Site Overlay

抗がん剤治療について

[管理番号:9941]
性別:女性
年齢:57
病名:乳癌
症状:
投稿日:2021年12月12日

初めてご相談させていただきます。

10月に全摘手術をしました。

主治医の先生からは

浸潤径 70mm
脈管侵襲 あり
リンパ節転移 16個中1個
断端 なし
ホルモン感受性 陽性
HER2 陰性
核グレード 1
Ki-67 0%

おとなしいタイプだと言われました。

今後の治療は放射線週5日を2か月
ホルモン治療10年以上

手術前の針生検のAki-67が30~40%であった事と、
糖尿病の持病があることから抗がん剤を追加するのも良いのではと提案されました。

フルタイムで仕事をしており、治療に関して
職場ではあまり協力をもらえない雰囲気なので、
オプションであるならやらないでも良いのではと思うのですが、先生ならどうご判断されますか?
主治医の先生にお聞きしても答えてくれないのですが、
提案をするという事は必要なのでしょうか?

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「オプションであるならやらないでも良いのではと思うのですが、先生ならどうご判断されますか?」
⇒唯一の論点は「(術前CNBでの)Ki67=30-40%と(手術病理での)Ki67=0%との乖離」です。

手術病理での0%という数字は?を付けざるを得ませんが、その数値を信用すれば抗がん剤の上乗せ効果は無いと思います。
主治医が、その乖離についてどう考えているのか?(手術標本の処理の不具合の可能性も考えるべき?)もう一度聞いてみましょう。