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術後の治療について

[管理番号:10307]
性別:女性
年齢:46歳
病名:乳癌
症状:浸潤性乳管癌
投稿日:2022年5月26日

初めまして。

先月(下旬)日に非浸潤乳管癌との診断で左乳房全摘いたしました。

しかし病理の結果で

乳癌病巣数:1病巣
占拠部位:左D区域
浸潤径: T1a(0.3cm)
浸潤径+乳管内進展巣: 4.3×4.5cm
組織型: 乳管内成分優位の浸潤性乳管癌・硬性型
     DCIS成分 solid 壊死あり 石灰沈着あり
核グレード:核異型2,核分裂像1より核グレード1
組織学的グレード:腺管形成3より組織学的グレードⅡ
乳管内伸展:中等度
衛星結節:浸潤巣は3mmと2mmの2個所
組織学的波及度:g
切除断端:陰性 本体の断端陰性、追加の切除材料(7*1cm)に癌は認めない
リンパ管侵襲:Ly0
静脈侵襲:V0
リンパ節転移:NO センチネル0/3
病期:T1NOにてStage1
<免疫組織化学検査>
エストロゲン受容体:score 3b
プロゲステロン受容体 score 1
HER2:score 3
ki67:40-70%(高)

主治医には、この状態であればホルモン治療での対応でよいのではと言われています。

ただ、化学療法および抗HER2療法で、再発防止を選ぶ人もいるともいわれ、悩んでいます。

一般的に、この状態であれば、どちらを選ぶべきか

悩んでいてご相談させていただきました。

ki67が以上に高いのが気になります。

田澤先生どうぞ宜しくお願い致します。

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

浸潤径5mm未満では(抗HER2療法を含む)抗がん剤の適応はありません。

浸潤径3mmであれば(私であれば)「無治療」もしくは「ホルモン療法(ご希望あれば)」とします。
ご参考に。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/6/3
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