[管理番号:10340]
性別:女性
年齢:59歳
病名:浸潤性乳管癌 ステージ3A
症状:足が痺れてだるく冷たい
投稿日:2022年6月7日
いつも貴重な情報をありがとうございます。
2020年9月に浸潤性乳管癌(ルミナールB)の診断を受け、術前化学療法EC +ドセタキセルを行い腫瘍は縮小(3.7cm→1.7cm)しましたが、石灰化の広がりに変化が無かった為右乳房全摘になりました。
リンパ節転移有りで郭清(術後の報告書にて Level 1 →5/13 Level 2→ 3/3 計8個)、その後、放射線治療25回、現在ホルモン療法(アナストロゾール )で1年経過するところです。
お聞きしたい事はホルモン療法による副作用?、特に足についてです。
乳癌と診断される前から足のだるさや痺れ、腕のだるさ、痺れ、痛みなどがあり整形外科に通院していたのですが、レントゲンなどでは特に問題が見つからないという診断でした。
間も無く乳癌と診断され、痺れの症状を伝えたところ脳の検査(MRI)を紹介され診察を受けましたがこちらも問題は見つかりませんでした。
ホルモン療法(2021年6月から開始)を始めてすぐに膝が痛くなり、脚が筋肉痛のような状態になり、その後、肩の痛みや腕の痛み痺れ、手のひら指先の痺れ、足の痺れ、足裏、足指の痺れ、手足がとても冷たい、身体中ギシギシするような症状が出てきました。
鎮痛剤や消炎剤など試しても効果が見られず、こちらのサイトを検索させて頂いて「ホルモン療法によるエストロゲン欠乏症状」なのかなと思ったのですが、
私の場合特に足首から下の痺れとだるさ、冷たさが強くて困っています。
この症状も「ホルモン療法によるエストロゲン欠乏症状」に該当するでしょうか?
足についてはQ&Aが少なく質問させていただきました。
該当するようでしたら症状は今後身体が慣れて楽になったりするものでしょうか?
また、先生の患者さんでホルモン療法が続けられずやめた方などは多くいらっしゃるでしょうか?
私の場合辞めた場合再発率はどのぐらい上がるでしょうか? どうぞよろしくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
乳癌と診断される前から足のだるさや痺れ、腕のだるさ、痺れ、痛みなどがあり
⇒明らかに「更年期の症状」です。
ご参考に。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/6/18
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質問者様から 【質問2】
Level 3転移の可能性とベージニオ について
性別:女性
年齢:59歳
病名:浸潤性乳管癌 ステージ3A
症状:現時点での再発転移は無い
投稿日:2022年9月1日
前回はご回答頂きましてありがとうございました。
もともとあった更年期の症状にホルモン療法によるエストロゲン欠乏症状がプラスされている状態と理解しました。
他の病気の可能性も考えていたのでモヤモヤが払拭され気持ちが楽になりました。
今回はずっと気になっていたことをお聞きしたく、宜しくお願いいたします。
(管理番号:10531の質問者様の回答を読んで)
私のリンパ節転移は Level 1 →5/13 Level 2→ 3/3 計8個あったのですが、
(Level 2まで郭清 放射線25回 胸壁と鎖骨上窩領域)
気になっていたのはLevel 2→ 3/3という事はその先のLevel 3にも転移があるのではないか?という点です。
術後に担当医が『鎖骨の辺り腫れたりしてないか自分で触ってみておいて』と言ったり『いやいや、、、』と訂正したりで、気になっていました。
その後、あらためてLevel 3は大丈夫か聞いたところ『大丈夫』とは言われていますが、とても不安です。
Level 3は画像上で大きくなったリンパ節が確認されなければ転移はしていないという事でしょうか?
本日診察があり鎖骨のあたりを触診され『腫れてない、大丈夫』と言われたのですが、放射線とホルモン療法で本当に大丈夫でしょうか?
