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核グレードについて

[管理番号:10010]
性別:女性
年齢:58歳
病名:乳がん
症状:
投稿日:2022年1月14日

令和3年12月(上旬)日 毎年の定期健診で乳がんと分かる。

前年にも検診を受けていたが、マンモにエコーにも写っていなかった。

令和3年11月の検診でマンモにもエコーにも影があり、生検で18mmの浸潤性乳管がんと分かった。

令和3年12月(下旬)日全摘手術。

病理 浸潤性乳がん、
   浸潤部18mm、
   腋窩リンパ節転移 なし、
   センチネルリンパ節 0/4  
   脈管内侵入 あり、
   核グレード 2と3に〇があります(2と3の中間と言われました)
   エストロゲンレセプター  +90%
   プロゲステロンレセプター +15%
   HER2 2+ (FISH 陰性)
   MIB-1  10%

   Stage 1

治療 閉経しているので 1日アナストロゾール錠1mg となっています。

1年間で18mmの大きさになり、(元々乳腺症があるので、分かりにくかったのかもしれません)

増殖速度が速い事と核グレード3という事が気になります。ネット等では、再発しやすいとか記載されていますので落ち込んでいます。

質問1 田澤先生のご判断では、抗ガン剤治療は必要でしょうか?
  
質問2 核グレード3の人でも、再発していない人はいらっしゃいますか?治癒は期待できますか?

  よろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

私は核グレードは「全く」気になりません。
そうではなく、Ki67=10%が重要であり、ルミナールAとしてanastrozole(商品名 アリミデックス)単独治療を(一瞬も迷うことなく)選択します。
ご参考に。