[管理番号:10124]
性別:女性
年齢:47歳
病名:乳がん
症状:しこり3センチ、リンパ節転移2箇所
投稿日:2022年3月1日
説明が少ない主治医からの治療法についての質問です。
現在わかっている私の乳がん検査結果
◯HER2陰性、ホルモン受容体陽性のルミナルタイプ(AかBか不明)
◯リンパ節転移2箇所のステージⅡB
◯乳房のしこりの大きさは3センチ程
◯針生検では核グレード1、組織グレード2
◯硬がん
(閉経前です)
主治医からは
「しこりはたぶん小さくならないが、リンパ節転移のがんには効くかも」ということで、
術前抗がん剤(AC4クール→ウィークリーパクリ12週)を言われており、
1回目の抗がん剤開始予定が来週に迫っていて決めかねています。
疑問は以下です。
◯ルミナルタイプのため乳がんのしこりは小さくならないとわかっているのに抗がん剤をやる必要があるのでしょうか?
◯転移だからリンパ節のがんもルミナルタイプだと思うのですが、抗がん剤が効くことはありますか?
◯抗がん剤前に手術すれば病理結果次第ではオンコタイプDXが受けられるのでは?と思ってしまいます。
これを主治医に聞いてみてもいいですか?
◯とは言え、初発での標準治療が再発防止にも有効という話も聞きます。
これが乳がんでもその通りなら抗がん剤をしようとも思っております。
何卒よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
『リンパ節転移があるから術前抗がん剤を勧める』など、全く無意味な話。
術前抗がん剤の適応はあくまでも「小さくして温存手術を可能にしたい場合」です。
医師側の都合「リンパ節郭清が手技的に大変だから」などの理由で術前抗がん剤を勧めるのは誤りです。
上記理由(今のままでは全摘一択だが、術前抗がん剤で小さくして温存手術をしたい)が、質問者にあるのであれば「勿論」術前抗がん剤の適応となります。
ご参考に。