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リンパ節郭清について

[管理番号:9772]
性別:女性
年齢:49歳
病名:乳癌her2
症状:
投稿日:2021年10月4日

3月末にher2乳癌でリンパ転移ありと分かり4月から術前抗がん剤治療を開始しました。
10月中旬に手術するのですが術前のエコー診断で画像診断上はリンパ節転移は消失していました。

手術時にセンチネルリンパ生検を行い、リンパ節転移の状況から、センチネルリンパ節に転移なし、ITC転移、ミクロ転移の場合は4個以上のリンパ節サンプリングでリンパ節郭清は行わない。

マクロ転移、センチネルリンパ節が発見出来ない場合、リンパ節郭清を行う。

と主治医の先生から説明がありました。

私のような場合、田澤先生ならリンパ郭清について、どのように判断されますでしょうか?

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「手術時にセンチネルリンパ生検を行い、リンパ節転移の状況から、センチネルリンパ節に転移なし、ITC転移、ミクロ転移の場合は4個以上のリンパ節サンプリングでリンパ節郭清は行わない。」
⇒誤り!

 腋窩郭清はあくまでも「抗がん剤前の状況を基に行う」必要があります。
 質問者の場合には(抗がん剤前には)「リンパ節転移あり」と判断されているのだから当然(抗がん剤で見えにくくなったとしても、無関係に)「腋窩郭清すべき」となります。

「私のような場合、田澤先生ならリンパ郭清について、どのように判断されますでしょうか?」
⇒上記