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良性葉状腫瘍と非浸潤性乳管がん

[管理番号:10058]
性別:女性
年齢:53
病名:良性葉状腫瘍の一部に非浸潤性乳管癌
症状:
投稿日:2022年2月3日

昨年12月、右側乳房にしこりを感じ乳腺外来を受診しました。
エコー、マンモ、針生検の結果、葉状腫瘍の可能性が高いと言うことで、1月に腫瘍の摘出手術を受けたのですが、病理検査の結果が、右乳腺検体。
全包理して検討。
検体の中心部に出血を伴う粘液様の変化を示す結節病変を認めた。
病変径は30mm。
病変内には浮腫を伴った紡錐形細胞の増生巣からなる間質組織の増殖巣が認められた。
部分的に葉状腫瘍を示す部分を伴う。
良性の葉状腫瘍と考えるが、病変を覆う乳管上皮の増生が目立った。
乳管上皮化形成と非浸潤性乳管癌の鑑別が難しい。
免疫染色で鑑別しておく。
切除断端は陰性であると記載があり、今日の結果で3センチの良性葉状腫瘍の一部に4ミリの非浸潤性乳管癌がみつかりました。

主治医の話では、放射線治療を3日連続3週、ホルモン剤の内服薬5年間を勧めれましたが、自宅に戻りネット検索していると、本当に必要なのかなと疑問に思い質問させていただきました。
閉経したばかりですが、子宮筋腫があるので定期的に産婦人科でフォローしてもらっています。
ホルモン剤の副作用にも不安を感じています。

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「主治医の話では、放射線治療を3日連続3週、ホルモン剤の内服薬5年間を勧めれました」
⇒??

過剰(すぎる)診療! 馬鹿げている!(失礼)
私だったら、「一秒も迷うことなく」無治療です。
ご参考に。

質問者様から 【質問2 】

良性葉状腫瘍の一部に非浸潤性乳管がん
性別:女性
年齢:53
病名:
症状:
投稿日:2022年2月10日

先日は、ご回答頂きありがとうございました。
頭の整理ができてきたので、いくつか質問させて頂きたいです。

主治医のお話では、葉状腫瘍だけなら良性だったので治療は終わるけれど、一部非浸潤性乳管がんが見つかったので、(放射線治療、ホルモン剤の内服薬投与をやらないと言う方もいるけれど)左乳房を含め再発予防の為に受けられた方が良いかと思いますとのお話でした。

今回の良性葉状腫瘍3センチは、乳がん検診のエコーとマンモを受けてから10ヶ月後に見つかりました。
腫瘍摘出後の病理検査で良性葉状腫瘍の一部に4ミリ非浸潤性乳管癌がみつかり早期発見により摘出できて良かったと言われたのですが

①葉状腫瘍、非浸潤性乳管癌は、それぞれどのくらいの大きさになると、エコー、マンモで発見できるのでしょうか?
私は40歳から、2年ごとに乳がん検診のエコーとマンモを受けていますが一度も指摘されたことがありません。

②術前のCT検査でも、4ミリの非浸潤性乳管癌の指摘はありませんでした。

腫瘍の中にある場合は、発見しずらいのでしょうか。

摘出した以外の箇所にも、ひそんでいるのではないかと心配になってきました。

③葉状腫瘍、非浸潤性乳管癌にホルモン剤内服薬投与は効果がない。

非浸潤性乳管癌温存の場合は放射線治療は標準であるが、私の場合は、非浸潤性乳管癌の摘出ではなく、良性葉状腫瘍摘出の中にあった非浸潤性乳管癌なので放射線、ホルモン剤内服の治療は必要なく、また4ミリは放射線治療の適応範囲ではないという解釈でよろしいでしょうか。

④葉状腫瘍疑いの全身麻酔の手術でした。
術前の説明では腫瘍が正常組織に浸潤していなければ摘出するだけなので乳房の形は崩れないと
言われましたが、マージンについての説明は、術前術後もなく、乳房の形は、手術前とほぼ変わりありません。

