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断端陽性の治療について

[管理番号:10175]
性別:女性
年齢:42歳
病名:乳癌
症状:断端陽性
投稿日:2022年3月22日

いつも参考にさせていただいています。
先生の的確な回答にとても心強く思っています。
先生のご意見を伺いたく質問させて頂きます。

大学病院にて乳癌の治療をしています。
トリプルネガティブのステージ1、グレード3、ki67値70%で術前抗癌剤(AC4回、パクリタキセル12回)をして、その後温存手術をうけました。

術後の病理検査は癌細胞は残っていましたが断端陰性との事でその後、放射線科の先生より放射線治療を16回との事でした。
ところが放射線の途中に放射線科の先生から「主治医より切ったところの近くに非浸潤癌の成分があったため追加でブースト照射をするように依頼があったため4回追加になります」との説明があり計20回の放射線治療をしました。

放射線治療終了後の主治医の診察時にその事を伺うと、だから念のため放射線を追加しましたとの事で追加切除等の説明はありませんでした。

確かに非浸潤癌の場合、追加照射で対応することもあると思いますが
トリプルネガティブだし追加切除手術をしなくて良かったのか未だに引っかかります。

追加照射のみで良かったのでしょうか?

よろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

追加照射のみで良かったのでしょうか?
⇒これは誰にも解らないことです。(つまり、最終的に「追加照射のみで乳房内再発せずに済むのか?」は5年もしくは10年しないと答えは出ないからです)

ただ、質問者自身が「強く」望むのであれば「当然」追加切除すべきだと思います。
(もしも乳房内再発した場合に困るのは「その主治医」ではなく「質問者自身」なのだから)
ご参考に

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/3/30
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