[管理番号:9770]
性別:女性
年齢:52
病名:乳がん
症状:
投稿日:2021年10月4日
先日、乳がんと診断を受けました。
よろしくお願いします。
ステージ1、温存手術だそうです。
温存手術について質問なのですが、「温存でも全摘でも予後は変わらず、変わるのは局所再発率のみ。」とは、言い換えれば、定期的にきちんと診察を受けていればもし局所再発をしても「全身転移」する前に見つけ出すことが可能である=「非浸潤癌」のうちに見つけられる。
という事でしょうか。
温存で気にすべきは「局所再発」のみであり、その先の全身転移や遠隔転移にまで心配を及ぼすのは取り越し苦労なのでしょうか。
見つけられずに転移してしまった、という事はないのでしょうか。
自分の乳がんの種類を聞いていないのですが、乳管癌、硬癌、小葉癌など、どんな種類でもそれは同じなのでしょうか。
また、温存の場合、取り残しがあると再手術となる場合がある。
とネットに書いてありました。
温存で再手術となる確率は、具体的にどの位なのでしょうか。
ネットで調べても分からないのです。
田澤先生の病院ですとどの位ですか。
参考にさせて頂きたいです。
また、再手術となる乳がんの種類は、例えば「乳管癌は多く硬癌は少ない」などの偏りはありますか。
よろしくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
「換えれば、定期的にきちんと診察を受けていればもし局所再発をしても「全身転移」する前に見つけ出すことが可能である=「非浸潤癌」のうちに見つけられる。
という事でしょうか。」
⇒少々、違います。
例え(浸潤癌としての)局所再発で見つかっても「統計学的に」生存率に有意差が出ないのです。(遠隔転移は初回手術時に潜んでいる癌細胞が原因となる割合が圧倒的に高いということ)
「見つけられずに転移してしまった、という事はないのでしょうか。」
⇒定期的に通院して検査していれば「差はでない」ということです。
「自分の乳がんの種類を聞いていないのですが、乳管癌、硬癌、小葉癌など、どんな種類でもそれは同じなのでしょうか。」
「また、再手術となる乳がんの種類は、例えば「乳管癌は多く硬癌は少ない」などの偏りはありますか。」
⇒その通り。
「温存で再手術となる確率は、具体的にどの位なのでしょうか。」
⇒施設によって異なるので、「当然」不明です。
「田澤先生の病院ですとどの位ですか。
参考にさせて頂きたいです。」
⇒現実に「1%程度」です。