再発転移の可能性大の為か、点滴のポートも入れたままになっています。
ベージニオ が術後補助療法への適応追加になり、luminal(HER2 陰性)リンパ節転移4個以上陽性で私にも適応があると思ったのですが、
副作用が怖くてなかなか言い出せずにいました。
本日思い切って主治医に聞いて見たところ手術が昨年6月だったので保険適応は無いと言われました。
『難しい』とも言っていました。
説明がもやっとして上手く理解できなかったのですが、15ヶ月ほど経過するとそうなるのでしょうか?
宜しくお願い致します。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは田澤です。
本日思い切って主治医に聞いて見たところ手術が昨年6月だったので保険適応は無いと言われました。
『難しい』とも言っていました。
説明がもやっとして上手く理解できなかったのですが、15ヶ月ほど経過するとそうなるのでしょうか?
宜しくお願い致します。
⇒「どの位(術後から)経過してしまったら、術後補助療法としての適応外とみなされるのか?」
これに正解はありません。
ただ、「万が一保険適応外として査定されてしまったら」というリスクが医療機関にはあるので慎重にならざるを得ないのです。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/9/9
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質問者様から 【質問3】
術側では無い方の鎖骨の盛り上がりについて
性別:女性
年齢:60歳
病名:浸潤性乳管癌
症状:術側では無い方の鎖骨の盛り上がり
投稿日:2023年6月26日
いつも解答を頂き大変感謝しております。
アナストロゾールの服用を開始して2年経過しました。
最近、術側では無い方の左の鎖骨が盛り上がって来ている事に気付いたのですが、薬の副作用の可能性はあるでしょうか?リンパ節に触れたり痛かったりはありません。
今の所、骨密度は年齢相応で治療が必要とはなっていません。
右乳房全摘で再建無し、リンパ郭清しています。
浮腫を避ける為左側を下にして寝る事が多いです。
再建していないので骨格のバランスが崩れたのでしょうか?
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
最近、術側では無い方の左の鎖骨が盛り上がって来ている事に気付いたのですが、薬の副作用の可能性はあるでしょうか?
⇒違います。
元々の左右差でしょう。(最近気づいただけだと思いますよ)
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/7/7
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質問者様から 【質問4】
ベージニオ について
性別:女性
年齢:61
病名:浸潤性乳管癌 ホルモン療法中
症状:特にありません
投稿日:2024年09月06日
いつもご回答頂き大変感謝しております。ベージニオについてお聞きしたいのですが、乳がん専門医が、最近のデータでホルモン受容体陽性かつHER2陰性で再発高リスクの術後薬物療法として使用した場合と再発後に使用した場合の生存率に変わりが無かったとライブ配信などで話しておられるのですが、そのようなデータはあるのでしょうか?
私が手術してから半年後にベージニオが術後薬物療法として承認されて私にも適応があるので承認されてから3ヶ月後に主治医に使えるかどうか聞いたのですが、再発した時に使える薬として残しておく等々の話で積極的な治療はされず処方されませんでした。
術後3年経った今でも使用しなかった事でずっとモヤモヤしています。(現時点で再発転移はしておりません。)
田澤先生から 【回答4】
こんにちは。田澤です。
いつもご回答頂き大変感謝しております。ベージニオについてお聞きしたいのですが、乳がん専門医が、最近のデータでホルモン受容体陽性かつHER2陰性で再発高リスクの術後薬物療法として使用した場合と再発後に使用した場合の生存率に変わりが無かったとライブ配信などで話しておられるのですが、そのようなデータはあるのでしょうか?
⇒少数規模のデータはあるのかもしれませんが…
適応が通った臨床試験結果の方が重要です。
私が手術してから半年後にベージニオが術後薬物療法として承認されて私にも適応があるので承認されてから3ヶ月後に主治医に使えるかどうか聞いたのですが、再発した時に使える薬として残しておく等々の話で積極的な治療はされず処方されませんでした。
⇒本来、適応がるのに(そして患者さん側からリクエストされたのに)使用しないのは私からみると、強引に思いますし(その結果に)どこまで責任を持てるのか?
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/9/18
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