[管理番号:9836]
性別:女性
年齢:45歳
病名:右乳癌
症状:
投稿日:2021年10月25日
今年5月に自己検診にて右乳にしこりを発見し、6月末に右乳癌全適手術を受けました。
7月末からタモキシフェンとリュープリンを投与しています。
浸潤径21×16㎜
腋窩リンパ節転移なし 0/6
血管侵襲なし
リンパ管侵襲なし
核異形度1
組織学的異形度1
ER陽性、PR陽性
HER1+
ki-67:7%
①主治医より、リュープリンはしてもしなくても良いのでご自身で判断してください、と言われました。
その後に薬剤師からの詳しい説明があり、タモキシフェンとダ
ブルで女性ホルモンを阻害しましょう!とのことで、ダブルの作用があるならばと思い、リュープリンを投与することになりました。
私の年齢で、ダブルの作用が働くこともあるのですか?
②手術後の説明で、断端陽性はなかった、と言われましたが、非浸潤部分がとても大きかったようです。
胸壁のすぐ側まで非浸潤部分があったようですが、全部取りきれました、とのことです。
この場合、再発の可能性は低いのですか?
③私の場合、ステージ2ではありますが、
ステージ1と1㎜しか変わらないので、生存率はステージ1を目安にして良いのでしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
「①主治医より、リュープリンはしてもしなくても良いのでご自身で判断してください、と言われました。
その後に薬剤師からの詳しい説明があり、タモキシフェンとダブルで女性ホルモンを阻害しましょう!とのことで、ダブルの作用があるならばと思い、リュープリンを投与することになりました。
私の年齢で、ダブルの作用が働くこともあるのですか?」
⇒臨床試験では「35歳未満」での「併用の有用性」を認めています。
質問者では「併用することによる上乗せ効果」のエビデンスはありません。(当院なら行いません)
「この場合、再発の可能性は低いのですか?」
⇒この場合での「再発」とは「(遠隔転移再発ではなく)局所再発」のことですね?
乳腺を全摘しているのだから、基本的には「それはゼロ」です。
「③私の場合、ステージ2ではありますが、ステージ1と1㎜しか変わらないので、生存率はステージ1を目安にして良いのでしょうか?」
⇒その通りです。