[管理番号:10464]
性別:女性
年齢:59
病名:乳癌
症状:
投稿日:2022年7月23日
【経緯】
2021年12月 乳がん告知
2022年 1月中旬 左胸全摘腋窩リンパ節郭清
2月中旬 病理結果 腫瘍大きさ 3.5cm リンパ節転移 個数 33個/33個中
核異型度 2度
ER 陽性 15% PgR 陰性 Her2 陰性 脈管侵襲 あり
Ly1(?) Ki67 80%
ER陽性15%ですが、トリプルネガティブに近い癌との事。
3月初旬~抗がん剤治療開始 ddAC 1コース 14日間×4回
5月初旬 間質性肺炎発症 1週間入院 3週間肺炎治療の為抗がん剤治療停止
5月下旬 ウイークリーパクリタキセル×12回 現在8回迄投与
8月中旬 終了予定
4月(上旬)日 腫瘍マーカー CEA-ECLI 5.56 CA15-3 26.1 7月〇日 CEA-ECLI4.58 CA15-3 16.1
治療している病院が、8月~放射線入替の為半年間稼働出来ず他の病院で、放射線を受ける事となります。
近くに1件ありますが、そちらに紹介されると思いますが、評判が良くないのでネットで検索しておりましたら、田澤先生のコラムやQ&Aを拝見させて頂いて、丁寧に説明されて大変参考になりました。
お忙しいと思いますが、放射線治療をお願いしたいのです。
抗がん剤終了後9月以降放射線治療となりますがいかがでしょうか。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
放射線治療をお願いしたいのです。
⇒放射線科外来に「直接」連絡しましょう。
★施設によっては、「放射線治療だけ希望」している場合でも、「その病院の乳腺外科を受診⇒(そこから)院内紹介で放射線科紹介」という方式をとっていますが、江戸川病院の放射線科は「乳腺外科を介さずに」直接、「江戸川病院、放射線科紹介」となっているのです。
★★因みに、薬剤性の間質性肺炎後なので「術後照射のリスクは無視できない」状況なので、(放射線科医と)risk/benefitをよく相談しましょう。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/8/2
***
質問者様から 【結果・経過2】
放射線治療について
性別:女性
年齢:60
病名:乳がん
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]
投稿日:2023年3月29日
回答ありがとうございました。返信遅くなり申し訳ありません。
別の近い病院で無事に放射線25回 江戸川病院同様強度変調放射線治療を受けられて、
そちらの放射線治療に詳しい主治医なので 安心して治療が受けられました。
<Q&A結果>
***
【結果】の送信は、【質問】として扱わないので
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/8/2
(本日から可能です。)
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質問者様から 【質問3】
TS1について
性別:女性
年齢:60
病名:乳癌
症状:
投稿日:2023年3月29日
田澤先生 お忙しい所失礼致します。
2回目の質問させて頂きます。
経緯
2021年12月乳がん告知 2022年1月左胸全摘腋窩リンパ節郭清 2022年2月病理結果 腫瘍の大きさ3.5cm
リンパ節転移33個/33個中 ER陽性15% PgR陰性
Her2陰性 脈管侵襲あり Ly1(ⅲ) Ki67 80%
2022年3月~10月 抗がん剤ddAC14日×4回 weekly
パクリタキセル12回 放射線治療25回 標準治療を
終えて再発予防の為2022年9月~タモキシフェン
(20mg×1錠)2023年3月~TS1(25mg×1日/4錠)
2週間服用1週間の休薬です。
症状
TS1を服用してから、倦怠感、下痢、口内炎、食欲不振など副作用があり、今週から(20mg×1日/4錠)
と減薬したのですが、同様な副作用があります。
タモキシフェンは副作用もなく、日常生活も病気以前同様過ごせましたが、TS1服用から生活のクオリティも下がり不安に過ごしております。
腫瘍マーカー 2023年2月 CEA-EC 3.57 CA15-3 15.4
2023年3月 CEA-EC 4.68 CA15-3 16.3
TS1服用してから上昇しているので、再発防止には必要な薬なのか教えて頂きたいです。
因みに術後1年経過後、BRCA1/2遺伝子検査を受けましたが陰性でした。
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
症状 TS1を服用してから、倦怠感、下痢、口内炎、食欲不振
など副作用があり、今週から(20mg×1日/4錠)
と減薬したのですが、同様な副作用があります。
⇒術後補助療法としては…
有害事象が強く、日常生活が維持できない場合には中止すべきだと思います。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/4/11
***
質問者様から 【質問4】
TS1と再発の可能性
性別:女性
年齢:60
病名:乳癌
症状:
投稿日:2023年4月23日
田澤先生 お忙しいところ失礼致します。
先日はTS1の症状について、ご回答ありがとうございました。
TS1と再発の可能性について3回目の質問させて頂きます。
2クール(1クール2週間服薬の2週間休薬)しましたが腫瘍マーカーTS1服用後上昇、有害事象も強く私の以降で1ヶ月休薬をお願いしました。
腫瘍マーカー 2月 CEA-EC 3.57 CA-15-3 15.4
3月 CEA-EC 4.68 CA-15-3 16.3
4月 CEA-EC 8.08 CA-15-3 18.8
病歴として乳がん以前から、限局性強皮症を患っており 現在抗核抗体 320バイ抗セントロメア抗体が陽性です。
昨年5月にddAC治療後間質性肺炎を患い、現在KL-6 425umlです。
主治医はリンパ節転移が多い、強皮症を患っているなど再発する可能性が高いのでTS1を薦めておりますが,他に治療があるのでしょうか?
腫瘍マーカーが上昇しているのは、TS1の影響か他に再発しているのか、どの治療をしたら良いか、ご回答お願い致します。
田澤先生から 【回答4】
こんにちは。田澤です。
主治医はリンパ節転移が多い、強皮症を患っているなど再発する可能性が高いのでTS1を薦めておりますが,他に治療があるのでしょうか?
腫瘍マーカーが上昇しているのは、TS1の影響か他に再発しているのか、どの治療をしたら良いか、ご回答お願い致します。
⇒CEAの動きを見ている限り(強皮症の影響なのかもしれませんが)一度全身検索をしておくべきでしょう。
その上で再発が無ければTS-1は当然(休薬ではなく)終了とすべきでしょう。
★術後補助療法は、あくまでも「再発予防」なので有害事象が許容範囲を超えてまで継続する物ではないのです。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/5/3
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質問者様から 【結果・経過5(質問3 結果2)】
放射線治療について
性別:女性
年齢:60歳
病名:
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]
投稿日:2023年6月19日
ご回答ありがとうございました。
田澤先生から一度 全身検索のご提案があったので 主治医にお願いして 5月末にPET検査を受けた結果
再発なしでしたので、TS1は終了となりました!
<Q&A結果>
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【結果】の送信は、【質問】として扱わないので
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/5/3
(本日から可能です。)
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