[管理番号:9794]
性別:女性
年齢:50
病名:浸潤性微小乳頭癌+粘液癌
症状:
投稿日:2021年10月12日
この夏に乳癌の可能性が出て以来、江戸川乳がんプラザのHPで患者さんの質問に向き合っていらっしゃる姿を拝見し、まだ杜の都の病院に居てくれたら・・と思っておりました。
お忙しいところ恐縮ですが今後の事についてお伺い出来ればと思っております。
8月末に右乳房全摘をしました。
多発浸潤しており、腫瘍の最大の浸潤径へ23mm
病理検査の結果は、センチネルリンパ節2/2の転移
腋窩リンパ節0/30
ステージ2Bでした。
核グレード1
Ki-67 22.5%
ホルモン受容体は陰性、HER2陽性との診断でした。
現在、EC療法を3週毎に4回、その後ドセタキセル+ハーセプチン+パジェータを3週毎に4回、
その後ハーセプチン+パジェータで3週毎に14回行う事になっています。
浸潤性微小乳頭がは予後があまり良くない癌だと見かけます。
その上、HER2陽性と言うこともあり、今後の再発等に不安を感じています。
現在、提示されている治療を滞りなく終えた場合の再発率、
10年生存できる確率はどのぐらいでしょうか?
また、提示されている治療で大丈夫でしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
「現在、提示されている治療を滞りなく終えた場合の再発率、10年生存できる確率はどのぐらいでしょうか?」
⇒抗HER2療法は再発率を半分にするので 10%前後だと思います。(再発率が10%であれば生存率は90%)
「また、提示されている治療で大丈夫でしょうか?」
⇒ガイドライン通りです。(私も全く同じ提案をします)