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海外にて。手術不可能で術前抗がん剤治療しか手がないと言われた件について

[管理番号:10398]
性別:女性
年齢:51
病名:High grade invasive carcinoma no special type
症状:左胸の腫瘍経は67mm×48mm リンパ転移1,遠隔転移なし、散発的で鋭い乳房痛あり
投稿日:2022年6月28日

現在、海外在住です。
今年2月に浸潤性左乳ガンとの診断を受けました。

以下は2月当時の診断結果です。
High grade invasive carcinoma no special type FNA of lymph node positive ER/PR positive HER2 FISH negative 52mm mass

海外なのでステージの診断はありませんでしたが、おそらくⅢAに該当すると思います。
PET検査を受けたところ遠隔転移がなかったので、私は手術を希望しました。
ですが、主治医はすでにこの時点で「手術は腫瘍の大きさからして不可能」「AC療法+パクリタキセル/ドセタキセルで縮減させなければ手術はできない」と主張しました。

しかし、自分で触った印象ではありますが、乳首の方に張り付いている感触はあっても、胸壁に固定されている感触はありません。

治療方針に納得がいかず、話し合おうと思った矢先、4月頭に予定されていたミーティングが保険会社とのトラブルが原因でキャンセルされてしまいました。
そこから保険会社との交渉に手間取ったため、しばらく治療に間が空きました。

弁護士を立ててようやく保険会社との交渉がまとまり、治療を再開できたのは5月末。
そこから各種検査をやり直し、状態を確認しなおしたため、また時間がかかってしまいました。

6月に受けたCTの結果→ 腫瘍経は67mm×48mm リンパ転移1,遠隔転移なし

検査を一通り終え、ようやく主治医と話し合いの場が設けられたので、私はそこでやっとどうしても手術を先行したい要望を伝えることができました。

しかし、当初より増大していたこともあり、主治医は「もしAC療法による抗がん剤をやらないのであれば、あなたに残された治療はホルモン療法しかない」と言うばかり。
私のタイプでは副作用に見合う効果を得られない可能性があるのではと尋ねましたが、7割の人が十分な効果を得ているから問題ないと一蹴されました。
納得いかず質問を重ねたところ、受ける気がないのならと化学療法の予約を取り消されてしまい、現在、再び治療難民と化している状態です。

先生への質問は以下の三点です。

・この大きさの浸潤ガンは本当に手術不可能で、抗がん剤しか打つ手はないのでしょうか?
・私のタイプのガンに術前化学療法を行って、副反応に見合うほどの縮減効果を得られるのでしょうか?
・田澤先生なら、このガンにはどのような治療が最適と思われますか?

以上、ご回答いただけますでしょうか。

よろしくお願いいたします。

※ちなみに、保険会社と交渉する間に別の病院にセカンドオピニオンを求めましたが、イギリス出身のそのドクターもやはり主治医と同じように、AC療法+パクリタキセル/ドセタキセル療法を
勧めてきたことを追記しておきます。

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

しかし、自分で触った印象ではありますが、乳首の方に張り付いている感触はあっても、胸壁に固定されている感触はありません。
⇒胸壁固定がないようであれば、残る(手術不能となりうる)問題は「広範囲の皮膚所見」となります。

 腫瘍が、どんなに大きくても(乳腺は)全摘するわけだから、手術不能とはなりません。
 ★あくまでも重要なのは「胸壁固定がない」ことと「広範囲の皮膚所見(赤みなど)がない」ことの2点となります。

・この大きさの浸潤ガンは本当に手術不可能で、抗がん剤しか打つ手はないのでしょうか?
・私のタイプのガンに術前化学療法を行って、副反応に見合うほどの縮減効果を得られるのでしょうか?
・田澤先生なら、このガンにはどのような治療が最適と思われますか?

⇒★の通りです。
 (広範囲の皮膚所見が無ければ)手術先行とします。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/7/6
***

質問者様から 【質問2】

手術不能と言われた件について
性別:女性
年齢:51
病名:High grade invasive carcinoma no special type
症状:左胸の腫瘍経は67mm×48mm リンパ転移1,遠隔転移なし、散発的で鋭い乳房
痛あり
投稿日:2022年7月13日

先日、「海外にて。手術不可能で術前抗がん剤治療しか手がないと言われた件について」というタイトルで質問させていただいた者です。

ご質問の回答がそろいましたので、回答とともに再質問させていただきます

・「広範囲の皮膚所見(赤みなど)がない」→今のところありません。

・「胸壁固定がないこと」→これについて病院側がはっきり回答をしないので、撮影した画像の提示を請求しまし、画像が本日送付されました。
それを見る限り、腫瘍は相当大きいですが、胸壁には浸潤していないように思うのですが、素人ですからはっきりしたことはわかりません。
担当医師は浸潤の有無についてはどうしても回答してくれませんでした。

もし画像を見ていただけるようでしたら、お送りして浸潤の有無を判別していただきたいのですが、見ていただけますでしょうか。

その結果、手術が可能と判断された場合、私はできるだけ早く帰国をし、先生に手術をしていただきたいと思っていますが、それは可能でしょうか。

ご回答よろしくお願いいたします。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは田澤です。

メール内容からは、手術不能な印象ではないですね。

もし画像を見ていただけるようでしたら、お送りして浸潤の有無を判別していただきたいのですが、見ていただけますでしょうか。
⇒大丈夫です。
病院宛てにお送りください。

秘書室にお問合わせください。「秘書室メール」はこちら。

その結果、手術が可能と判断された場合、私はできるだけ早く帰国をし、先生に手術をしていただきたいと思っていますが、それは可能でしょうか。
⇒これも大丈夫です。
メールで全て予定しておいて帰国してもらえばいいでしょう。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/7/21
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