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リュープリンの必要性と授乳について

[管理番号:10023]
性別:女性
年齢:34
病名:乳癌
症状:
投稿日:2022年1月21日

宜しくお願い致します。

7年前に乳がんに罹患し、現在34歳、ルミナール A 、リンパ節転移2個、ステージ2Aです。

タモキシフェン+リュープリンを3年間で中断して、体外受精、出産、現在授乳中です。
生理は授乳頻度が落ち始めた3か月前に復活しましたが、また頻度を上げたら今月は遅れたりと不安定です。

授乳も1年半ほどしているため、そろそろ断乳して投薬再開しようと思い、主治医に相談したのですが、再開後はタモキシフェンのみでリュープリンはしないと言われました。

術後7年経って再開するエビデンスはないとのことです。
私はできることは全てしたいという思いがあるので、リュープリンを打って欲しいのですが、主治医の方針に反して投薬してもらうのは難しいでしょうか。

またルミナールAの場合は授乳がリスク低下になるという記事を見たため、リュープリンをしないのであれば、まだまだ頻回授乳を続けようかなとも考えております。

頻回授乳で生理を止めるのは再発予防になるでしょうか。

乳癌治療でリュープリンをしたことで 2cmほどの子宮筋腫が偶然消失した過去もあり、エストロゲンが悪さをしがちな 私の体には 生理を止めることが必要な気がしています。

宜しくお願い致します。

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

年齢的にはホルモン療法を継続する場合には、やはりLH-RHagonist併用したいところです。(患者さん側から希望があれば、「尚更」)
授乳が終わったらtamoxifen+LH-RHagonisitでいいと思います。(卒乳を急ぐ必要は全くありません)

質問者様から 【質問2 】

リタモキシフェンとュープリンの併用について
性別:女性
年齢:34
病名:乳癌
症状:
投稿日:2022年3月30日

宜しくお願い致します。

以前に質問番号10023で、リュープリンの必要性についてお聞きした者です。

T1N1M0、ステージ2A、リンパ節転移2個、ルミナールAで、現在、術後7年が経ち、34歳です。
ホルモン治療は3年間で中断し妊娠出産、現在は授乳中で、無治療状態です。
しかし通算でホルモン治療10年はやり切りたいと思っております。

あれから、主治医と、ホルモン治療再開後のタモキシフェンとリュープリンの併用について何度か話しましたが、ホルモン治療中断後のリュープリン再開はエビデンスが無いため論外ですとのことで、かなり私も粘ったのですが「再開するなら、タモキシフェン単剤のみ」この話は終わり。
とハッキリ言われてしまいました。

現在無治療で、授乳を終えてタモキシフェンを飲む気になったらまた来院してくださいと言われているのですが、以前の質問番号10023で田澤先生がおっしゃって下さったように、私もやはりほんの少しでも再発を防げる可能性があるのならと、リュープリンを打ちたい気持ちです。
タモキシフェンのみと言われて、まだ34歳で生理もあるのにと、自分の中で納得することが難しいです。

このようなケースでは、リュープリンを打ってもらうためには、違う病院に移ってするしかないでしょうか。

私は地方住みなのですが、この場合、田澤先生に処方して頂くことは可能なのでしょうか?
その場合は、紹介状が無くとも、診療情報提供依頼でご対応頂くことは可能なのでしょうか?(主治医に言い出し難く…)

リンパ節転移もありましたが、幸いにも術後に子供を授かり、一度きりの人生ですので後悔の無いように治療したいと思っております。

宜しくお願いします。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは田澤です。

このようなケースでは、リュープリンを
打ってもらうためには、違う病院に移ってするしかないでしょうか。

⇒セカンドオピニオンしてみたら?

そうすると「地元で」併用してくれる病院が見つかる可能性はあります。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/4/7
***

質問者様から 【質問3】

タモキシフェンとリュープリンの併用について
性別:女性
年齢:35
病名:乳癌
症状:
投稿日:2022年6月4日

田澤先生、宜しくお願いいたします。

7年前、27歳で右全摘、T1N1M0、ステージ2A、リンパ節転移2個、ki67=10%のルミナールAです。
現在は35歳になりました。
術後にタモキシフェン及びリュープリンを3年間服用。
その後、一旦投薬を中断して妊娠・出産し、現在は子の断乳も完了し、生理も再開し、再度ホルモン治療を始めようと思っております。

主治医は、治療再開後はタモキシフェン単剤で治療する方針ですが、私自身は、リンパ節転移もあり、年齢も若いことから、今後もリュープリンを併用したいという思いでしたが、「一旦中断した後のリュープリンは、エビデンスが無いからしません」と言われました。

そこで、セカンドオピニオンの実施を申し出たのですが、主治医に紹介状を書いて頂けません。
また、主治医に、「知り合いの大学病院の先生にも相談したが、あなたの場合はやはりタモキシフェン単独で、との意見だった」と言われ、だからセカンドオピニオンの必要は無いということでした。

以前から紹介状を書いて欲しいと再三伝えているのですがやはり書いて頂けず、もう四カ月が経過してしましいました。

病院内のケースワーカーさんにも相談したところ、乳腺外科の主治医ではなく、腫瘍内科の先生が、「主治医が紹介状を書いてくれないのであれば、私が書くこともできますが…」と申し出てはくれていますが、
そうするのにも主治医の許可が必要とのことで、大変難しい状況です。

私としては、すぐにでもホルモン治療を再開したいと思っているのです。
また、自分が納得した治療を受けたいという思いが強いです。

以前に田澤先生にご相談させて頂いた際には、私の状況であればリュープリンの併用もアリだというご意見を頂き、ただし、東京の田澤先生のもとを訪れる前に、まずは県内でセカンドオピニオンをしたらどうですか、とご回答して頂いたのですが、それが叶わず、また時間だけが過ぎていくのが大変苦しいです。
現状ですと、主治医に紹介状を書いて頂くことも無理で、また、県内の他の病院にも、事情を話して紹介状無しで診てくれませんかと聞いてみましたが、やはり紹介状が無いと無理ですとのことで、大変困っております。

以前の田澤先生の記事で、提供依頼について拝読したのですが、田澤先生のもとで、紹介状ではなく、診療情報提供依頼でもって、診て頂き、ホルモン治療を受けることは可能でしょうか?これ以上時間を無駄にしたくないという思いと、現在の主治医か怖く、情けなくて申し訳ないのですがこれ以上何度も主治医に言い出せず、ご相談させて頂きました。

何卒、宜しくお願い申し上げます。

田澤先生から 【回答3】

こんにちは田澤です。

セカンドオピニオンは患者さんの当然の権利なので、ご主人にも同席して「強く」言うべきですね。
確かにLH-RHagonistは5年投与が原則で、それ以上のエビデンスはありませんが、質問者は30歳代であり(患者さんからの希望があれば)LH-RHagonist併用は許容されると思います。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/6/18
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