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病理検査について

[管理番号:10460]
性別:女性
年齢:42
病名:乳がん
症状:しこり
投稿日:2022年7月22日

はじめまして。

乳がんと診断され、組織診断やMRI検査などをした後、部分切除手術を受けました。

組織診断ではホルモン陽性、ハーツー陰性、ki67高値のルミナルbでした。
術後の病理検査では、ki67の値の再測定はあったのですが、ホルモンやハーツーについては改めて調べない病院みたいなのですか、組織診断と病理結果が異なることはないのでしょうか。
(例えば、ホルモン陽性が陰性になるとか、ハーツー陰性が陽性になるとか)
また、グレードに関する記載が2種類あるのですが、違いはなんでしょうか?
(Nucleargrade3点(nuclear atypia2点、mitomic
counts3点)というものと、Histologic grade3(tubule formation3、
mitonic counts3)というものの2種類記載があります。
どちらも3なのですが、内容が少し違うので気になります。
通常はどちらを見るのでしょうか?

お忙しいところ、すみません。
ご回答いただけたら嬉しいです。
よろしくお願い致します。

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

術後の病理検査では、ki67の値の再測定はあったのですが、ホルモンやハーツーについては改めて調べない病院みたいなのですか、組織診断と病理結果が異なることはないのでしょうか。
(例えば、ホルモン陽性が陰性になるとか、ハーツー陰性が陽性になるとか)

⇒変わることは「まず」ありません。(当院も含め、針生検と手術標本2回とも測定する施設は無いでしょう)

また、グレードに関する記載が2種類あるのですが、違いはなんでしょうか?(Nucleargrade3点(nuclear atypia2点、mitomic
counts3点)というものと、Histologic grade3(tubule formation3、
mitonic counts3)というものの2種類記載があります。
どちらも3なのですが、内容が少し違うので気になります。
通常はどちらを見るのでしょうか?

⇒前者が「核グレード」、後者が「組織学的」グレードです。
前者です。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/8/2
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