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術後抗がん剤 ACTかTCについて

[管理番号:9918]
性別:女性
年齢:37
病名:乳がん
症状:手術完了
投稿日:2021年12月1日

いつも拝見しております。

術後抗がん剤についてお伺いできますでしょうか。

主治医からはACTの半年を強く勧められております。

再発のリスクはこわいのですが、どうしても半年やりきれる自信がなく、どうご判断されるかお伺いできますでしょうか?

浸潤性乳管癌 充実型 〉硬性型
浸潤径 20mm×14mm
広がり 26mm
浸潤癌の組織学波及度 g
Ly0 V0
核グレード NG3
組織学グレード3
ki67 40%
リンパ転移 2/14 最大径 6mm

以上より、主治医からはリンパ転移あり、ki値、グレードがハイリスクのため半年の抗がん剤を勧められてます。

閉経前なのでオンコタイプも意味がないと聞いてますが、出したい気持ちもあります。
ハイリスクと出るだけだと思いますが、
以前のコラムでハイリスクの方も抗がん剤をすればミドルリスクにになるというのもみて、自分にどれだけ抗がん剤の意味があるのか知りたい気持ちもあります。

先生なら抗がん剤をするとしたら何を勧めますか?
また、この状況のオンコタイプは意味ありますでしょうか?

ご教示お願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

ホルモン感受性の表記がありませんが、(メール内容を読む限り)陽性と推測します。
本来OncotypeDXすべきですが(閉経前でも勿論有効ですよ!)
残念ながら、現在OncotypeDXは保険収載を目前にして、その混乱を避けるために「受諾ストップ(少なくとも江戸川病院では)」の状況にあるので、質問者の病院でもオーダーできない状況だと推測します。

OncotypeDXはできないとして、抗がん剤をするのであれば(私であれば)ルミナールタイプの抗がん剤はTC(4クール)としています。
★ルミナールタイプでanthracycline+taxaneを選択する場合はpN2(リンパ節転移4個以上)と(私は)しています。(グレードは無関係)
 ご参考に。