マージンなく摘出したのであれば、断端陰性でも今後支障がでてくる可能性はありますでしょうか。

マージンなしの場合でも、放射線治療は必要はありませんでしょうか。

皆様の投稿、田澤先生の回答を読ませて頂き葉状腫瘍の初回手術の大切さ、マージンの必要性を深く感じております。

⑤Q&Aの回答の中で、ごくごくたまに葉状腫瘍を摘出してみたら、非浸潤性がんが併存していた、という超レアなケースがありますというのを読ませてもらいましたが、私のようなケースのことで、心配しなくていいですよということでしょうか。

⑥放射線治療、ホルモン剤内服薬投与の選択をしない場合、今後のフォローは、エコーとマンモはどのくらいの間隔で受ければよろしいでしょうか。

また、これ以外に気をつけることはありますでしょうか。

お忙しいところ、申し訳ありませんが、ご回答よろしくお願い致します。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは田澤です。

私の回答に一切の変更はありません。
無治療です!!

検診は1年に1回で「勿論」OKです。

質問者様から 【質問3】

術後半年のエコーについて
性別:女性
年齢:53
病名:
症状:
投稿日:2022年7月8日

田澤先生、こんにちは。

半年前に質問させて頂き、今は乳がんプラザで勉強させてもらうことが毎日の日課となっています。

先生にご相談させて頂いたあと、主治医に、無治療にしたいと伝えたところ、対側の乳がん予防にもなるので、ホルモン治療だけでもした方がいいと勧められましたが、こちらのQ&Aで、葉状腫瘍、非浸潤にホルモン治療は不用と学びましたので、田澤先生のお言葉に納得して無治療を選びました。

半年前、田澤先生に出会えなかったら、私は、ひとつだけの治療方針を素直に受け入れていました。

本当にありがとうございました。

今回、術後半年後のエコーを受けたさい、気になることがあったので質問させて下さい。

通常、術後のエコーは腫瘍を摘出した側だけなのでしょうか?

エコーをしながら、何もないです、大丈夫ですと言ってもらいましたが、両側ともエコーでみてもらえると思いこんでいたので、セルフチェックでは、気になる箇所はありませんが、対側にまた葉状腫瘍ができていないかの確認ができなかったことに、少々不安を感じております。

次回、半年後(術後一年)にエコーとマンモの予約をしてきましたが、田澤先生の回答にありました、検診は1年に1回で勿論OKは、腫瘍摘出した側のみでいいですよ、と言うことでしょうか?

不安なので、次回は先に両側ともエコーとマンモを受けたいと言おうと思っているのですが、通常の検診は、どんな感じなのでしょうか?

田澤先生の、お時間のあるときに教えて頂ければ嬉しいです。

よろしくお願い致します。

田澤先生から 【回答3】

こんにちは田澤です。

術後の定期検査にスタンダードはありません。(無論、乳癌術後でさえも)その意味で「術側のみ」検診する施設もあるでしょう。

ただ、私自身の常識としては「術後半年のエコー」といえば「両側」となります。
ご参考に。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/7/19
***

質問者様から 【質問4】

正しいエコーの受け方
性別:女性
年齢:54
病名:
症状:
投稿日:2023年7月12日

術後1年半後のエコーを受けてきました。

何も問題ありませんね、と言ってもらったのですが、一つ気になることがあるので、質問させて欲しいです。

田澤先生のお言葉で、自己触診する場合は、必ず寝て乳房を撫でるよように触ると学びました。

腕を上げることにより乳腺が正常にぺたんとなるとの記載を読みましたが、エコーを受けるときにも腕は上げる方が良いのでしょうか?

今回、主治医ではなく違う先生にエコーをしてもらったのですが、触診もエコーも、腕を上げるようにとの言葉はなく、私も、しこりができていないかということに集中してしまい、終わってから、腕を上げてないことに気づきました。

腕を上げる、上げないことによるエコーに、大きな違いはありますか?心配になっています。

次回、半年後に、術後2年目のエコーとマンモの予約をしてきたので、正しいエコーを受けるために注意することを教えて頂きたいです。

よろしくお願いします。

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

腕を上げる、上げないことによるエコーに、大きな違いはありますか?心配になっています。
⇒乳房の個人差もありますが…

通常は乳腺が伸びていないとプローブがスムーズに進まないのでやり難いと思います。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/7/26
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