67歳女性。
昨年4月(中旬)日左乳癌の全摘をしました。
病理の結果は、大きさ1.6*1.2cm、ER 90%, PgR 40%, Her2 (+1) 陰性、Grade III

Ki67 30%以上、センチネルリンパ陰性、リンパ、脈管浸潤なしでした。
オンコタイプを提出し、RS 19 で、化学療法の上乗せ効果はほとんどないとの事で、迷いましたが、現在は内分泌療法(フェマーラ内服)のみで経過を見ております。
 
 「POTENT試験の結果、再発リスクの高い場合内分泌療法にS-1を1年間併用することを強く勧める」という結果が出ています。
2月14日大鵬薬品は、適応追加申請をしているようです。
しかし、5月末時点では、S-1は早期乳癌に対しては保険適応外のようです。

 最新の状況は判りませんが、まだ保険適応外なのでしょうか?
 もし保険適応されたとすれば、私のように術後1年以上経過している患者は適応外なのでしょうか?
 組織学的グレードは3なので、適格基準ですが。
 お忙しいところ大変申し訳ありません。

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

TS-1の添付文章を、ご覧ください

(以下、抜粋)

手術不能又は再発乳癌

お解りですか?
無論、術後補助療法に適応はありません!!

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/8/8
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